1.8mほどの高さに築かれた石積み
首里城内 ・ 「 京の内 」 からの城壁を見通す
城壁の内側には岩が散乱している
京の内の城壁下にある巨岩
クンダグスクは、首里城内の 「 京の内 」 の
外壁の下辺りの森の中にあるグスクであるが、
その実態は明らかではない。
ただ、グスクの古墓らしき石積みを見つけることが出来た。
真栄平グスクの中でも書いているが、
尚 徳王が急死し、世子は改革派によって殺され、
その遺体は首里城内の「 京の内 」 の崖下に捨てられた。
近世にいたり、真栄平の男が首里の大姓家に奉公したが、
仕事を誤って罪に問われようとしていた。
悶々として、世子の葬所に参り 「 罪を救って下さい。
あなたの骨を私の村に移し、子々孫々まで祀ります 」 と祈った。
すると霊験があって罪が許されたので、密かに遺骨を盗み、
郷里の宮里御嶽に手厚く葬った。
だけど、クンダ ( 腓・こむら ) の骨だけを残したので、
この崖はクンダグスクと呼ばれた。
クンダグスクへのアクセス
クンダグスクへは、首里城または、首里城近くの駐車場に車を駐車し、
歩いて 「 京の内 」 の下の森の中に入って行かなければならない。