朝一番に高校生U君からライン。 「フクロウみたいな鳥が地面にいるので撮影した」
出会ってその写真を見せてもらう。橙色の目が印象的。ん!これは・・・。先日の騒ぎが頭に残っているので、 トラフズクか?
小さい、コノハズクか?いやこの目ははオオコノハズク。とりあえず現場へ。ピースおおさか横、数年前にニシオジロビタキが越冬した場所。
U君が示す辺りを探すが見当たらない。地面にいたというが・・・。カラスやネコに襲われたなら羽が散乱しているはず。慎重にその付近を探すがまったくその痕跡はない。
無事に逃げ切ったならそれで良かったとなるが、ひと目見たかったとの思いもある。
その周辺を慎重に探す。やがて灌木の根元に動かない姿。目も開けず動かない。やがて鳥カメラマンなどが次々と集まってきて約50人。
数メートルでも動かず目も開けない。
今朝、豊国神社裏で多数のカラスが騒いでいたのでオオタカかと思ったが分からなかったとの情報が次々と。
そしてピースおおさかの辺りまで、カラスが群れが騒ぎ飛んでいたとの情報も次々と。ほとんどの方の話しではオオタカならともかく、カラスの群れの中に、そんな小さな鳥には気付かなかったと言う。
正しい答えは分からないが、カラスに追われていたのはこのオオコノハズクではなかっただろうか。
数十人に取り囲まれていてもまったく動かず目も開けず。通行人が2メートルほど横を通っても反応なし。
保護することを検討する。木の上ならいいが、ここは野良猫のいる場所。人がいる間はいいが、このまま放置するのは危険と判断。
基本は野生生物が襲われていても、それは自然の生態系の中の出来事。人が手出ししてはいけない。
これが能勢の山中なら、カラスに襲われようが、ヘビに襲われようが、イノシシに襲われようが(イノシシが襲うか知らんけど) 人は、関わってはいけない。
しかし、大阪城公園では違う。街に人の出すごみがあって、それを餌にカラスは暮らしている。人の影響で暮らし数を増やしている。自然の生態系からはみ出ている。
また野良ネコも同じ、捨てにくる人、餌をやる人。すべて人。決して自然の生態系の中で生きているのではない。
大阪城公園では、カラスもネコも自然の生き物ではない。人為的なもの。
そんな理由から、30年ほどまえから総合判断して、保護するときはそう行動してきた。
保護する時に逃げるほど回復していれば、それはそれでよかったとなる。一時的なショックから落ち着いたと思えるから。
周りのカメラマンたちに、11時になれば保護すると話す。 発見者のU君にやるよう指示。それも経験のひとつ。
しかし恐々でうまくできず。一気に捕まえないと鳥も興奮し羽も傷つく。代わりの青年が捕獲。S水さん提供の袋に入れる。
これまで種々の傷病鳥を保護したが、オオコノハズクは初めて。U君に天王寺動物園まで持っていくよう依頼。
しばらくしてU君から電話。担当者に変わる。今は傷病鳥の保護指定になっていないので預かれないから他の指定場所に持っていってくれと。
なーにー!! とりあえず預かって、回復させそちらから連絡をとって、現在の指定場所に移せばいい。しかし頑として受け付けない。木で鼻をくくったような対応。
私は激怒した!! 八百屋で魚の相談をしているんじゃない。ボケ!あほ!カス!
動物園は珍しい動物を展示して見せる時代は終わっている。種の保存に値する施設としてのみ存在することを理解していない・・・
あえて対応した担当者の名前は出さないが、次の会議の時には検討するように。
30年近く前から実情は知っている。傷ついたドバトなどが次々持ち込まれ、とても対応できなくなっている。 だから今回も天王寺動物園に持って行ったとは書かないつもりだった。迷惑を掛けないようにしようと配慮していた。
八百屋で魚の相談をしているんじゃない。専門だろ。柔軟な対応ができないのかバカ公務員に激怒した。
これまで指定の動物病院にアオバズク、 トラツグミ、チョウゲンボウ、ツグミ、ハイタカなどなど持ち込んだことがある。
申し訳ないが、基本はイヌやネコなど哺乳類。獣医師として基本の知識はあるが、鳥はまた別。うまくいかず死んでしまったのも多い。
気持ちが落ち込んでやけ酒飲んで。U君には手間を取らせて申し訳ない。家まで持ってきてもらった。
自分が頑張ってみるか!・・・実はこれも法的な問題もある。その上、オオコノハズクは始めて、回復させ放鳥まで自信がない。
そこで、知り合いの日本野鳥会大阪支部の幹事の方に電話。取にきてもらえるところはないだろうかと相談。
いろいろ当たっていただいたようで、
「バードレスキュー協会」=(野生傷病鳥の救護・・・ネットで見て下さい)
ここは元から頭にあったが、いかんせん遠い。確か河内長野市だったか。
ところが、オオコノハズクにとっては何と幸運。今日は野鳥の会の役員会の日で、バードレスキュー協会の理事長が出席されると。
場所は上本町2丁目。そこなら持っていける。箱に入れたオオコノハズクを膝に抱えてタクシーで向かう。
事務所に渡してとりあえず一安心。
バードレスキュー協会で、元気になって山野に放鳥される事を夢みながらまた飲む。
落ち着いたら天王寺動物園の飼育課だったか、バカを思い出して再び腹が立つ。仕事は金を得るためだけではない。
仕事に対する誇りだ。自分が対応したお客、自分が作った製品、自分が育てた。。。それを誇るのが仕事。
そんな人脈も何も無いんか! 八百屋で魚の相談してるんちゃうやろ! 動物園で動物の相談してるんや!
出会ってその写真を見せてもらう。橙色の目が印象的。ん!これは・・・。先日の騒ぎが頭に残っているので、 トラフズクか?
小さい、コノハズクか?いやこの目ははオオコノハズク。とりあえず現場へ。ピースおおさか横、数年前にニシオジロビタキが越冬した場所。
U君が示す辺りを探すが見当たらない。地面にいたというが・・・。カラスやネコに襲われたなら羽が散乱しているはず。慎重にその付近を探すがまったくその痕跡はない。
無事に逃げ切ったならそれで良かったとなるが、ひと目見たかったとの思いもある。
その周辺を慎重に探す。やがて灌木の根元に動かない姿。目も開けず動かない。やがて鳥カメラマンなどが次々と集まってきて約50人。
数メートルでも動かず目も開けない。
今朝、豊国神社裏で多数のカラスが騒いでいたのでオオタカかと思ったが分からなかったとの情報が次々と。
そしてピースおおさかの辺りまで、カラスが群れが騒ぎ飛んでいたとの情報も次々と。ほとんどの方の話しではオオタカならともかく、カラスの群れの中に、そんな小さな鳥には気付かなかったと言う。
正しい答えは分からないが、カラスに追われていたのはこのオオコノハズクではなかっただろうか。
数十人に取り囲まれていてもまったく動かず目も開けず。通行人が2メートルほど横を通っても反応なし。
保護することを検討する。木の上ならいいが、ここは野良猫のいる場所。人がいる間はいいが、このまま放置するのは危険と判断。
基本は野生生物が襲われていても、それは自然の生態系の中の出来事。人が手出ししてはいけない。
これが能勢の山中なら、カラスに襲われようが、ヘビに襲われようが、イノシシに襲われようが(イノシシが襲うか知らんけど) 人は、関わってはいけない。
しかし、大阪城公園では違う。街に人の出すごみがあって、それを餌にカラスは暮らしている。人の影響で暮らし数を増やしている。自然の生態系からはみ出ている。
また野良ネコも同じ、捨てにくる人、餌をやる人。すべて人。決して自然の生態系の中で生きているのではない。
大阪城公園では、カラスもネコも自然の生き物ではない。人為的なもの。
そんな理由から、30年ほどまえから総合判断して、保護するときはそう行動してきた。
保護する時に逃げるほど回復していれば、それはそれでよかったとなる。一時的なショックから落ち着いたと思えるから。
周りのカメラマンたちに、11時になれば保護すると話す。 発見者のU君にやるよう指示。それも経験のひとつ。
しかし恐々でうまくできず。一気に捕まえないと鳥も興奮し羽も傷つく。代わりの青年が捕獲。S水さん提供の袋に入れる。
これまで種々の傷病鳥を保護したが、オオコノハズクは初めて。U君に天王寺動物園まで持っていくよう依頼。
しばらくしてU君から電話。担当者に変わる。今は傷病鳥の保護指定になっていないので預かれないから他の指定場所に持っていってくれと。
なーにー!! とりあえず預かって、回復させそちらから連絡をとって、現在の指定場所に移せばいい。しかし頑として受け付けない。木で鼻をくくったような対応。
私は激怒した!! 八百屋で魚の相談をしているんじゃない。ボケ!あほ!カス!
動物園は珍しい動物を展示して見せる時代は終わっている。種の保存に値する施設としてのみ存在することを理解していない・・・
あえて対応した担当者の名前は出さないが、次の会議の時には検討するように。
30年近く前から実情は知っている。傷ついたドバトなどが次々持ち込まれ、とても対応できなくなっている。 だから今回も天王寺動物園に持って行ったとは書かないつもりだった。迷惑を掛けないようにしようと配慮していた。
八百屋で魚の相談をしているんじゃない。専門だろ。柔軟な対応ができないのかバカ公務員に激怒した。
これまで指定の動物病院にアオバズク、 トラツグミ、チョウゲンボウ、ツグミ、ハイタカなどなど持ち込んだことがある。
申し訳ないが、基本はイヌやネコなど哺乳類。獣医師として基本の知識はあるが、鳥はまた別。うまくいかず死んでしまったのも多い。
気持ちが落ち込んでやけ酒飲んで。U君には手間を取らせて申し訳ない。家まで持ってきてもらった。
自分が頑張ってみるか!・・・実はこれも法的な問題もある。その上、オオコノハズクは始めて、回復させ放鳥まで自信がない。
そこで、知り合いの日本野鳥会大阪支部の幹事の方に電話。取にきてもらえるところはないだろうかと相談。
いろいろ当たっていただいたようで、
「バードレスキュー協会」=(野生傷病鳥の救護・・・ネットで見て下さい)
ここは元から頭にあったが、いかんせん遠い。確か河内長野市だったか。
ところが、オオコノハズクにとっては何と幸運。今日は野鳥の会の役員会の日で、バードレスキュー協会の理事長が出席されると。
場所は上本町2丁目。そこなら持っていける。箱に入れたオオコノハズクを膝に抱えてタクシーで向かう。
事務所に渡してとりあえず一安心。
バードレスキュー協会で、元気になって山野に放鳥される事を夢みながらまた飲む。
落ち着いたら天王寺動物園の飼育課だったか、バカを思い出して再び腹が立つ。仕事は金を得るためだけではない。
仕事に対する誇りだ。自分が対応したお客、自分が作った製品、自分が育てた。。。それを誇るのが仕事。
そんな人脈も何も無いんか! 八百屋で魚の相談してるんちゃうやろ! 動物園で動物の相談してるんや!