ダウンショットリグ
これ自体は,1999年頃から始めた。当初はマスバリでフロロ4LB。専用ロッド(ダイワやダイコーやら)を購入して,これでもかと水郷で釣りきった。普通のリグで出家するのに20匹釣るなんていうこともできたものである。
あれから20年以上が経過しても,いまだ一線のリグ。もう,「破壊力」のようなものは感じないが,激流でなければ試してみることにしている。
メトロリバーに移籍してからというもの,近所に釣具屋がロクになくなった関係もあり,使うフックはベリーで売っているものばかり。
そんな印象で使い始めた「TNSオフセット」である。正直,「よくもなくわるくもなく」という実感もある。
しかし冷静に,たとえばHPシャッドテールやスイングインパクトなどに幅広くセットできて,かつ安定してルアーをスイミングさせることができるフックは,意外と多くない。
フックのバランス,価格,安定供給。その意味でTNSオフセットには感謝している。なによりサイズ展開が細かいのが嬉しい。
それにしても,フックメーカーもこの30年で大きく様変わりした。
自身,「がまかつWORM34」に始まったオフセットフックの歴史。以降,カツイチ(デコイ)などから発売されるも,テキサスリグでの使用が多かったためか,たとえば#2などというサイズは使わなかった。
マスバリでダウンショットを始めて「根掛りばかりでもう嫌だ」と止めたこともある。しかし,所変わればリグ変わる すなわち,メトロリバーにおいては必須のリグになっている。
そういえば,HPシャッドテールとスイングインパクトでは「ナチュラルかアピールか」で使い分けている。HPシャッドテールの方が身震いするような動きなのに対し,スイングインパクトは「ブリブリ」泳いでいく。
ホント,ルアーフィッシングはこうしてカラーやら種類を変えることで劇的に反応が変わることが楽しいし,ときに「知らない釣り方」があってそれを試して結果が出ると,もう虜になってしまう。
まだまだバス釣りにおいて「極めた」なんていえないな。そのくらい,まだまだ楽しいってことだけなんだけど。