いろいろと徐々に片つきつつある。今年に入ってからのことでまだ書いていないことがあった。一月のことだった。これは流石のあの山田洋次でも思いつかなったったシナリオだった。
久しぶりに出会ったのはよかったのだが、あれほど彼女に驚かされるとは夢だに思わなかった。会いそうな気配があったので丁度よい機会だとある会に招待しようかと待っていたときだった。
目の前にあの愛しい彼女が現れたときは、「まさに図星だ」と少々興奮気味だったまでは覚えている。それで、「久しぶりだ」と挨拶してから、間髪入れずに私のプランを披露したのだった。
するといつものように一息入れる感じだったので、「お友達もどうしている」と聞くと、ボンに移ったと言う。それなら最近はどうしているかと尋ねると、下腹を叩いて「お目出度」と言うではないか!まさしくドイツ語で言う「心臓が粉々になる」と言うほかないほど驚かされた。流石にその後は言葉が出なかったが、彼女は落ち着いて挨拶をした。
まさかの展開だった。後で考えてみると合点がいくことばかりだった。二年ほど前に彼女が好意以上のものを示したときにはこちらは十分な対応を取れなかったのである。そして十ヶ月ほど前にこちらの意思をはじめて明らかに示したのだった。そして最後に分かれた時には、先方に全ての判断を任せてしまったのだった。
もしあの時に私が押していたならば、今頃自分の子供が出来ていたかと思うととても恐ろしい。カトリックの家庭なのかどうか知らないが、なるほど彼女の姉も若いお母さんであり、殆ど同じような状況になることは予想がついていたことでもあった。
それにしても、現代のドイツの田舎の村ではないことはないが、都市部での出来事としては考えてもみなかったことである。ふられたから言うように思われたくないが、その素朴な感覚にはやはりついていけなかったに違いない。最初の出会いからして可也強烈であったが、我々の感覚からすると、もう少し社会的なことから様々なエゴや計算などがあるのが普通なので、先進国はこうした少子化社会となる訳だが、彼女の属するような社会であれば決してそのようにはならないに違いない。
厳しい父親は、これでもって恐らくお腹に子供を宿った娘二人を嫁がせることになるのだろう。姉の方はいざ知らず、少なくとも妹の方はまだまだ清楚な感じで、美しい娘であることには変わりなく、とても妊婦には思えなかったのである。なにを急いで妊娠する必要があるのかと思ってしまうのが我々現代人そのものであろう。
彼女は、あまりにも素朴過ぎで、情熱的過ぎたのだろう。典型的な次女タイプであった。そして最後に態々妊娠を知らせに来てくれたのもとんでもなく素晴らしい出来事だった。
参照:
上半身にみあう下半身 2013-12-30 | 生活
美しさへの確信を抱かせる 2013-12-16 | 女
自己分裂の葛藤の日々 2013-10-22 | 女
久しぶりに出会ったのはよかったのだが、あれほど彼女に驚かされるとは夢だに思わなかった。会いそうな気配があったので丁度よい機会だとある会に招待しようかと待っていたときだった。
目の前にあの愛しい彼女が現れたときは、「まさに図星だ」と少々興奮気味だったまでは覚えている。それで、「久しぶりだ」と挨拶してから、間髪入れずに私のプランを披露したのだった。
するといつものように一息入れる感じだったので、「お友達もどうしている」と聞くと、ボンに移ったと言う。それなら最近はどうしているかと尋ねると、下腹を叩いて「お目出度」と言うではないか!まさしくドイツ語で言う「心臓が粉々になる」と言うほかないほど驚かされた。流石にその後は言葉が出なかったが、彼女は落ち着いて挨拶をした。
まさかの展開だった。後で考えてみると合点がいくことばかりだった。二年ほど前に彼女が好意以上のものを示したときにはこちらは十分な対応を取れなかったのである。そして十ヶ月ほど前にこちらの意思をはじめて明らかに示したのだった。そして最後に分かれた時には、先方に全ての判断を任せてしまったのだった。
もしあの時に私が押していたならば、今頃自分の子供が出来ていたかと思うととても恐ろしい。カトリックの家庭なのかどうか知らないが、なるほど彼女の姉も若いお母さんであり、殆ど同じような状況になることは予想がついていたことでもあった。
それにしても、現代のドイツの田舎の村ではないことはないが、都市部での出来事としては考えてもみなかったことである。ふられたから言うように思われたくないが、その素朴な感覚にはやはりついていけなかったに違いない。最初の出会いからして可也強烈であったが、我々の感覚からすると、もう少し社会的なことから様々なエゴや計算などがあるのが普通なので、先進国はこうした少子化社会となる訳だが、彼女の属するような社会であれば決してそのようにはならないに違いない。
厳しい父親は、これでもって恐らくお腹に子供を宿った娘二人を嫁がせることになるのだろう。姉の方はいざ知らず、少なくとも妹の方はまだまだ清楚な感じで、美しい娘であることには変わりなく、とても妊婦には思えなかったのである。なにを急いで妊娠する必要があるのかと思ってしまうのが我々現代人そのものであろう。
彼女は、あまりにも素朴過ぎで、情熱的過ぎたのだろう。典型的な次女タイプであった。そして最後に態々妊娠を知らせに来てくれたのもとんでもなく素晴らしい出来事だった。
参照:
上半身にみあう下半身 2013-12-30 | 生活
美しさへの確信を抱かせる 2013-12-16 | 女
自己分裂の葛藤の日々 2013-10-22 | 女