長崎県新上五島町 「 有川港の鯨のモニュメント 」
ノルウェー式の捕鯨銛
鯨のカタチをした「 有川港多目的ターミナル鯨賓館 」
新上五島町の玄関である 「 有川港多目的ターミナル鯨賓館 」 内のミュージアム。
水産庁の未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選のひとつ
「 有川捕鯨関連文化遺産 」 としても知られる、新上五島町の捕鯨史等が紹介されています。
古式捕鯨業時代の有川湾における鯨組の様や、
近代捕鯨のはじまりである東洋捕鯨株式会社設立に関わった原眞一、
萬一郎親子愛用の珍しい鯨のヒゲ板を加工して作られた応接セットが展示されているほか、
昭和の商業捕鯨期を紹介するコーナーでは、
尖頭銛や平頭銛、鯨を解体するときに使用した包丁などの道具類が展示され、
最後の南氷洋捕鯨の映像 「 捕鯨に生きた男たち 」 も見ることができます。
そして7種類の鯨類の10分の1模型、セミクジラのヒゲや長須鯨の耳骨、
ミンク鯨の顎骨なども展示されています。
そのほかにも新上五島町出身の教会建築に功績のある鉄川与助や
第50代横綱佐田の山関についても紹介されています。