先にオーディオについて考察した。今度はオプティカルナ面である。車両の色について感想を聞いて、この色がいいとかの異なる意見を聞くと調べざるを得ない。現時点ではまだ変更は問題がない。しかしボディーの色は結構生産工程では同じ色を集めて流すだろうから早めに決定すべきものだろう。カロッセリーの色塗りは骸骨をクレーンで釣ってプールに浸けて一気に流していく。早く乾いてある程度溜まってくるとシャーシと合わせてバンドに乗るだろう。それが幾つどの時点で貯めっているかで大まかな時期が決まるだろう。
さて今回の発注では無料で選択可能な色は8色あって、その内2色はメタリックが入らない。そして、スタイリングによっては色合いがとても合うというのがメタリックが入らない単色グレーとなっていて、特別価格を取っている。
実は現在の車を発注するときには当時のF1での活躍のシルヴァーがとても売れていて、日本における白と同じぐらいに出ていた。しかし、どう見てもとたん塗りの色で薄っぺらい印象が強かったので黄味が入ったシルヴァーをそれだけの特別価格で選択した。それゆえに最初から少しの傷でも気になって、修理するとなると面倒で高価なことになったのである。即ち小さな傷は修理できなかった。そして錆が出てくるようになればもうどうでもいいことになった。その投資額は確かに特別感でそれだけ見合ったのだが、それゆえに気になるという欠点もあったのだ。
テストカーでYouTubeなどでよくみられるのはアルパイングレーという単色で特に星の無いスポーツカータイプのフェースの黒色に合うということが根拠になっているようで、確かにコンビネーションがよい。しかしメタルが入っていないのに追加価格を要求しているという事は特別な配色で原料も高いのかもしれない。それでも時間が経つと色褪せた感じになってくるのは避けられない筈だ。追加価格でもなくてもそれを選択したかどうかは疑わしい。
Mercedes E-Klasse (2023): Ein weiterer Schritt in Richtung Perfektion | AUTO ZEITUNG
Fahrbericht: Auf eine neue E-Klasse mit Technik und Motor
先ほど上げた写真もメタリックが入っているからこそ森の新緑を反射して微妙な色合いになっている。それどころか、前の記事の写真ではワイン地所で太陽の光を受けてテールランプに沢山の星を輝かせていた。単色の場合には太陽の光以外にそれだけの変化は期待できないであろう。若干カメレオン的な面があって、本当にそうならば、これだけハイテクのテクノロジーが集まった車輛に最もマッチすることになる。所謂アクティヴセーフィティなどの環境の情報を受けての柔軟な反応性を色彩として示す。
音楽における指揮者に関して述べているように今や独自の色を示して自身の特徴を示すことには現代には不似合いなのである。まさしくこれは工業デザイン的にも美学的な考察ともなる。
如何に外界の環境からの情報を反映させるか、それに尽きる。つまり従来の趣向や判断基準では的外れになるという事にも成りかねないことを示している。その意味からここ数年の乗用車のデザインなどにはとても違和感を感じてきたのだが、その美学的な背景が漸く認識できて来た。
今回のコンフィギュレーションの仕方にデザインへの高度な審美眼が表されるのではないかと期待している。恐らく間違いはしていないと思う。
2024 Mercedes E Class NEW | Full E450 Drive Review Interior Exterior Sound
Digitale Weltpremiere der neuen Mercedes-Benz E-Klasse
参照:
オーディオ的考察の叩き台 2024-04-27 | 音
空気羽根で床を上げる 2024-04-25 | テクニック
さて今回の発注では無料で選択可能な色は8色あって、その内2色はメタリックが入らない。そして、スタイリングによっては色合いがとても合うというのがメタリックが入らない単色グレーとなっていて、特別価格を取っている。
実は現在の車を発注するときには当時のF1での活躍のシルヴァーがとても売れていて、日本における白と同じぐらいに出ていた。しかし、どう見てもとたん塗りの色で薄っぺらい印象が強かったので黄味が入ったシルヴァーをそれだけの特別価格で選択した。それゆえに最初から少しの傷でも気になって、修理するとなると面倒で高価なことになったのである。即ち小さな傷は修理できなかった。そして錆が出てくるようになればもうどうでもいいことになった。その投資額は確かに特別感でそれだけ見合ったのだが、それゆえに気になるという欠点もあったのだ。
テストカーでYouTubeなどでよくみられるのはアルパイングレーという単色で特に星の無いスポーツカータイプのフェースの黒色に合うということが根拠になっているようで、確かにコンビネーションがよい。しかしメタルが入っていないのに追加価格を要求しているという事は特別な配色で原料も高いのかもしれない。それでも時間が経つと色褪せた感じになってくるのは避けられない筈だ。追加価格でもなくてもそれを選択したかどうかは疑わしい。
Mercedes E-Klasse (2023): Ein weiterer Schritt in Richtung Perfektion | AUTO ZEITUNG
Fahrbericht: Auf eine neue E-Klasse mit Technik und Motor
先ほど上げた写真もメタリックが入っているからこそ森の新緑を反射して微妙な色合いになっている。それどころか、前の記事の写真ではワイン地所で太陽の光を受けてテールランプに沢山の星を輝かせていた。単色の場合には太陽の光以外にそれだけの変化は期待できないであろう。若干カメレオン的な面があって、本当にそうならば、これだけハイテクのテクノロジーが集まった車輛に最もマッチすることになる。所謂アクティヴセーフィティなどの環境の情報を受けての柔軟な反応性を色彩として示す。
音楽における指揮者に関して述べているように今や独自の色を示して自身の特徴を示すことには現代には不似合いなのである。まさしくこれは工業デザイン的にも美学的な考察ともなる。
如何に外界の環境からの情報を反映させるか、それに尽きる。つまり従来の趣向や判断基準では的外れになるという事にも成りかねないことを示している。その意味からここ数年の乗用車のデザインなどにはとても違和感を感じてきたのだが、その美学的な背景が漸く認識できて来た。
今回のコンフィギュレーションの仕方にデザインへの高度な審美眼が表されるのではないかと期待している。恐らく間違いはしていないと思う。
2024 Mercedes E Class NEW | Full E450 Drive Review Interior Exterior Sound
Digitale Weltpremiere der neuen Mercedes-Benz E-Klasse
参照:
オーディオ的考察の叩き台 2024-04-27 | 音
空気羽根で床を上げる 2024-04-25 | テクニック