そもそも「バスフィッシング」は,自分が知っている1988年頃からしばらくタモ網を使う文化はなかったはず
当時のJBTAトーナメント,河口湖でも今江プロが「ヨッシャー」と,ナイロン4LB・キャロで大石沖で抜き上げているし(『ザ・シークレット』)。まあ,25UPのバスだけど。
いつからトーナメントでタモ網OKになったのかがわからないけど,村田基さんなんか細いライン使わないから,かならず抜き上げだよね。もしくはハンドランディング。
自分は,単に重くなって面倒くさい以上に「タモ網の気配」を感じられると思ってます。マジメに
超クリアが基本のメトロリバー。真夏なんかバスがよく見える。そして一発で見切られる。タモ網持ってると「あいつ,絶対危ないアミ野郎だ」なんて会話が魚同士でされてます(魚が会話するって話は本当)
だから,自分は1匹釣ったら,できるだけ下流でリリースすることがありました。ああ,ロマンポイントだったりギャンブルポイントのやり方でしかないけど。混雑しているところではできませんねえ。
そして,一平じいちゃん。
姿を見ないのにじたばたするなって言ってます。まったくです。リールなんてない延べ竿の場合,とにかく引き込まれるから「竿を立てる」という動作だけで耐えるわけですね。
そうそう,スピニングで突っ込まれると「ゼロ釣法」という磯釣りの技を応用しますが,この前は他人のバスでも証明できた。3LBラインでテトラの穴に突っ込まれたら「ラインフリー」にするって隣でアドバイス。とにかくラインテンションを抜く。しばらくすると,魚が向きを変えるので,そこから少しづつファイトの連続。
この釣法を身に付けたと実感したのは,75cmのナマズを「ゼロ釣法」で釣ったから。その日はナマズ3本,全部4LBフロロで勝負できた。四角いテトラだったけど,全部キャッチできた。
まあ,そんなことがあるのでタモ網はやっぱり持参しないようにしようかと。
それにしても,やっぱり一平じいちゃんだなあ。