Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

因果応報のロックダウン

2020-09-25 | 雑感
駄目だ。フォアアールベルクがコッホ研究所によって危険地域にリストアップされた。十月に出かける予定の二地域は比較的良かったのだが、ドイツでの指数50ぐらいなのだが挟まれる地域が90を超えている。インスブルックやクッフシュタインは100を超えているのだが言及されていない。恐らく検査事情など全てを鑑みているのだろう。

これで三週間後に迫った演奏会はキャンセルになる可能性が高まった。少なくとも指揮者のキリル・ペトレンコは里帰り出来ないだろう。危険地区に指定されても必要があれば旅行は可能だが、ドイツに帰って五日目ぐらいにはPCR検査を受けることになる。その間は自宅待機である。そしてそこで陽性となれば更に二週間は自宅待機である。

ペトレンコのベルリンでの次の日程は10月最終週の稽古と本番で、引き続いてドイツ国内ツアーとなる。陽性になったところで全てキャンセルになる。まさかそのような危険は冒さないだろう。

万が一開催となった時にも国境検査はしないというので、知らぬ顔をして演奏会に出かけて知らぬ顔をして帰宅も可能である。しかし、五日後にはどこかでPCR検査を受けなければならず、もし陽性ならば二週間であるから、こちらも同じようにアルテオパーにも出かけられなくなる。もし検査を受けずに感染が発覚したとすれば多額の罰金を払う事になる。有料検査となれば最低120ユーロ取られるようだ。無理して出かける意味などは全くない。

少なくともここ暫く体調がとても悪くても、これは自分の経験から気をつけていたで終わる。その感染がアルテオパーなどで人にうつして発覚する可能性もとても小さい。要するにかかっているのかいないのか分からない典型的な状況におかれるだけだ。しかし、敢えて危険地域に入って戻ってくるとなるとそれなりの責任が問われる。

宿は直前までキャンセル可能だ。小さな感染域なのでクラスター潰しが可能ならば数値は直ぐに下げることは可能だがコッホ研究所が取り下げるにはそれなりの根拠と時間が掛かる。稽古を考えると、来週ぐらいに取り下げの話しが出ないと間に合わない。交響楽団がキャンセルを含めてどのように動くか。代理の指揮者などを立てずにすんなりと延期にして欲しいと思う。ペトレンコの日程を合わせるのは難しいが、延期が決まればそのままでよい。

大根の葉の部分を育てるのが習慣になった。今回は出来るだけ茎の数の多いものを購入したので、予想通り大根葉が育った。季節がらバジルの方は駄目になったので、キッチン唯一の緑である。まだ他の鉢はバルコンに置いてある。水栽培であるが何時でも新鮮な緑を食せるだけに楽しみである。何にしようかと考えている。

それにしても調子が悪い。この地域の新感染指数も11まで上がった。ハムやドルトムントでも大規模クラスターが結婚式などで起きて2000人程が一機に自宅待機となっている。兎に角パーティー類で人が寄って飲食をすることは禁止にすべきである。その代り飲食業の付加価値税は一時止めればいい。16%でも安くなれば使う人も多いだろう。

マドリッド市民はこの十四日間で1%が陽性というから、もう閉鎖を続けるしかない。武漢の様に食料補給とかを第三者がしていくしかないのだろう。我が市が少なくとも三人出た時でも数字的にはまだまだ及ばなかったので、街に出るだけで直ぐ感染するのは明白だ。日常食料品なども配給して行くしか方法が無い。感染病とはそういうものだとそれを見るとよく分かると思う。そして一寸油断するとどこでも同じようになり得る。

そのような街がオペラ上演だとかなんだとか言っているのが如何に狂っているか。ヴィーンはまさにそれに近づいていて、このまま続けていれば同じ状況になるのも間違いない。



参照:
マスク舞踏会の夜 2020-09-23 | 文化一般
音楽会マスク着用様々 2020-09-20 | 雑感
コメント
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