メトロリバー攻略のためいままでバズベイト・スピナーベイトを投入するも,基本的に激流のためまったく使い物にならなかった。
そこでふと思い立った。
流速に負けないスピナーベイト。もしくは流速を活かせるスピナーベイト。他のハードルアーでは不安になる根掛かりを極力回避できる点で,スピナーベイト戦略は,メトロリバーにおいて未開拓であった。
そこで思い出したのがO.S.P.タイフーン。水郷時代に何度か使ったが,実はその威力を十分に発揮できなかった。
もちろん,8番ウィローのビッグスピナーベイトで釣ったことなどいくらでもある。釣れればまずは40UPだった。
現代の日本において,ハードルアーでもっとも人気がないのがスピナーベイトという気がしてならない。
実店鋪での在庫不足。新商品投入の少なさ。まあ,メーカーからしたら「根掛かりが少ない」点で「売れない」になるから旨味が少ないのだろうけど。
YouTubeで見ていて,霞水系でいきなりライトリグを入れる人々のなんと多いことか 自分ならまずはスピナーベイト。マッディ・ステイン水域で,未知の場所でいきなりワームを使うなど「あり得ない」非効率である。
さて,問題はメトロリバーの特殊性。とくに流速がかなりあり,比較的減水する冬でも激流になるポイントにこそ魚が集まっている。
そうなると,必要なのは「ヘッドの重量」ではないかと気づいた。いや,タイフーンが廃盤に近いようで,ネット在庫がないからなのだけど。
そこで,同じくO.S.P.から発売されている「ハイピッチャー」の5/8oz(<3/4oz)を投入してみることにした。といっても,買っただけなのだけど。
使いこなすにはブレード変更の必要性もあるので2個購入してみた。ノーマルと改造で違いをみよう,という戦略である。
このままワームの釣りを続けていては「図抜けたなにか」を得ることはできない。竿やリール,ラインはいくらでも在庫があるので困らない。
ウム。来年の釣りが早くも楽しみになってきた。
ライトリグを図抜くなにかを得られたら,それが最高のときで「新しい扉が開く」ルアーならではの醍醐味だろう。