先日、亡くなられた 「 阿藤 快 」 さんのサインが飾られていた。
平戸市街地から車で40分ほど行くと、生月島が見える。
生月大橋でつながってはいるものの、 「 島の島 」 というイメージは拭えない。
それだけに魅力がある島なのである。
平戸までは何度か来ているが、生月島まで来たのは初めてである。
規模は違うが、なんとなく天草の通詞島のようで、好きな島だ。
その島の港で営んでいる大氣圏の 「 あごだしラーメン 」 は絶品である。
今まで食べたことのない味に感動してしまった。
五島うどんの 「 あごだしスープ 」 に、
やや太めの縮れ麺がマッチして ” 旨いっ! ” を演出していた。
豚骨ではないので、スープの色だけ見ると物足りなさを感じるが、
スープをすくって飲んでみると、その先入観が一気に吹き飛んでしまった。
塩ラーメンのような感じなのにコクが有り、
魚介の臭味が無いのにアゴの旨味が効いたパンチのある味になっていた。
そのスープは今までにない美味しさだった。
ラーメンが来るまでの間 「 おでん 」 を食べたが、
蒲鉾のメッカだけあって、そのまま食べても美味しい蒲鉾が、
味をしみたアツアツおでんになって出て来る。
これもまた、絶品だった。
生月まで5時間かかるが、
佐世保まで行ったらわざわざ来たい店であり、味であった。
今度は、この島に泊まって時間に追われること無く、
お湯に浸かり、地の酒で地の魚を食し、潮風に吹かれてみようと思っている。