道の駅いとだ 名前の由来
古くは弥生の時代より稲作がおこなわれていた土地でしたが、
今から1500年ほど昔、天智天皇(668年)が筑紫要害を巡視のおり、
同行した大伴金村(右大臣金連公)が糸田の郷に至った際、
水不足に悩む民衆の苦難を見て権現神に祈り、
鉾を用いて地中を探り神泉(泌泉)を掘り当てたところ、
清水がこんこんと湧き出し、田数138町8反も干ばつ時に枯死を知らず、
豊作が続くところから「いとよき田」「いと田」と呼ばれるようになったという
故事にちなんで駅名としました。
糸田町は、豊前と筑前の国境の地として関所が設けられ、
旧太宰府官道が通過する古代から知られた地であり、
現在も主要国道201号線バイパスが東西に横断する
福岡県北東部の交通の要衝としての地域です。
周辺道路は冬季の路面凍結区間や、異常気象における通行規制箇所に隣接しており、
道路利用者へ情報提供をおこなう場所として適しています。
「道の駅いとだ」は、毎日新鮮な農産物、海産物、農産物加工品などが並んだ直売所と、
食事が摂れるテナントを有したフードコートを兼ね備える物産館の施設が併設されています。
おじゅごんちとは、金村神社のお田植祭が毎年3月15日(じゅうごにち)におこなわれることから、
いつのころからかそう呼ばれるようになったらしく、
施設に立ち寄った多くの人に「この名称はどういう意味だろう」と興味を引く一方、
糸田の観光も紹介できる糸口になればとの思いで名付けられたものである。