夜中零時半に帰宅した。バーデンバーデンの復活祭音楽祭初日だった。いつものように往路のフランスで購入したパイを温めて、ビールを引っかけて床に就いた。ミュンヘンから帰ってくるよりもちょっと疲れた感じがしたのは何故だろうか?翌朝の寝起きも悪く、天気も悪かったが、パン屋が日曜日再開になったので、必要なパンを買いに行った。そして裏山を走った。今週三度目で一月以来のことだ。左足の怪我も大分よくなってきたが、坂道を走るのは六週間ぶりぐらいだろう。短くも完走を目標に走った。
いつものスーパーでは、新鮮な魚介のエビは売り切れていた。詰めかけたドイツ人家庭が買い占めてしまったのだろう。ワイン売り場では、2013年物が多かったが、2011年物もいくらかはあった。同じような価格帯で2009年物のサントネーのプリミエクリュを23ユーロで購入した。そろそろ飲み頃だろうから楽しみだ。
思っていたよりも痛みなどは感じずに上り始めることが出来た。それでも十分に蹴ることは出来ないので、歩幅が伸びない。遅い、それでも心肺系にも負担が掛かる。下りでも何とか着地できるようになってきている。まだまだ力強くとはいかないが、足を捻らない限り、気を付けながら走る土台は出来てきている。通常15分のところで17分掛かっている。上りで倒木が二本あったとしてもまだまだ遅い、まだまだ辛い。それでももう一息だと希望が持てる。
バーデン・ヴュルテムベルクでの緑の党との連立政権にバイエルンなどのキリスト教社会同盟などの政党が賛意を示した。首班のクレチィマー氏の指導力とその一期目の政権を評価したということである。これで再び自由党無しで経済に強い州政府が成立する。ここラインラント・プファルツでは、少数与党でも辞さないと緑の党は大会で表明したようだ。こちらの方は先行き不透明である。
新聞には、影の首相と呼ばれたローター・シュペート元州首相の死亡記事が出ている ― 高等教育を受けていない名誉博士号の専門家としても有名だ。現在のバーデン・ヴュルテムベルク州の経済の強さを築いた政治家には違いない。そして、バーデンバーデンの祝祭劇場計画には無くてはならない政治家だった。そして今やっとその花が咲こうとしている。
同じ新聞のトップ記事は、自由党の元党首でメルケル政権の副首相ヴェスターヴェレの死亡記事が出ている。享年55歳だった。一昨日2013年のバイロイト祝祭の初日に旦那と一緒に並んで赤絨毯を進む姿が写っていた。てっきりエイズかと思ったら、白血病だったということである。
新聞にはAfDの新党公約について触れてあった。それをみると、二つの公共放送局網を民営化すると同時に国営放送局を設置するとあった。なぜこのような政党が一割以上の支持を集めているのだろうか。世界中で同じようなポピュリズムへの支持が話題になっている。トラムプ、大阪維新の党その他非常によく似ている ― 序ながら書き加えてくと、こうした連中が高等教育無償化とするのは、中共や北鮮のようにイデオロギー審査に通った者にしか教育を受けさせないということである。どうしてこのような権力集中の政治をどのような有権者が支持するのか?とても興味深い。恐らく共通しているのは、高等教育の大衆化と教養の無い高学歴者の輩出ということではなかろうか?こうした社会層は、教養に欠けるためにそうしたものを育む文化を否定することで、自らを正当化しようとする社会運動を必要としているのだろう。要するに反知性主義というものだろうか。
参照:
万世一系、無窮のいきほひ 2010-01-17 | 歴史・時事
スレート土壌女史の対決 2016-03-16 | 雑感
いつものスーパーでは、新鮮な魚介のエビは売り切れていた。詰めかけたドイツ人家庭が買い占めてしまったのだろう。ワイン売り場では、2013年物が多かったが、2011年物もいくらかはあった。同じような価格帯で2009年物のサントネーのプリミエクリュを23ユーロで購入した。そろそろ飲み頃だろうから楽しみだ。
思っていたよりも痛みなどは感じずに上り始めることが出来た。それでも十分に蹴ることは出来ないので、歩幅が伸びない。遅い、それでも心肺系にも負担が掛かる。下りでも何とか着地できるようになってきている。まだまだ力強くとはいかないが、足を捻らない限り、気を付けながら走る土台は出来てきている。通常15分のところで17分掛かっている。上りで倒木が二本あったとしてもまだまだ遅い、まだまだ辛い。それでももう一息だと希望が持てる。
バーデン・ヴュルテムベルクでの緑の党との連立政権にバイエルンなどのキリスト教社会同盟などの政党が賛意を示した。首班のクレチィマー氏の指導力とその一期目の政権を評価したということである。これで再び自由党無しで経済に強い州政府が成立する。ここラインラント・プファルツでは、少数与党でも辞さないと緑の党は大会で表明したようだ。こちらの方は先行き不透明である。
新聞には、影の首相と呼ばれたローター・シュペート元州首相の死亡記事が出ている ― 高等教育を受けていない名誉博士号の専門家としても有名だ。現在のバーデン・ヴュルテムベルク州の経済の強さを築いた政治家には違いない。そして、バーデンバーデンの祝祭劇場計画には無くてはならない政治家だった。そして今やっとその花が咲こうとしている。
同じ新聞のトップ記事は、自由党の元党首でメルケル政権の副首相ヴェスターヴェレの死亡記事が出ている。享年55歳だった。一昨日2013年のバイロイト祝祭の初日に旦那と一緒に並んで赤絨毯を進む姿が写っていた。てっきりエイズかと思ったら、白血病だったということである。
新聞にはAfDの新党公約について触れてあった。それをみると、二つの公共放送局網を民営化すると同時に国営放送局を設置するとあった。なぜこのような政党が一割以上の支持を集めているのだろうか。世界中で同じようなポピュリズムへの支持が話題になっている。トラムプ、大阪維新の党その他非常によく似ている ― 序ながら書き加えてくと、こうした連中が高等教育無償化とするのは、中共や北鮮のようにイデオロギー審査に通った者にしか教育を受けさせないということである。どうしてこのような権力集中の政治をどのような有権者が支持するのか?とても興味深い。恐らく共通しているのは、高等教育の大衆化と教養の無い高学歴者の輩出ということではなかろうか?こうした社会層は、教養に欠けるためにそうしたものを育む文化を否定することで、自らを正当化しようとする社会運動を必要としているのだろう。要するに反知性主義というものだろうか。
参照:
万世一系、無窮のいきほひ 2010-01-17 | 歴史・時事
スレート土壌女史の対決 2016-03-16 | 雑感