Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

身体のライフスタイル

2007-09-21 | 
懇意にさせて頂いている女性がこけた拍子に手を突いて骨折したと知った。お元気であり体格も良いが、高齢であり、ありえる事故なのである。失礼を承知で申せば、よくある高齢者の事故である。

早速、お昼前に本人に電話を試みたが、留守電が答える。留守電にお見舞いを吹きこむのも先方の状況が分からないので、遠慮する。再び夕方試みるが同じである。

最初は、医者に行っているのか、 手 が 塞 が っ て い て 電話に出れないのかと想像したが、二度目には身の回りの始末が出来ずにどこかに 収 容 されているのかなどとも ふ と 思った。

すると暫らくして先方から電話が掛かり、お元気そうな声を聞いて安心する。四週間前の事故で、完治にはあと二週間ぐらいの時間が掛かるという。車の運転も覚束無く、何よりも身の回りのことに困ったと言う。

そして、ゴミを出すのさえ人に依頼しなければいけないとなると、気落ちしたと聞くと、なるほどと思わされる。普段、気丈に元気にされているご婦人なので、そうした落差は人並み以上に大きい気がするのである。

ドイツェテレコムがiPhoneを扱うことはここ数週間の話題であったが、正式なリーリース日取りなどが決まって、メールが入っている。iPodすら使用していなくUMSTもまだまだ金を払って使う気にはならず。携帯電話すらプリペイドカードで不自由はしていない。だから、よほど無料に近い物でないかぎり興味はない。しかし、若い層には大いにに使ってもらい、テレコムの株価の含み損を極力減らしてもらいたいのは本心である。しかし、歩合をアップル社が徴集するシステムと言うので経済効果も疑問符がつく。

技術的な背景に興味があるほうなので、こうした社会的な汎用技術がなんらかの新文化を生み出さない限り興味とならない。少なくとも、欧州ではそれが新文化となるような兆しすら見えない。謂わば、ファミコンやTVゲームの域を出ずに、マンガの影響力にも至っていないと思うがどうなのだろう。目に付くのは、携帯電話で無駄話やビジネス話に興じるいい年をした大人達である。また、衛星を使うGSMシステムの方がネット末端機器には使い易そうである。

年齢層によって、その関心の行き先が異なるかと言うと、些か違うようにも思われる。最も異なるのは社会層であり、ライフスタイルの相違であろう。iPodにしてもプレゼントとして入手すればそれなりの使い方をするのだが、わざわざ入手する気持ちが湧かない。必要が無いからである。

加齢による新しい物への好奇心の減退は、日常茶飯に発せられるが、この説にも大変疑問がある。その運動能力においても、無駄の無い動きや洗練が加齢とともに進む一方、生活感においても無駄の無いシンプルライフを目指す傾向も否めない。

上記の御婦人の身の回りのことを司る自立心と、それが目指す清貧への傾向を浴びる場合と、そうではない経済依存と思考放棄する場合の双方があるだろう。因みに彼女は新しいPCにウインドウズのヴィスタを使用している。

身体の特徴である、中年から老人性肥満へと進む場合と、無駄な脂肪を落として行く場合の二種類の加齢による変化がそのライフスタイルに相当するのだろうか?
コメント
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