オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【夫婦別姓問題】家制度を否定しながら,自分の都合のよいように家制度を使うのはいかがか?

2015年12月16日 22時39分05秒 | オズマの考える政治・経済問題

夫婦同姓規定は「合憲」、原告の請求退ける 最高裁判決

 まず,この判決を支持する。

 僕の姉にこの前会ったら,結婚してから,「前の姓が使いたい」と屁理屈を述べていた。

 しかし,僕から言わせると「家制度を否定しながらも,自分の都合のよい限りは家制度を使いたい」という,わがままなものだと姉には批判した。

 つまり,「自分の都合としては」自分の旧姓にこだわる(この時点で家制度にこだわっている)。しかしながら,相手の家族になったのだから,それ家だ,財産相続だなどいう話題をする(これは僕の姉ではないが,この話題が非常に多い)。

 家制度は,現行憲法下では廃止された。しかし,歴史的風習として根を張っている。何も地方部だけではない。都市部でも「どこそこのお嫁さんは...どこそこのお婿さんは...」という話は枚挙に暇がない。

 つまり,判決は,こうした根強い風習をわきまえたものである。

 つい最近,『大世界史』を紹介したが,歴史に学ぶということはこういうことだ。

 理屈や理論で割り切れないものがある。あらゆるものに神仏が宿ると考える「アミニズム」が他国で理解されないのと同様に,家制度は法律上消えても,事実上残っているのだ。この歴史上の通念を判決は支持するものだ。

 そういえば,著名人や仕事関係では,女性が結婚されても旧姓を使い続けている人も多いことを知っている。

 要するに,旧姓をペンネームとして使っている。

 それで満足できないのだろうか。

 そもそも,日本のこの重い風習を知って結婚しているのに,おかしな話だと思う。

 制度を,都合よく,自分が相続問題・親権問題になったときだけ利用しようなど,まったくもって言語道断。

 なお,僕は別に自分の姓にこだわっていない。もう「オズマ」と呼ばれることの方が多くなってしまったから....。

 オズマ。これは,ハンドルネームである。けして本名ではない(笑)。


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