結論はこの「クラッチカムベアリング」がほとんど。
何度か記事にしてきましたが,ダイワの「シュルシュル」音はこの46番ベアリング「クラッチカムベアリング」の「潤滑不足」によることがほとんどでしょう。
もちろん,他の通常メンテナンスはしっかりやっているという前提です。
たしか7月に自分もSTEEZをOHしましたが,そのうち1台だけなぜか「シュルシュル」音がするというのが9月に入ってから顕著になっていました。
そこで,再度分解してフルOHしました(さらに,9/25に水没させたので9/28にもまたOHです)。
異音解消。ベアリングにグリス圧入しました。あとは,一部部品の向きが違ってました。
STEEZは,非常にワッシャやカラーが多くてOH初心者には向かないリールです。何度も書いてますが,07メタマグは15分でOHできたのに,STEEZは最短で45分ぐらいです。
さらに9/25の水没では,やはりベアリングからグリスが抜けて異音が発生。もうこれでもかとグリス圧入です(洗浄もさすがにしましたが)。クラッチカムベアリングから乳液のようにとろけて来たらダメですね。
クラッチカムベアリングは非常に負荷のかかるベアリングなのでグリス必須です。絶対にオイルではダメです。すぐに揮発します。揮発しなくても潤滑不足になります。何台・何十回も試したので事実です。
前回のOHでわかったのは,ベアリングカラーの「向き」が逆になっていたことです。自己責任だからしょうがないのですが,思い当たる節があったのでカラーの向きを直したらあっという間に元通りです。クラッチカムベアリングにもカラー(上の47番ネ)があるんですよ。
それにしても,もう何十回もバラシているからメーカーOHに出すこともないでしょうが,ベイトだけはなんとかなっているのに,スピニングだけは相変わらず手つかず
まあ,これで不安解消したのでしばらく行けるでしょう。真冬のチニングがいまから楽しみだったりしますしね。