ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

大徳寺

2010-05-11 00:17:36 | 国宝の建築
この日のメインは大徳寺!

普段は非公開の国宝!大徳寺方丈及び玄関、唐門の特別公開に行きました!

連休最終日ならそれほど混んでいないと思い、この日を選んだのですが、本当に正解でした!

ここに来るまで高速も下道も駐車場も京都とは思えないくらい空いていました!

当然、大徳寺の駐車場もガラガラ・・・

何箇所かの塔頭も特別公開されていたのですが、国宝ではないので私は方丈へまっしぐら!



今日はこの門↑をくぐれます!



が、写真を撮れるのはここまで!肝心の国宝は写真に撮れません・・・


方丈の見所は狩野探幽の襖絵なのですが痛みが激しくてはっきりしていない・・・もう一つの見所と思われる雲門庵は外からしか見せてもらえずこれまたガックリだった・・・

玄関は大仙院の玄関と同様のものだった・・・ガイドの説明はまったく無かったけれど・・・トイレの廊下と一体になっているような気がする・・・?

唐門は聚楽第の遺構といわれるだけあって桃山建築そのもの!本願寺の唐門に似てます。

見ごたえがあったのは唐門と庭かな?・・・


出てから気付いたのですが、玄関と唐門は法堂の裏からかろうじて見えています。



法堂からの渡り廊下の先に唐破風の玄関の屋根と彩色された唐門がチラリと見えているのがわかりますかねぇ~?


↑三門

こちら↑は金毛閣と呼ばれる三門!この門の上層に利休の像が置かれたことで、利休が秀吉に切腹させられたと言われている門です。

こんないちゃもんつけるから、後に家康にいちゃもんつけられて潰れちゃったんですかねぇ?・・・



↑龍光院

大徳寺塔頭の龍光院↑です・・・この門の奥には国宝の書院があるのですが、完全拝観謝絶!国宝建造物の中でもっとも見ることの難しいものだと思います・・・

門から覗いてもさらに塀があって何にもみえないし、龍光院に関係のある人なんて相当の人だろうから何のコネもない私は一生見れそうにないなぁ・・・可能性があるとすれば一応、住職がいるはずなのでその人の友達になるとか、訪問販売に行くとかかな?ww






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二条城

2010-05-10 18:55:11 | 国宝の建築
国宝欠乏症になる前に何とかしなければと、連休最終日に京都に行ってきました。

向かったのは二条城!

前回、門前まで行きながら、まさかのお休み!で見れなかったのですが、今回はバッチリ開いていました。


↑唐門

江戸初期の建築だけに桃山文化の影響が強いですねぇ・・・

外国人もたくさん!来られています。

やっぱり渋いものより、このぐらい派手なものの方が好まれるのでしょうか?



↑国宝!二条城二の丸御殿!

何回か来ているのであんまり感動はないのですが、良いんですよねぇ~!

煌びやかさと歴史の舞台としての重みが・・・

二の丸御殿は六棟を一つとして国宝に指定されています。

六棟が繋がっているので見学するのもかなりの距離を歩きますので、じっくり見ているとかなり疲れます・・・

二の丸御殿から本丸へ!



城内といえども本丸は本丸で内堀に囲まれているぐらいですから、庭園もなにもかもが広いです!


↑重文!本丸御殿!

二条城も五層の天守閣があったそうで・・・今では石垣しか残っていませんが・・・


↑天守跡

あまりにもスッキリした石組みだし、天守に続く道も一本道でなんか城って感じがしないんですよねぇ~城としての実用性がない感じ・・・








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丹波で・・・ 

2010-05-07 19:13:06 | その他
こんな所まで来ることはあんまりないなので大江山に鬼見物に行ってみよう!

と、いました!いました!いましたよ!



鬼!



鬼です!



こちら↑は鬼ではなくて鬼退治にやってきた源頼光御一行!

えっ?みんな同じ顔に見える?

気のせいでしょう!


大江山の麓にはキャンプ場などもあって楽しそう・・・

案内板を見ると大江山には神社のある途中まで車で登ることが出来そうで、そこから頂上まで歩いてもそれほど遠くなさそうですが、さすがに日が暮れ始めていたので麓で断念!

それでも、この辺りにも楽しそうな場所がありそうなので行ってみることにしました。

県道沿いの駐車場に車を止めて散策です・・・

渓流沿いの遊歩道を歩いて行くと・・・



釣り橋がありました!

颯爽と渡ろうと思ったのですが・・・



揺れるんデス・・・

ユラリ、ユラリと・・・いやな周期で・・・

もともと高い所が得意でない方だったのですが、最近、より一層ビビリに・・・

まさかの引き返しです・・・

そんなに高くなかったはずで、釣り橋の中でもかなりしっかり造られている方だと思うのですが・・・

メタボで揺れが増幅され、一人っきりで見栄を張る必要が無かったのが原因だと思いますww

まぁ、それでもこのまま帰るわけにも行かないので、一旦戻りww橋を渡っていくはずの場所に逆から歩いていきました!ww



なんか渡ったつもりになれました!・・・

って!そんなことはありません・・・

なんとも言えない情けなさだけが残りましたww


橋のこちら側に来る途中に面白いものがありました。


↑鬼の足跡


↑頼光腰掛岩

でかすぎて腰をかけるには不向きだと思うのですが・・・



もう一つの鬼退治ですか・・・この由緒書の先に道が続いているので行ってみると



小さな祠・・・これが美多良志荒神なのでしょうか?

まだ先に道が続きます・・・



大きな岩に突き当たりました!

でも、何もありません・・・?

岩の下に行ってみると先に光が見えて、くぐって行けそう・・・重い体をくねらせながら抜けた!

その先には・・・

やっぱり!何にもありませんでした・・・

なんだったんだろう?この岩?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天の岩戸神社

2010-05-06 19:23:42 | 神社
皇大神社から一車線の細い道を奥に進んでいった場所に天の岩戸神社があります。

豊受大神社、皇大神社とこの天の岩戸神社をあわせて元伊勢三社と言われるそうです。



皇大神社から歩いていけるのですが、ヘタレな私は車で移動しました。

道路から降りていくと社務所と遥拝所があります。

着いたらちょうど社務所の人が帰るところで、その方たちが帰ると寂しい渓谷に一人っきりになってしまいました・・・



↑遥拝所


↑産釜遥拝所


↑産釜遥拝所からの眺め

岩に穴が開いているのですが手前の小さい二つの穴が産釜なのか?奥にある水の溜まった大きな穴が産釜なのか?

素朴な遥拝所からの眺めは以前行った龍穴神社を思い出します・・・

遥拝所があるということは拝む対象が遠いか近くても禁足地だったり物理的に行けなかったりなのですが、産釜にはさすがに行けないものの本殿の方には足場が悪いけど行くことが出来ました。



上の小さな鳥居をくぐりさらに降りていきます。



渓流の水辺まで降り、見上げると大きな岩の上に舞台造の本殿が建てられていました。

岩場を這い登り、拝みます・・・拝殿と本殿が一体になっているのですが、この本殿はちょっと変わった形で神明造の変形なのでしょかねぇ?

本殿の裏側に御神体とされる岩があるのですが、これがなかなか見えにくい場所にあって川に下りて岩場を越えていかなければ見えません・・・たぶん、水が増えると無理です・・・

本殿の裏は川の水が溜まっているのですが御神体の岩は川の水を堰き止めるようにあるので、それが岩戸ということなのだと思います。


この日は水の音はするのですが、水量が少なく澱んでいたので、いい感じはしなったのですが、適度の水が流れていたらすごくよい場所だと思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

皇大神社

2010-05-05 20:23:14 | 神社
やって来ました元伊勢の内宮といわれる皇大神社!



想像していたよりも広そうで石段がずっと続いていて先が見えません・・・



参道の途中には真名井の池もありました。


↑真名井の池


↑御門神社


参道を上り詰めると視界が開けて広い境内が見渡せます。

手前に休憩所や社務所などが並んでいて、さらに一段高くなったところに拝殿と本殿があり、豊受大神社と同じように摂社が周りを取り囲んでいました。


↑拝殿


↑本殿

本殿はやっぱり神明造で、ここも伊勢の内宮に習って造られているように見えました。




由緒書に書かれている場所が本当にここなのかが興味を引かれるところ・・・

ここまで来れば少しは解るのではないかと思ったのですが・・・

実は同じような由緒を持つ神社に宮津にある籠神社というのがあり、そちらの方が有名みたいなのですが、宮津が丹波に含まれると言うのもおかしな話で籠神社も怪しいと思うのです。

でも皇大神社を訪れてみて考えるのは、この周辺に人がたくさんいたとは思えず、天照大神を祀るには寂しすぎるということです。

それこそ豊岡とかの方が肥沃な土地があってふさわしいように思えるし、そもそも天照大神も豊受大神も伊勢に遷ったのですから、そこに神社を造る理由が無いと思うのです・・・例えば神社が造られたと思われる時代の宮などは今では跡形も無くなっていて場所さえハッキリしていなかったりします。

それと同じようなことになっているのではないでしょうかねぇ・・・?





↑和泉式部の歌塚

歌碑なら解るけど歌塚ってなに?

まだ続きが・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊受大神社

2010-05-04 17:20:06 | 神社
国宝巡りのブログのはずが最近めっきり国宝の話題がありません・・・

この連休中に一つでも新たに国宝建造物を訪れたいと思っているのですがそれも微妙な状態になっています・・・

安国寺を訪れた日も重文指定の仏像を見て国宝に近づいたと思いきや、一転、関係の無い場所へ進んでしまいました・・・


安国寺から大江町方面へ!

行ったのは元伊勢の外宮と呼ばれる豊受大神社!


R175から県道9号線に入り、北に進むとまず右手に石碑が見えてきます。



一番南側にあるので、ここが表参道の入り口のようなのですが、ここから入る人は殆どいません!

県道をさらに北へ少し進み右折した所に駐車場と社務所があり、そこから参拝するのが一般的みたいです。

私もそこの駐車場に車を止めて参拝することにしました。



こちら側からは石段が伸びていました。

境内の配置が拝殿、本殿と神楽殿が向かい合う形になっているので、参拝するには神楽殿の横にある鳥居をくぐることになります。


↑神楽殿

拝殿、本殿は神楽殿よりもさらに高くなった土地にあります。


↑拝殿

拝殿、本殿を取り囲むように摂社が並んでいます!



出雲大社みたい・・・


↑本殿

本殿は当然、神明造!千木なども伊勢の外宮と同じ造りにしてあるように見えました。



ここでなぜこの神社を元伊勢外宮と呼ぶのか?なのですが、ググってみるとこれが少し怪しそうなのです・・・

伊勢の外宮の豊受大神は丹波から来たことになっているのですが、これがはっきりどこからなのか解っていなくて説が色々あるみたいです。

次に行ってから、もう少し考えてみよう・・・

続く・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安国寺

2010-05-03 21:36:36 | 歴史
寺を回っていると同じ名前の寺が多くて混乱してしまうことがあります・・・

安国寺という名前のお寺も数多くあり、地名も言わないと区別できないほどです。

今回は安国寺の中でも筆頭とされる丹波の安国寺に行ってきました!



平安時代に光福寺として造られたのが始まりとされていて、その後、尊氏が安国寺と改めたということです。

そもそも安国寺というのは足利尊氏が夢窓国師の勧めによって建立した寺なのだそうで、足利家に縁の深いこのお寺が筆頭だというのもうなずけます。

縁が深いというのは、この周辺が尊氏の母の実家の上杉氏が治めた土地であり、ここが足利尊氏の誕生の地なのです!



今は公民館↑になっているこの場所には安国寺の塔頭があり、そこで尊氏が生まれたのだそうです。



産湯の井戸も残されていますが、ごく普通の井戸というかコンクリート製のどこにでもありそうな形で、民家の脇にあるし、最近まで普通に使われていたのかも・・・


石段を登り門をくぐると正面に本殿があります。



茅葺屋根の素朴な感じの本殿なのですが内部はなかなかのものでした。


↑重文の釈迦三尊像

尊氏が造らせて本尊にしたものだそうです。

本尊が宝冠のお釈迦様なんて珍しいなと思っていたのですが、調べて見ると宝冠は後から付けたものなのだそうで当初は無かったんだそうです。



↑地蔵菩薩半跏像

こちら↑が光福寺時代の本尊の地蔵菩薩半跏像です。尊氏の母が出産前に祈願していたことから子安地蔵とされています。



開山堂↑には足利家代々の位牌が納められているそうです・・・見れませんけどね・・・




開山堂の隣にある宝篋印塔は左から母清子、尊氏、妻登子の墓とされています。

分骨されたものとはいえ将軍家のものとしてはちょっと寂しい?

最近DVDで見た大河ドラマの『太平記』のイメージが強くて尊氏というと真田広之、登子といえば沢口靖子をすぐに思い浮かべてしまいます。


足利家の足跡を訪れると南北朝の混乱を招いた張本人とされているのが原因なのか寂しいような感じがするのは私だけでしょうか?・・・一時代の将軍としてもっと評価されてもよいと思うのですけど・・・








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする