徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

幻惑の死と使途と夏のレプリカ

2019-03-14 12:25:36 | 本・映画・音楽
3月12日にトータル閲覧ページ数が380万ページに到達しました。これまで10万ページ刻みでご報告と感謝の気持ちをブログに書いてきましたが、10万ページ刻みは細かいと考え、今回はやめてここでのご報告のみにさせて頂きます。1月1日に370万ページに到達したので、2ヶ月ちょっとで10万ページ。皆様に感謝です!



森博嗣ファンにとって周知の事実?
今更のお話なのですが、S&Mシリーズと言えば、
主人公が犀川創平と西之園萌絵。
衝撃のデビュー作「すべてがF」になるから、
続々と発表された森さんの作品はの6作目と7作目で、
面白い試みが行われた。
それが表題の、「幻惑の死と使途」と「夏のレプリカ」。
この2冊は、主人公の西之園萌絵と、
その高校時代の友人簑沢杜萌の2人が、
ほぼ同時期に遭遇する二つの事件がそれぞれの柱になる本。
幻惑の死と使途では西之園萌絵が主となる視点で書かれ、
夏のレプリカでは簑沢杜萌が主となる視点で書かれている。

しかし、基本的に同時進行で起きているため、
幻惑の死と使途は奇数章のみで構成されており、
夏のレプリカは偶数章のみで構成されている。

そこで、昔から、この2冊をクロスオーバーさせて、
交互に章の順番に読むと混乱する、とどこかに書いてあった。
だからどうしてもそれをしたかったので、
今回この2冊を章の順番で読んでいる。
正直結構厚い?本2冊。
常にセカンドバックに入れて移動するのが重かったけれど、
全く混乱もしなかったし、
むしろしっかり時系列で読めるという意味で、
非常にクリアな読書となった。
それぞれの本に、それぞれのエピソードというか、
幻惑の死と使途の例えば5章で語られた話が、
夏のレプリカの6章で語られる?
個々に上げた数字はでたらめであるが、
そういうクロスオーバーは、この本を別々に読むと、
気が付かないかもしれないところが、
順番で読むとさっきのお話が次に出てくるわけで、
実にリーズナブル。

むしろこの読み方で読むべきと思った。

森先生はこの頃が絶頂期?
あとは全て惰性?
そう思える2作です。
さて、今年の目標である年間読書100冊。
今年度、42冊目です。
森 博嗣 幻惑の死と使途 評価は5

さて、今年の目標である年間読書100冊。
今年度、43冊目です。
森 博嗣 夏のレプリカ 評価は5
コメント
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