オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

2012/11/30-12/01 「1年ぶりの草津温泉」の巻

2012年12月05日 00時00分42秒 | オズマ放浪の旅

 すでにフォトチャンネルで簡易UPしましたが,それなりに日記にします

 「おめーの話に釣り以外期待してないという方はスキップしちゃってください。あくまで日記ですから

 さかのぼって11/29。朝から慌ただしかった。もう繁忙期は過ぎたのに,納品物に不良品が見つかったのだ。自分の指定は間違っていたのかと工場を訊ねてみると,どうやら工場の人為的ミス。幸い,納期になんとかギリギリ間に合うというので全部作り直し。この手配を各方面と調節していると,それだけで15時になってしまった。

 しかしやはり繁忙期ではないのだ。ようやく11/4の振替休日がとれそうだ。2011年同時期には水郷と草津温泉というかなり無理なスケジュールを強行したが,草津は雪が降るという。ならば安全のため,自分のクルマはやめて高速バス「上州湯めぐり号」で行こう

 そして11/29の夕方。帰宅途中に新宿で下車。バスターミナルまで歩く。


ひたすらにこの道を代々木付近まで。

 新宿新南口から徒歩8分は嘘ではなかった。それでも歩いたのは,ネットで購入するのがめんどくさかったから。ガラケーである僕の携帯では文字入力が大変なのである。まさか会社のPCは使えないしねえ...。

 そして残っていた席は,朝8時出発のもの,帰りは13時草津発のものにした。都合24時間草津滞在ができる

 11/30はいつものように起床。ただし,「純と愛」は見ずに出発。さすがに間に合わない...というか,平日の電車は旅行者にはさらにキツイ。コンパクトに荷物をまとめたが,それでも新宿までが遠く感じた。いつもは半分眠っているような感じなのにね。


カッコイイ高速バスです。上里S.A.のみが休憩場所。

 高速バスは,明治通り→新目白通り→関越自動車道で渋川・伊香保I.C.まで行く。ここまではわずか90分。しかし,これからの群馬県内移動に時間がかかるのだ。自分で昨年運転したときも,途中で何回も休憩してしまったほどだから,高速バスの運転手さんの見事な「峠テクニック」にはつくづく感激したっす


そして草津バスターミナル着。
12時到着。タクシーで東京まで7万円近く,だそうです。

 最寄り駅の長野原駅まで5000円かかるんですね...。やはり草津は高原です。だからベルツ博士が宣伝してくれたのだろうけど


やはり湯畑は見ているだけで気持ちがいい。このお湯が巡り巡って宿に・共同浴場に。


お昼はなめこそば。ま,こんなものでしょう。

 チェックイン16時までは,とにあく共同浴場めぐり。昨年来ているけど,意外と入ってないところもあるはず。なので,昨年もらった地図をもとにテクテク歩きます。


千代の湯。ここは比較的緩い感じだった。

 「緩い」というのは温泉の温度のこと。「源泉かけながし」はとてもいいのだが,秘境めいた,あまり有名でないところに行くとこれが「きつくて」入れない 実に46℃はあるというから,実際10秒ぐらいしか入れなかった。共同浴場めぐりの肝は,「まずは有名ドコロ」で体を慣らす,というところだろうか。


自民党候補者の来ない草津。
内需拡大で尽力しない,らしい。

 この話題は旅館の仲居さんから聞いたもの。

 つまりは,古くは中曽根,福田赳夫,小渕,小渕優子などがこの選挙区から出ているらしいのだが,誰として草津に演説に来たことがないという。

 口先ばかりの内需拡大を喧伝する自民党らしいと思う。草津ほどの観光地にこないなんて有権者をバカにしているにもほどがある。もっとも,他の候補も来ないらしいが。みんな温泉が嫌いなのか 草津を盛り上げたくないのか ここが盛り上がらないとどこだって盛り上がらないんじゃないの 湯治が本格的に復活すれば医療費削減になるだろうし,温泉,もっと見直そうよ 


怒りは足湯で冷ませ。


地蔵の湯。ここも緩めで入りやすい。

 4箇所ほど共同浴場をめぐると15時すぎ。もう暑くてタマラン。Tシャツになって歩いていると心地良いぐらい


復興中の源泉。300年前ぐらいのものだとか。

 そして,前回きたときに素通りしていたというか,疲れて来れなかったお寺に参拝


やはり薬師如来さん。
草津にピッタリだ。

 なんでもここの仏像は,その出自を知られるのに数百年かかったという。だから,逆に大器晩成のホトケさんとして親しまれているとのこと


お寺から湯畑を見る。昨年にはない構図ですね。


こりずに「白旗の湯」へ。湯畑正面なのでオススメ。

 ここでは地元の方ととくにいろいろお話ができた。正しい草津温泉入浴法など,それはためになった。しかし,46℃の湯を頭からザブザブかけるというのはできなかった。「きつくて」これはもう限界,とさすがにギブアップ

 そして今回のお宿・日新館へ。


歓迎の印。さすがに歴史が違う。


こういう感じです。静かでいいですよ。ゴルゴ13も揃っているし。


やはり温泉は和室ですなあ。

 ここでは女将さんに,平日のお客が僕を含めて2名だったというのもあり,いろいろとお話していただけた。昨年の震災後はやはりキャンセルの嵐で大変だったらしい。草津自体が「草津白根山=活火山≒地震」はたらきでできている温泉なのに,まあ,さすがに風評被害だと思います。

 とにかくご飯も美味しくて,いつになく酒を飲んでしまった

 12/1は珍しく8時前まで寝てしまっていた。もっとも,夜中に起き出して入浴したんですけどね。もう全身草津にしようかと思って。

 宿の見送りも丁寧で,また来たいと思わせてくれるおもてなしに感激。オススメします


12/1は熱の湯で観劇。

 「草津よいとこ一度はおいで」...の草津節で,お湯を回す(ひねる?)女将さんたちの動きの素晴らしいこと。いまでも,千代の湯で「時間湯」が体験できるらしいですよ。


プロは体軸がぶれない。


お客さんがやるとメタメタ。やはりいかなる道にもプロあり。


温泉で体が柔らかいのか,優雅な踊りでした。


ザバーンとお湯を返すのもカッコイイ。
素人ができる技ではないけど。

 そして最後の仕上げは,日新館でもらった「大滝の湯」優待券。行ってみようか。おみやげも買っておきたいしね。


ここも効いたなあ。いやもう体中に。


そして仕上げは牛乳。
腰に手をあてて一気に飲む!

 温泉まんじゅうはかなり吟味して,湯畑近くで購入。クリが入っているタイプで,まあこれがうんまいわけで。素朴でありながら家族にもっとも喜ばれるものでしたね

 総括すると,自分の体力・クルマでは,夏はともかく冬に来ることは困難(面倒)。高速バスでも片道4時間かかるけど,やはり草津ですよ。蔵王とか箱根とか,まあいろいろ行っていますが,街全体の雰囲気が好きですね。湯畑がその象徴かな。PH2という強酸性のお風呂のおかげで,石鹸要らずというのもいいです。僕は水虫があるのですが,地元の方がいうには1週間もすれば治るとのこと。

 ほんと,最後の最後,からだがヤバクなったら湯治したい。体の緊張が緩めばココロも緩む。緩めば血流よくなる。つまりは鬱病だろうがなんだろうが治るという理屈になる。まあ,これは僕が考えた湯治の本質のあてずっぽうですが....。

 では,「ぐぐっとぐんま」