
物見台へと続く石段

下から見た累々と積まれた石垣

物見台を取り囲むように築かれた石垣

拝所の裏に築かれた石垣だが聖域であるため入れない

港の桟橋から見たイールウガン

イールウガン下のクイヌパナの浜

イールウガン下の新城島の玄関である上地港の桟橋
イールウガン遺跡は、八重山諸島の新城島のほぼ中央の西側にある港の近くの
石灰岩上に立地した 「 物見台 」 を擁したグスクである。
イールウガンの入り口には拝所があり、
その拝所の裏から物見台まで野面積みの石垣が続いている。
この付近一帯から 「 パナリ焼き 」 素焼きに貝殻が混じった器の破片が見られる。
また、この場所は地元では 「 クイヌパナ 」 と呼ばれており、
民謡 「 クイヌパナ節 」 として歌われている。
『 くいぬぱな節 』
クイヌパナ ぬぶて ※ クイヌパナから眺める
はまさちゆ 見りば 浜崎の海辺で島の女たちが
まかがぬ ぬさらし 布をさらしているのが
みーむぬでむぬ とても美しい
イールウガン遺跡へのアクセス
イールウガン遺跡へは、石垣島よりチャーター便で新城島へ渡り、
桟橋の右手上がグスクであるが、
定期便が出ていないので、島へ渡るには事前に予約が必要である。
また、イールウガンの手前にある拝所は聖域のため立ち入り禁止なっているので、
くれぐれも注意してもらいたい。