Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

揺らぐ「ものつくり」への信頼

2010-02-03 | 文化一般
トヨタのリコール問題は、日本の「ものつくり」への信頼を揺るがしているとアジア版「ウォールストリートジャーナル」がトップで大々的に伝えている意味の解析をFAZが試みている。これは事実だと思う。新聞はドイツに駐在しているトヨタのメカニックの若者にインタヴューしているが、彼らにとっては青天の霹靂だろう。そのような教育しか受けていない日本のエンジニアーにとっても、そうであるように。

ここで日本のアカデミズム批判をしようとは思わない。しかし、企業哲学、市場、経済、技術を論じるとやはり途轍もない隔たりをそこに感じる。要するに、世界観の相違もしくは欠乏である。それは社会広範に通じるもので、時の最高権力者小沢何某が給うような無教養振りそのもののなのである。

敢えてここでジーメンス叩きをやってみよう。ご存知のように近代ドイツを代表するジーメンス博士の会社である。掃除機の塵パックがなくなりかけたので買い足した。Gタイプと呼ばれるもので、他の安い商品が出ていても、オリジナルの商品に拘って買い足した。急いで買い足した理由は、塵のたまり方よりも、パックの周りに塵が飛び散る現象に閉口して、掃除して改めて新しいパックで機械温度が高まるのを防ぎたかったからである。

そうして一パックあたり送料込み五ユーロもするものを購入したのだが、新製品は五パックでなくて四パック箱になっていて一パックだけ付け添えられていた。まるでおまけのように付け加えられているそれを使っているうちに結局以前ような不都合が起きた。良く見るとパックの入口の穴がパイプのそれよりも小さくて、塵が周りに飛び散っている事が判明した。要するに純正品が不良品である事が判明したのである。これをミュンヘンに送り付けてクレームを付けるよりも先ずはこうした御粗末な商品をここに記しておきたかった。

上に書いたようにキャノン商法顔負けの高価な消費付属品で商売をしようという魂胆のようだが、少なくともキャノンのインクカートリッジやトナーは質が良い。それでは一体、ジーメンス商法とはなんぞや?

そうである。つまらないトランスラピッドを中国にプレゼントして、多くのシナ人をひっきりなしにドイツで接待して、キックバック式に中共幹部への賄賂が廻るシステムである。それはジョン・ラーベの時世から一向に変わらない。ようするにそれがジーメンス商法なのだろう。

シナ人の口泡飛ばす宴会のために、此方が落とした金から接待費や賄賂に廻るのは解せないが、朝鮮人の企業などはさらに腹立たしい。LGとは一体どんな会社か知らないが、市場において甚だ迷惑で無責任な企業体である。その商品のパッケージの必ず壊れているおそらく韓国製のダンボールだけでも腹立たしい。伝統を誇るジーメンスや百年近い歴史をもつトヨタでさえその程度であるから、急に勃興して来た韓国企業のそれに腹立てていても仕方ないのかも知れない。全く禄でもない。



参照:
Toyotas Konkurrenten koennen frohlocken, Carsten Germis, Roland Lindner und Christoph Ruhkamp,
FAZ vom 30.01.2010
TOYOTA 大丈夫? (ドイツ日記 Les plaisirs et les jours)
日本車に信頼性が無い理由 2010-01-29 | テクニック
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コメント (2)
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