Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

爪先走りで膝を立てる

2012-08-16 | 生活
日曜日に続いて、走った。寝起きから十分に時間が経っていたがもう一つ意気が上がらないので適当に誤魔化そうと思った。しかし踵をつけない走りを試してみたくてやってみた。そのアイデアは仲間の警察官から聞いたのだが、他の者に言わすと馬鹿らしいとなる。

なるほど短距離の場合ボルトでなくても踵を突いて一拍二拍と入れていたのでは早く走れない。しかし長距離や山登りとなると、脹脛が壊れそうで恐ろしくて今まで十分に試していなかった。そこでゆっくりで良いからいつもの短いコースを意識して走ってみた。

残念ながら途中で樵が重機を使って仕事をしていたのでする抜けるためにあるかなければいけなかったが、それでも上についたときにはいつもの時間よりも12分の一ほど早かった。

予想していたように足に来るよりも心肺系への負担が大きく、余程テムポを落とさないといつもの負荷まで落ちない。逆に足が壊れるようなことも無いので、負荷が駆けやすくなったのも事実である。実際にそれだけ早く走っているのである。

いつもと様子が違うのは膝の左右であって、そこに負担が掛かって丁度自転車を乗っている感じに近い。もう少し試してみたいが、少なくともそれまでの時間の壁はこれで完全に破れそうである。

樵を避けて森の中をゆっくり降りていくと、向こうから誰かが上がってくる。道を空けて挨拶すると、林道を爺さんと離しながら走っている小母さんであった様だ。短パンを履いて、日焼けしているが、五十代後半のようでいてもとても若い感じである。

密かにライヴァル視していた小母さんがその林の道を良いペースで走ってくるのをみて更に火をつけられた。なるほどジョギング慣れしていそうな者はそれだけの実力があるのは当然なのかもしれない。恐らく若いうちから絶えずスポーツをしてきた女性であるに違いない。

地元にはオリムピックのメダリスト選手を輩出するクラブもあるので、その程度のスポーツウーマンもいても不思議ではないのだが、そのレヴェルに少しでも近づこうと思えばもう少し上手に負荷を架けていかなければいけないことは確実である。

現実問題として、今シーズンのクライミングもある程度行き着く先は見えてきているので、来年度へ向けての底上げには膝力しかない。徐々に横腹や腹筋が鍛えられていても、膝から下や太ももが鍛えられていても、「膝が立たない」と、人に言わせると自身気がつかずに現在大分使っているらしい「踵上がりの体勢」が攻撃的に十分に使えないだろう。

古典的な岩登り教則では踵は下がっていなければならないのであるが、踵を上げて更に膝の伸びと屈伸を上手に使えれば登れる可能性が広がるだろう。来シーズンまでにはトレイルランニングシューズを新調しなければいけないので、心肺への負荷増と同時に一年ほどかけて膝も使えるようにしてみたい。

週末はとても暑いらしい。摂氏38度などとも聞くが、汗も掻かないぐらいに乾燥している中でなら大歓迎である。夜の冷え込みさえあれば嬉しい。良い酸のワインが期待出来る。



参照:
酸分解における貴腐とは 2012-07-24 | ワイン
秋へのスパートが楽しみ 2012-08-12 | アウトドーア・環境
時間を掛ける楽しみを踏破 2009-08-28 | アウトドーア・環境
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする