Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

年間一千五百万円不要

2008-11-10 | 料理
新しいパン屋を見つけた。通っていた最後に潰れたパン屋から五十メートルも行かないところである。隣町の住宅街のなので知らなかった。手作りパンの情報として人から聞いたので早速買いに行った。

住所を電話帳で調べると238番とかになっているので、坂を上まで車を走らせたのだが道は終わって他の道になってしまう。他の道を戻って探しながら走らせていると郵便配達のおばさんがいたので尋ねた。

「パン屋を探しているんだけど、238番」

おばさんが考えているので、書き写した紙を見るとそれを覗きこむようにおばさんは、

「ああ、それは23Bよ」

「ええ、ああーそうかBか」。

なんて事はない。坂の登りながら少し気になった建物だったのだ。新しく出来た三件ほどのショッピングモールであった。急いで店に侵入して、

「まあ、兎に角、色々のものを試すわ」と、

店の奥を覗きこむように注文すると、流石にこの客は訳ありと思ったのか、親切にニコニコと対応してくれた。

さて、先ず第一評価は、ブロッツェンはサクサクとして塩気もかすかにあって美味いのだが、あくる日に残した分は少々硬さが気に食わなかった。

百姓パンは、なかなか目の詰まりも湿り気も適当でなかなか良かった。もう少し風味が強ければ良かったのだが。

ラウゲンブッレッツェルは、サクサクポキポキしていてそれまで買っていた店よりも本格的であった。

現時点では、84点から89点という感じである。暫らく試してみたい。

トリュフ入りのレヴァーパステータをたっぷり塗るが、もし95点以上のパンが毎日入るならば、年間一千五百万円の賞与などは要らない。生活環境が満たさなければ、そんなもの何の役にも立たない。



参照:
マイスターのための葬送行進曲 [ 音 ] / 2005-04-15
本当に一番大切なもの? [ 文学・思想 ] / 2006-02-04
コメント (6)
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