父 ダンシングブレーヴ
母 リヴァーガール
生年月日 / 1998年4月9日
調教師 / 西浦勝一 ( 栗東 )
馬主 / 竹園正繼
生産者 / 川越敏樹
産地 / 浦河町
通算成績 / 18戦7勝 [ 7-1-4-6 ]
主な勝鞍 / 阪神3才牝馬S・桜花賞・秋華賞
3歳時に札幌競馬場でデビュー。
新馬戦・500万下条件戦を連勝し、
札幌3歳ステークスでは後の東京優駿(日本ダービー)優勝馬である
ジャングルポケットの3着に終わるものの、
その後2ヵ月半の休み明けで出走した阪神3歳牝馬ステークスを制し、
この年の最優秀3歳牝馬に選ばれた。
翌2001年は、緒戦となった桜花賞トライアルのチューリップ賞を4馬身差で勝利した後、
桜花賞では2着のムーンライトタンゴに3馬身差をつけて優勝。
祖母エルプスに続いて、孫での桜花賞制覇となった。
続く優駿牝馬(オークス)ではレディパステル、ローズバドに続く3着と敗れた。
この時「直線で引き離していればオーシャンが勝っていた」との声もあり、
鞍上の本田優騎手に対する批判の声もあった。
牝馬三冠最終戦の秋華賞では、逆に両馬を封じ込め桜花賞に続き牝馬二冠馬に輝く。
なお、優駿牝馬から直行での秋華賞制覇は、
歴代秋華賞およびその前身のエリザベス女王杯優勝馬としても初めてだった。
その後古馬との初対決となったエリザベス女王杯ではトゥザヴィクトリーの5着、
有馬記念ではマンハッタンカフェの6着と敗れたが、
この年の最優秀3歳牝馬に選ばれた。
2001年から馬齢表記が変更になったために2年連続で「最優秀3歳牝馬」を獲得となった。
4歳となった2002年は、緒戦の札幌記念を+38kgという大幅な馬体増にも関わらず
2着トウカイポイントに1馬身1/2差をつけ優勝。
陣営はその後、エリザベス女王杯などの牝馬路線には進まず、
天皇賞(秋)からジャパンカップ、有馬記念と進むが13着、9着、10着と敗れる。
5歳となった2003年緒戦となったマイラーズカップで3着に入るが、
次走の金鯱賞では9着に敗れた。
その後は牝馬限定競走のマーメイドステークス、
クイーンステークスに出走して2着、3着となるが、
エリザベス女王杯出走に向けて調整を行っていた同年10月、
調教中に右後脚の骨折が判明し、引退し繁殖入りした。