今も家庭の中にも 社会の中にも 人としての在り方として
男尊女卑とおもわれる判断や 天皇制を重んじる心は 根付いて気が付かない形で 残っているように思うのです。
私の父は 戦争期の話を私にしてくれたことは 一度もなく 民主国家として教育はどうあるべきかを 真面目にかんがえて 戦後の英語教育を高校教師としてすごしていたようでした。
戦時期 陸軍に所属するも 検閲でなのか理由あって 韓国に人たちと軍隊を共に過ごしたそうです。何が理由か知りません。
それは 母から聞いた話で 家族には 聞いた聞いた繰り返すなといわれる話です。非国民国賊といわれ 上官の靴を なめて磨けと 命令を受けたりしたということを 一度だけ聞いたことがあるのです。
軍医だった父の兄が帰らぬ人となり 父が故郷に帰った時は おまえが帰ってきたのかと 残念がられたとも。
この 戦えずして餓死した国民を忘れ 正義なき理不尽な戦いをしていた事実を
ごまかしてはいけないと おもうのです。
誰しも母の膝に抱かれ 誰しも乳を飲んですごしたことがあるはずで それが継続できない愛のない国に なってはならないはずで。
もう こんな話はしないですむとおもっていましたが
天皇に関する報道を連日して とても不安です。
非国民国賊と称して軍隊で国で何をしでかしてきたのかを 知らなければならない時期にきているのかもしれません。
歴史教育で 韓国の人がうける認識と 日本の認識は すり合わされているのでしょうか。イギリスの植民地支配の責任は どうなっていたのでしょう。
暴言や暴力で政治をしてはいけなくて 粘り強く
理不尽を棚上げして
現実の人々の心の愛を 紡いでいくのが
政治の目的なのではないでしょうか。
天皇の考えていたことを蒸し返すのであれば 国民がどう間違った方向に向かったのかも しっかりもっと蒸し返さねばなりません。
憲法改正を目的に 情報を傾けては 亡くなった天皇万歳と散っていった人の犠牲を 無駄にしてしまいます。
祈るような気持ちで 指導者にお願いしたいのです。
あなたの息子が 渦中にいるとおもって ことを決めていただきたのです。