明日出かけようと思っていた。しかしカレンダーを見て気がついた。ブス・ベットタークの教会暦最後の水曜日だと。つまり、プロテスタントでは、待降節の最初の日曜日の十四日前に悔い改め祈る日が設けられている。
これは、旧約聖書のヨナ書三章の逸話に因んでいて、宗教改革以降、それ以前の教会などの風習がここに改められて、1532年にはじめてストラスブルクでオスマントルコの侵略への祈願として催されたのが最初とされている。ヨナ書から戦争祈願的な意味合いも少なくはなかったようだ。
少なくとも90年代前半は、連邦州によって休日となっていたり、いなかったりする典型的な新教的な祝日日であったので、暦をその都度調べる必要があった。特に旧教のバイエルン州がそれを頑なに祝日としていたりしたのは、「トルコ人から祖国を護るためだったのか?」、その真偽の程は分からない。兎に角、シュトイバー首相が連邦主義を巡ってその祝日制定に最後まで拘っていたのが面白い。
いづれにしても、労働者貴族層が増えるに従って、― 祝日が増やされる一方の日本とは正反対に ― 労働効率の悪い休日は減らされる一方である。そしてこのブスタークもザクセン州ではドイツ民主共和国の名残りで休日らしいが、それ以外は平日となったようである。それでも多くの新教の自治体では学校や保育園などが休みなので労働休暇日となっている場合も多いらしい。
そのような理由で、少々人込みがありそうな場所に出掛けるのは辞めにした。
これは、旧約聖書のヨナ書三章の逸話に因んでいて、宗教改革以降、それ以前の教会などの風習がここに改められて、1532年にはじめてストラスブルクでオスマントルコの侵略への祈願として催されたのが最初とされている。ヨナ書から戦争祈願的な意味合いも少なくはなかったようだ。
少なくとも90年代前半は、連邦州によって休日となっていたり、いなかったりする典型的な新教的な祝日日であったので、暦をその都度調べる必要があった。特に旧教のバイエルン州がそれを頑なに祝日としていたりしたのは、「トルコ人から祖国を護るためだったのか?」、その真偽の程は分からない。兎に角、シュトイバー首相が連邦主義を巡ってその祝日制定に最後まで拘っていたのが面白い。
いづれにしても、労働者貴族層が増えるに従って、― 祝日が増やされる一方の日本とは正反対に ― 労働効率の悪い休日は減らされる一方である。そしてこのブスタークもザクセン州ではドイツ民主共和国の名残りで休日らしいが、それ以外は平日となったようである。それでも多くの新教の自治体では学校や保育園などが休みなので労働休暇日となっている場合も多いらしい。
そのような理由で、少々人込みがありそうな場所に出掛けるのは辞めにした。