今日は久しぶりの晴で 庭の草取りをしました。
この草とり 私は楽しいんです。
私の場合 草は徹底的に取れません。大体なんです。
種まきせずに 昨年の花の生き残りが 芽吹くのを待つからです。
夏は コスモスと百日草 マリーゴールド
猛暑は ポーチュラカ
春は 矢車草とビオラ 原種のチューリップ
通年 過ごしている植物もいますがね。
今日も いつものように
ドクダミを取ろうと 50センチの金杭を 地面に刺すと
ミミズが
「何だ。 俺様の住処を壊す奴は、」てな感じで にょっきりでてきます。
でも なぜか 地面にすぐ戻るのです。
草取りが進んで 残るカタバミの茂みを捌いてみると
東の日陰で休んでいた バッタが ビービーっと飛び出したりします。
えー そんなに急に飛び出さずとも ともおもうのです。
汗をかいて 腰をあげると 小指の半分ほどの ちいさな蜥蜴が石ころの上に現れます。
このドラマは 毎回違うんです。
蝶だったり 毛虫だったり
今年 大発生してる 蟻だったり 主人公もいろいろです。
何故 退屈のはずの草取りが好きか 考えてみると
このいい加減さが 好きな理由かもしれません。
狭い庭に 毎年かなり違う草が生え その中に ちゃっかり市民権を得た
定番の花が芽を出し そこに いろんな蝶やてんとう虫やハナムグリなど
いや 燕やセキレイや ヤマガラもやってきます。
おどろきの生き物がやってきてて 飽きることがないんです。
で 込み合った花は 引っ越しさせます。
大きくなりそうな草を引いては アスファルトの上に乾燥させて 枯らし
土と合わせて 地面に返します。
付き合ってほしいバラの花は めかぶの食べ残しや 牛乳やコメの洗い水をあげて 草木灰を時々かけて なすがままの放置庭です。
草取りは 毎回 違うドラマがあって 毎回同じ様に見えて 同じじゃない
戦略に長けた草花に出会えて 驚きます。
これが 草とりの 醍醐味なのです。