初めて湯沸かし器を購入した。欧州ではそれが上手く機能することは知っていたのだが、ガスでやかんをかけて沸かす習慣が今まで抜けずに、電気コンロで沸かしていたのである。それどころか新しいケトルを購入したのは昨年のことだった。
電気消費を抑える出来る限りの方法として、また冬の篭り部屋での生活を考えて湯沸かし器を試してみたいと思っていたのだ。篭りの季節の終わりが見えてきた今になって漸く購入に相成った。
様々な商品をネットで調べて同じ商品をスーパーで見つけたりしながら、小型の瀟洒なものが欲しかったのである。そしてテーファル社の商品に決定した。同社の製品としてはアイロンに続いて二つ目である。
世界的に家庭電化をリードするブルゴーニュのSEBグループの一つのブランドで、その規模ではサンヨーを吸収したチンタオのハイヤー社などには到底及ばないが気の利いた商品を出している同グループのなかでも特色のある中核ブランドである。
量は、お茶を飲むだけなので一リッターも必要ないのと思ったのだが、現物をスーパーで見て外形の大きさなどで問題なく、少なめに沸かせば全く問題なく消費削減が出来ると考えた。
二三日使用した印象では、沸く速度も十分に速く、丁度適量が湧かせることも確認できて満足している。2400Wの消費も時間を掛け合わせればコンロと比べて可也低くなるだろう。欠点としてアマゾンなどに挙げられていた、沸かすときのアダプター上での重心の高さと不安程度は、子供のいる家庭では返品ものであるが、通常に使っていてひっくり返るようなものではない。寧ろ、沸いたら直ちにアダプターから外して机の上などに置き換えることで安定しているので、周りもそれほど熱くならずに使いやすく安全である。煩わしさが皆無である。
ただし沸かすときの激しいジェットストリーム音で強烈で、まるでB737キャビンでのエンジンへと送られる燃料菅系の激しい轟音を想起させるのである。まさに離陸直前になると自動的にスイッチが切れてお湯が沸きあがる。
しかし、注ぎ口から蒸気が吹き上がる様子が確認できないので、正しく上の音の発生するメカニズムが発熱体とそのお湯の対流の加減から得られたものであることが推測されるのである。当然のことながら暴れ狂う水が口から飛び出してくるようなけれんも無い。
同様に注ぎ口から尻漏れする気配も全く無くて、流体を把握したエンジニアリングと見た。ドイツのエンジニアーならば、重心の安定と蒸気の処理などを考えて、中庸な商品となるところだろうが、やはり目的を貫くフランス人の思考回路は異なるのである。
そのように如何にもフランスらしい商品で、そこに魅力がある。なるほど同じような商品は半分ほどの価格の20ユーロほどでも購入できるが、機能的にも抜かりなく、湯沸しにも文化性を感じさせてくれるこうした商品はやはり購入した満足度が高いのである。SEBグループの世界的な高評価を裏切らない製品である。
参照:
ブルゴーニュ風味付けのアイロン 2010-04-02 | 雑感
排出零の節約ライフスタイル 2012-02-04 | アウトドーア・環境
電気消費を抑える出来る限りの方法として、また冬の篭り部屋での生活を考えて湯沸かし器を試してみたいと思っていたのだ。篭りの季節の終わりが見えてきた今になって漸く購入に相成った。
様々な商品をネットで調べて同じ商品をスーパーで見つけたりしながら、小型の瀟洒なものが欲しかったのである。そしてテーファル社の商品に決定した。同社の製品としてはアイロンに続いて二つ目である。
世界的に家庭電化をリードするブルゴーニュのSEBグループの一つのブランドで、その規模ではサンヨーを吸収したチンタオのハイヤー社などには到底及ばないが気の利いた商品を出している同グループのなかでも特色のある中核ブランドである。
量は、お茶を飲むだけなので一リッターも必要ないのと思ったのだが、現物をスーパーで見て外形の大きさなどで問題なく、少なめに沸かせば全く問題なく消費削減が出来ると考えた。
二三日使用した印象では、沸く速度も十分に速く、丁度適量が湧かせることも確認できて満足している。2400Wの消費も時間を掛け合わせればコンロと比べて可也低くなるだろう。欠点としてアマゾンなどに挙げられていた、沸かすときのアダプター上での重心の高さと不安程度は、子供のいる家庭では返品ものであるが、通常に使っていてひっくり返るようなものではない。寧ろ、沸いたら直ちにアダプターから外して机の上などに置き換えることで安定しているので、周りもそれほど熱くならずに使いやすく安全である。煩わしさが皆無である。
ただし沸かすときの激しいジェットストリーム音で強烈で、まるでB737キャビンでのエンジンへと送られる燃料菅系の激しい轟音を想起させるのである。まさに離陸直前になると自動的にスイッチが切れてお湯が沸きあがる。
しかし、注ぎ口から蒸気が吹き上がる様子が確認できないので、正しく上の音の発生するメカニズムが発熱体とそのお湯の対流の加減から得られたものであることが推測されるのである。当然のことながら暴れ狂う水が口から飛び出してくるようなけれんも無い。
同様に注ぎ口から尻漏れする気配も全く無くて、流体を把握したエンジニアリングと見た。ドイツのエンジニアーならば、重心の安定と蒸気の処理などを考えて、中庸な商品となるところだろうが、やはり目的を貫くフランス人の思考回路は異なるのである。
そのように如何にもフランスらしい商品で、そこに魅力がある。なるほど同じような商品は半分ほどの価格の20ユーロほどでも購入できるが、機能的にも抜かりなく、湯沸しにも文化性を感じさせてくれるこうした商品はやはり購入した満足度が高いのである。SEBグループの世界的な高評価を裏切らない製品である。
参照:
ブルゴーニュ風味付けのアイロン 2010-04-02 | 雑感
排出零の節約ライフスタイル 2012-02-04 | アウトドーア・環境