秋深まる。今秋の大阪城公園の紅葉はまあまあ。年によって、はっと目を見張るほど鮮やかな紅葉の年もある。
相変わらず夏と同じ服装で出掛けたが、北外堀のカモを数えている時に冷たい風に吹かれ、さすがに寒いと思った。次からは1枚増やさないといけないようだ。
先日のブログで、カラフトムシクイの事を書いた。キマユムシクイの関係で種々調べた結果、カラフトムシクイはかなり珍鳥だと。
そのカラフトムシクイの事で、二人の方からメールをいただいた。一部を紹介。
一人目の方は、福岡市のNさん。
「数年前に都市公園で2月ごろ撮影。高い木の中段あたりに単独で動いている小鳥を見つけて、カラフトムシクイとのこと。
ネットで拡散されてからは、連日公園は人だかりでした(笑)4月ころまで滞在していたと記憶にあります。」
二人目の方は、鶴見緑地のDさん。
「大阪府鳥類目録2016 にカラフトムシクイの観察記録がないとありますが、実は、2016.11.29に鶴見緑地でカラフトムシクイを観察撮影しています。
日本野鳥の会大阪支部の機関紙「むくどり通信」2017.1で大阪府初記録として紹介されています。」
カラフトムシクイは珍鳥で、年齢的に私は一生合えないだろと書いたので、こんな観察もありましたよと連絡していただいた。
ともに町の中の公園で見られている。大阪城公園でも出ないとは言えない。何歳まで大阪城公園に通えるか分からないが、出合うかも知れないということだ。
Nさん、Dさん 観察情報をありがとうございました。こんなメールうれしいねー!勝手に一部紹介させていただきました。
ちょっと前から観察されているバン。元は西外堀、北外堀に移ってまた西外堀。私は一度も見ていない。
私がいないと言って、その後から行った人が見付ける。・・・ん。何故見付けられないのだろう。
確かに年齢とともに探鳥能力の低下は自認している。悲しいが受け入れざるを得ない、
しかし、堀の中の水鳥は比較的見つけやすい。で、今朝は何としても見付けてやろうと覚悟して双眼鏡に手を。
カモのカウントしながら目を凝らす。こんな場所にカモと一緒に浮んでいる奴ではない事は百も承知。でも慎重に。。。やはりいない。
次は、本来の場所。西外堀は石垣の下部に草が茂っている。あいつはこんな場所が好き。草の下に入り込んでいないか、端からゆっくり双眼鏡を動かす。東側、西側、場所を変えて南側。端から端まで、何度も草の下の奥の水面を探す。
心の隅に、今日もだめか・・・ちょっと暗い気持ちが沸いてくる。
その時、発見!!!千貫櫓の下、水面から1メートルほどの草に上がっている。まさか草の上とは。
よく見ると緑の草を食べている。バンってこんなのも食べるのか。
〇 バン 1羽 西外堀の千貫櫓下 成鳥冬羽
〇 オオバン 34羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇 カワセミ 1羽 人工川
〇 オカヨシガモ 12羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
〇 ヨシガモ 11羽 南外堀 ♂8♀3 ヨシガモってやはり美しい。しかもこんなに集まって。越冬してくれないかな。
〇 ヒドリガモ 112羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇 マガモ 4羽 西外堀、内堀
〇 カルガモ 10羽 人工川 カルガモだけになってしまった。人工川には、コガモもマガモもいたのに。
〇 ハシビロガモ 55羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀
〇 コガモ 20羽 南外堀、内堀
〇 ホシハジロ 36羽 南外堀、北外堀
〇 キンクロハジロ 55羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇 ツグミ 8羽 市民の森、沖縄復帰の森、城南地区、飛騨の森ほか。今秋はツグミがやや多い。
〇 シロハラ 1羽 飛騨の森
〇 アオジ 4羽 音楽堂西側上、豊国神社東
〇 ジョウビタキ 3羽 音楽堂西側上、愛の森、天守閣東側配水池
〇 エナガ 9羽 音楽堂西側上、メジロと一緒に
● オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ツグミ、ハクセキレイ、カワウ、アオジ、シジュウカラ、ジョウビタキ、エナガ、メジロ、カワセミ、バン、シロハラ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
◆◆オオバン(2001.11.25・12.5 南外堀)
初記録種を見つけるたびに、この公園をフィールドにしている者しか分からないだろう感動に包まれる。それが、誰にも驚きを与えない普通種であってもだ。
このオオバンにしても、私でなければ一瞥でやり過ごされていただろう。どこにでも生息していて、目にしたバーダーたちが“何だオオバンか”で終わってしまうのがごく普通の反応だからだ。
今までなかった事だが、アオウキクサが南外堀に広がりカモの飛来に変化が出はじめていた。そんな中で一番やぐらの下の石垣に伸びた草木に、身を寄せるようにして休んでいるのを目にしたのが初認だった。
しばらく観察を続けても活発な動きが見られず、落鳥の可能性もあると判断したほどだ。そしてこのことが完全な撮影への意思を鈍らせたことも真実だ。
いつまでもいるだろう、条件の揃った時にゆっくり撮影すればよいと。もう一つ、800ミリにテレコンを使ったことによるブレ対策が不充分だったこともそうだ。
しかしある朝、彼女は(彼は)見られなくなっていた。大阪城公園を後にしたようだ。そうなくなるともう少し早めに手をうっておくべきだったと少し反省もしているが。
相変わらず夏と同じ服装で出掛けたが、北外堀のカモを数えている時に冷たい風に吹かれ、さすがに寒いと思った。次からは1枚増やさないといけないようだ。
先日のブログで、カラフトムシクイの事を書いた。キマユムシクイの関係で種々調べた結果、カラフトムシクイはかなり珍鳥だと。
そのカラフトムシクイの事で、二人の方からメールをいただいた。一部を紹介。
一人目の方は、福岡市のNさん。
「数年前に都市公園で2月ごろ撮影。高い木の中段あたりに単独で動いている小鳥を見つけて、カラフトムシクイとのこと。
ネットで拡散されてからは、連日公園は人だかりでした(笑)4月ころまで滞在していたと記憶にあります。」
二人目の方は、鶴見緑地のDさん。
「大阪府鳥類目録2016 にカラフトムシクイの観察記録がないとありますが、実は、2016.11.29に鶴見緑地でカラフトムシクイを観察撮影しています。
日本野鳥の会大阪支部の機関紙「むくどり通信」2017.1で大阪府初記録として紹介されています。」
カラフトムシクイは珍鳥で、年齢的に私は一生合えないだろと書いたので、こんな観察もありましたよと連絡していただいた。
ともに町の中の公園で見られている。大阪城公園でも出ないとは言えない。何歳まで大阪城公園に通えるか分からないが、出合うかも知れないということだ。
Nさん、Dさん 観察情報をありがとうございました。こんなメールうれしいねー!勝手に一部紹介させていただきました。
ちょっと前から観察されているバン。元は西外堀、北外堀に移ってまた西外堀。私は一度も見ていない。
私がいないと言って、その後から行った人が見付ける。・・・ん。何故見付けられないのだろう。
確かに年齢とともに探鳥能力の低下は自認している。悲しいが受け入れざるを得ない、
しかし、堀の中の水鳥は比較的見つけやすい。で、今朝は何としても見付けてやろうと覚悟して双眼鏡に手を。
カモのカウントしながら目を凝らす。こんな場所にカモと一緒に浮んでいる奴ではない事は百も承知。でも慎重に。。。やはりいない。
次は、本来の場所。西外堀は石垣の下部に草が茂っている。あいつはこんな場所が好き。草の下に入り込んでいないか、端からゆっくり双眼鏡を動かす。東側、西側、場所を変えて南側。端から端まで、何度も草の下の奥の水面を探す。
心の隅に、今日もだめか・・・ちょっと暗い気持ちが沸いてくる。
その時、発見!!!千貫櫓の下、水面から1メートルほどの草に上がっている。まさか草の上とは。
よく見ると緑の草を食べている。バンってこんなのも食べるのか。
〇 バン 1羽 西外堀の千貫櫓下 成鳥冬羽
〇 オオバン 34羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇 カワセミ 1羽 人工川
〇 オカヨシガモ 12羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
〇 ヨシガモ 11羽 南外堀 ♂8♀3 ヨシガモってやはり美しい。しかもこんなに集まって。越冬してくれないかな。
〇 ヒドリガモ 112羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇 マガモ 4羽 西外堀、内堀
〇 カルガモ 10羽 人工川 カルガモだけになってしまった。人工川には、コガモもマガモもいたのに。
〇 ハシビロガモ 55羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀
〇 コガモ 20羽 南外堀、内堀
〇 ホシハジロ 36羽 南外堀、北外堀
〇 キンクロハジロ 55羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇 ツグミ 8羽 市民の森、沖縄復帰の森、城南地区、飛騨の森ほか。今秋はツグミがやや多い。
〇 シロハラ 1羽 飛騨の森
〇 アオジ 4羽 音楽堂西側上、豊国神社東
〇 ジョウビタキ 3羽 音楽堂西側上、愛の森、天守閣東側配水池
〇 エナガ 9羽 音楽堂西側上、メジロと一緒に
● オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ツグミ、ハクセキレイ、カワウ、アオジ、シジュウカラ、ジョウビタキ、エナガ、メジロ、カワセミ、バン、シロハラ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
◆◆オオバン(2001.11.25・12.5 南外堀)
初記録種を見つけるたびに、この公園をフィールドにしている者しか分からないだろう感動に包まれる。それが、誰にも驚きを与えない普通種であってもだ。
このオオバンにしても、私でなければ一瞥でやり過ごされていただろう。どこにでも生息していて、目にしたバーダーたちが“何だオオバンか”で終わってしまうのがごく普通の反応だからだ。
今までなかった事だが、アオウキクサが南外堀に広がりカモの飛来に変化が出はじめていた。そんな中で一番やぐらの下の石垣に伸びた草木に、身を寄せるようにして休んでいるのを目にしたのが初認だった。
しばらく観察を続けても活発な動きが見られず、落鳥の可能性もあると判断したほどだ。そしてこのことが完全な撮影への意思を鈍らせたことも真実だ。
いつまでもいるだろう、条件の揃った時にゆっくり撮影すればよいと。もう一つ、800ミリにテレコンを使ったことによるブレ対策が不充分だったこともそうだ。
しかしある朝、彼女は(彼は)見られなくなっていた。大阪城公園を後にしたようだ。そうなくなるともう少し早めに手をうっておくべきだったと少し反省もしているが。