楽しい日々

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おから

2016-08-25 23:57:38 | 日本文化
時折思い出したように購入する 豆腐のおから。
いつも 思い起こすのは 病気の時隣のおばさんがつくってくれた
おからの炒り煮。
いただいたおからを母といっしょに食べながら 
おばさんは
人間 どうなりましょうやというところまで残念なことがあっても どん底につけば
あとは 良くなる一方なのだから 悲観することはないと
苦労話をしてくれたものだった。

おからの炒り煮。
かならず入っているのが 人参 揚げ サツマイモ 葱 あさり。アサリ入り これがおいしい。
下田の郷土料理なのか 確か栗原さんの料理本にも
おからの料理があり アサリが はいいていたような気がする。

おからは お安いので 若いころ 給料日前の食卓に良く乗った。
きつね色になるまで 少量のごま油でしっかり鍋にはりつくほど から煎りして使うのが好き。
野菜やアサリのだしをよく吸い 独特の香ばしさが加わる。

でも 最近は おいしいものが増えて 少量であきられてしまう。
そこで からいりしたおからを 炒り煮に半分して 残りをお菓子にしてみた。
 
山芋のすりおろしと
同量の 片栗粉や小麦粉を適当に耳たぶくらいに溶いたものと練り合わせ
少量のオリゴ糖と お椀いっぱいにつき 一つまみの塩をいれ まとまるまで混ぜ
揚げてみた。

おからで生地はまとまり この味がついた生地を 
フォークで クッキー一枚ほどの量を 手のひらに掬い
手のひらでの上で フォークの跡をつけて 
手のひらからフォークですくって 揚げ油に入れた。
最近は グレープシードオイル。

あっというまにできて サクサク もっちりして おいしかった。

今度は ずんだ入りとか コウセンいりとか ハトムギ入りとか
山芋の代わりに モロヘイヤとかオクラでしても 
面白いかもしれない。
いや 茄子を刻んで入れても おいしいかもしれない。