オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【サンヨーナイロンGTR】使い分けの提唱。

2017年05月13日 12時22分19秒 | オズマのバスタックル

 oiさんからリクエストがあったので記事にする。いや,ネタ切れなのにヒントをくださったので助かる話である

 サンヨーナイロンGTR。いうまでもなく,村田基プロデュースである。したがって,村田基フアンなのかそうでないのかで意見が分かれてしまうことが昔から続いている。

 しかし,合理的に考えれば「よいものはよい」ので積極的に使う方が楽しい

 そしてこの写真が,それぞれのラインの特性を現している。

 まずはウルトラGTR。これがとにかくずばぬけて「スレに強い」。八郎潟・水郷・新川などのマッディウオーターで最強だ。

 こう書くと「スレに強いといっても,フロロより弱いでしょ」という人が多い。しかし,フロロは「縦繊維」なので,「3層構造」のGTRにはかなわない。

 そう,普通のナイロンは「モノフィラメント」,つまり単一構造である。これに「特殊加工」をしているに過ぎない。しかし,GTRは「特殊耐摩耗原糸」「直線強力補強」「耐UV・耐水」という構造でつくられている(はずだ)。スーパーGTRの発売は1999年と記憶しているが,そのときのパッケージに「3層構造」が書かれていたのだ。

 では,スーパーGTRとウルトラGTRの違いは何か。それは「柔らかさ」である。

 簡単にいえば,「スピナベ,ワーム」などにウルトラ,「クランク,バイブ」などにスーパーという使い分けが考えられる。だが,実はそれほど大差ない。好みで十分である

 N-Specは,スーパーの「クリア」バージョン。ただし,単なるクリアでなく蛍光色。非常に見やすく扱いやすい。HMは「ミディアムハード」の通りやや硬め。ともに,スーパーGTRとほぼ同じ耐久性である。

 バスプロが行う釣りのほとんどはボートから,つまりポイントまでの距離が短い。そうなると,ラインが細くても大丈夫だし,フロロの沈みやすさも意味がある。

 だが,マッディウオーターのオカッパリでは,ポイント直撃ができないことがほとんどだ。なにより「何が沈んでいるかわからない」ところばかり。

 ヒロ内藤も20LBばかりを使っているが,いつも抜群の釣果を上げている。また,細いラインは「クリアウオーター,強い流れ」があれば意味があるが(とくにフロロの沈みやすさはワームのときに扱いやすい),マッディウオーターではあまり意味がないと言える。

 僕は,マッディーウオーターでは20LBを多用する。すると,ラインの伸びがほとんどなくなるのでワームをやっても感度がある。なにより太いので根掛かり回収は相当の割合になる。
 
 4/29に新川で49cmをごぼう抜きしたのはマグレではない(釣れたのはマグレだが...)。まったく不安がないから20LBを使うのだ。なにより,ハードルアーに限って言えば「ある理由」で糸の太さが相殺される。

 詳しくはサンヨーナイロンのHPを見てほしい。また,潮来に行って村田さんの話を聞くのもいいだろう。

 以上,ご参考までに。


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