Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

日本製エルピーダ社の中古

2015-06-26 | 雑感
発注していたIBMのメモリーが一つしか入手できないことが判明した。ペアーで使うのでキャンセルしたが、先ずは製品も見てみたいともって箱を開ける。なんと馴染みのサムソンのメモリーだった。それも番号等を読み明かすと同じ2002年産で、現在使用しているものが年末、今回のものが年始の同じラインで製造されていた。所謂バルク製品と呼ばれるもので、OEMのサムソン商品がIBMの機器のために売る以上に、大量に市場に出ていたのだろう。前回のものの一つにHPと書いていたから、様々なメーカに導入していたヒット商品だったようだ。そこで、全く同じメモリーであるから直ぐに返送する訳には行かない。17ユーロで格安商品で、新品として購入したので、簡単に手放したくない。

既にペアーの中古の同等品を見つけていたので、先ずはそれをアマゾン経由で発注した。二枚組み送料を加えて17ユーロしないので、先ずはメモリーを設置してみてから考えることにする。そして、今度こそエルピーダ社の日本製である。送信速度などが上のものの倍も速いので、実際にどのように動くかはやってみないとわからない。中古としては決して安くは無いのだが、販売店が検査などしていることになっているので、その点は大丈夫だろう。

もしこれが上手く動いてくれればそれでよし、あまっている一つは予備として保持しておいてもよい。また、これが動かなくて返品するとなれば、サムソンの全く同じものの中古品等を探してもよい。送料ともで10ユーロも出さなくても試せるのだから、それほど心配しないでもよいだろう。中古の安いものに手をつけるならば比較的選択することも出来そうだ。いずれにしても両XP機器はこれでメモリー容量2GBになりそうだ。

実は急いで発注しなければいけなかったのは事故停車時のヴェストである。イタリアなどの諸国では早くから携帯が義務付けられていたが、連邦共和国でも2014年から義務化していたのに気が付いていなかった。不携行の罰金額などは知らないが、事故の際にこれを身につけていないと間違いなく減点されるだろう。同乗者への義務でもあるので急いで五人セットを発注した。

本当はそのときに使用する三角警告板も足が壊れていたので発注する必要があったのだ。これも立ち往生したときに出していないと問題になり、不携行でも咎めを受ける。使っていないときは何とか騙せるが足が折れていると、落語「道具屋」の足の壊れた行灯のように立てかける塀ごと移動しなければいけない。これも軽そうなミシェランの商品を試してみることにした。

足元がよくなさそうなので、古い靴で走った。火曜日が沢沿い、そして木曜日は峠と、結構走り付いている。体調は悪くはないが、走る疲れも出ているので、息を上げないことを目指した。拍数は毎分160拍まで上がらないぐらいのジョギングテムポ、つまり本来のアンダンテテムポだ。

調べてみると面白いのは、そのメトロノーム設定の数値で、日本やドイツや十九世紀のフランスのそれなどの比較表が載っている。私の感じとしては必ずしも二拍子を当てはめた訳でも、心拍数を当てた訳でもないが、身体の感覚としての「アンダンテ」であって、モデラートやアレグロでは決してないのである。感覚的に歩くよりは完全に早いが、日本語の音楽用語では「歩くように」となっているが、それはandare a piediとなる用語から来ているので、英語でいえばアンダーレはgoでしかない。早いとか遅いで分類してしまうと議論となるだろうが、ジョギングテムポはアンダンテで、普通の歩行はアダージョで、町歩きや坂を上るのはラルゴだろう。数字の問題ではなく寧ろ言語や生活観の相違ではないか?因みに時速12KMなどで走るのは完全にアレグロで、10KMならモデラート、短距離走りならプレストだろう。これは反復練習無しにそんなに簡単に演奏できる速さではないのだ。

結果は20分49秒、降りてきて35分30秒、途中で便意を催したので、降りに力が入らなかったが、登りで息を切らなかった分、降りは飛ばせる状況があった。あまりスピードばかりを狙うと心拍数170ほどになってしまい苦しみしか残らなくなる。気温が摂氏14度ぐらいの気持ちよい朝だったので、やはり楽しみながら走ることも忘れてはいけないと感じた。それでも降りてくると確り汗をかいていた。



参照:
メモリー拡張前のメモリー 2014-03-14 | テクニック
初めての三星商会製品 2015-06-12 | テクニック
コメント
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