楽しい日々

ホームページを作ることが 与えてくれた楽しみや 主婦の日々の思わぬ出来事を 聞いて聞いて!  

ダムのイワツバメ

2010-03-14 15:15:12 | むかしばなし
鳳来町にすむ
ふくろうのようなおばあちゃんが 親戚にいる

大きな昔ながらの家で
大きな畑が 家の建物から 川までつづいていて
家を磨き 食事の支度をし おやつの支度をし
朝早くから 働きつづけ 立派な家を維持していた

訪ねたとき
玄関の生け花の見事さに
いつも 涙が零れ落ちた

その伴侶が亡くなられ
葬儀に行った折
偶然行き着いたのが 宇連ダムだった

6月だったろうか

行きかうイワツバメを 眺めながら
姑と時間を潰していた
すると
姑が傍らで 話をはじめた

むかし おじいさんが 村長だったころ
水を引くために このダムの村長さんと
話し合いをしたことが あったと いっとったなー

イワツバメは しきりに飛び交って
子育てまっさかりだった

この
山奥から 田原の平野まで
しっかりとした道筋で 水路をつくり
雨水をためて生活する難儀から
キャベツを毎年全国に出荷するようになった
そうなんだ
大変な灌漑事業をしてきたからこそ
あった 田原の町
いまは 車の生産がおこなわれている


姑の父は学校の先生だった
先生より 実家の畑の仕事が優先だったという

自分の故郷 自分の家を守ることを
大切にされた人が 昔 おられての
しあわせということに なるのだろう 

東栄町の日本カモシカ

2010-03-14 14:57:16 | むかしばなし
もう十年以上もむかっし
東栄町には名古屋大学の研究施設
プラネタリウムと天体望遠鏡のある 宿泊施設があった

そこに キャンプにいけないかと
下見に行ったことがあっる

人通りのすくない でも 施設のおかげか アスファルトの道路を
一路山頂に向かって車を走らせていると

不穏な雰囲気がして 大きな羊か 犬っか

ブレーキをかけてゆっくりすすむと
歩いてくるのは 日本カモシカだった

じーっと見つめあうこと
2分ほどだったろう
思い立ったように
カモシカは 車のガードレールを飛び越えて
去って行った

なぜ
っと考えるに 初心者の君は
山に入るのは 危険だと
しれせてくれたかのようだった。

そのご
東栄町のふもとの 設楽には 何度も宿泊に行ったが
乳岩から ハイクで 山の尾根を歩くハイキングコースでさえ
何度も足がすくみ
当時 少年少女だった 私の子供たちのほうが
ずーっと逞しく おいてきぼりを くらっていた

いまも カモシカは 山で暮らしていてくれているのだろうか

桶ヶ谷沼のうさぎ

2010-03-14 10:21:55 | むかしばなし
もう 十年も前になろうか
小さな子どもたちと
桶が谷沼に遊びにいった

とんぼを見に行くつもりで
沼の周りを歩いていると
突然 列の前に うさぎが あらわれた



美しい姿
 緊張したまなざし
   ほんの 一瞬で 声にもならなかった
でも 長く私に 訴えかけてくる姿

桶が谷沼は今どうなっているのだろう
私が浜松にすんでいたころは
そんな 兔が棲んでいた
トンボのたくさん 飛ぶ沼だった