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新しいパン屋を見つけた。通っていた最後に潰れたパン屋から五十メートルも行かないところである。隣町の住宅街のなので知らなかった。手作りパンの情報として人から聞いたので早速買いに行った。
住所を電話帳で調べると238番とかになっているので、坂を上まで車を走らせたのだが道は終わって他の道になってしまう。他の道を戻って探しながら走らせていると郵便配達のおばさんがいたので尋ねた。
「パン屋を探しているんだけど、238番」
おばさんが考えているので、書き写した紙を見るとそれを覗きこむようにおばさんは、
「ああ、それは23Bよ」
「ええ、ああーそうかBか」。
なんて事はない。坂の登りながら少し気になった建物だったのだ。新しく出来た三件ほどのショッピングモールであった。急いで店に侵入して、
「まあ、兎に角、色々のものを試すわ」と、
店の奥を覗きこむように注文すると、流石にこの客は訳ありと思ったのか、親切にニコニコと対応してくれた。
さて、先ず第一評価は、ブロッツェンはサクサクとして塩気もかすかにあって美味いのだが、あくる日に残した分は少々硬さが気に食わなかった。
百姓パンは、なかなか目の詰まりも湿り気も適当でなかなか良かった。もう少し風味が強ければ良かったのだが。
ラウゲンブッレッツェルは、サクサクポキポキしていてそれまで買っていた店よりも本格的であった。
現時点では、84点から89点という感じである。暫らく試してみたい。
トリュフ入りのレヴァーパステータをたっぷり塗るが、もし95点以上のパンが毎日入るならば、年間一千五百万円の賞与などは要らない。生活環境が満たさなければ、そんなもの何の役にも立たない。
参照:
マイスターのための葬送行進曲 [ 音 ] / 2005-04-15
本当に一番大切なもの? [ 文学・思想 ] / 2006-02-04
住所を電話帳で調べると238番とかになっているので、坂を上まで車を走らせたのだが道は終わって他の道になってしまう。他の道を戻って探しながら走らせていると郵便配達のおばさんがいたので尋ねた。
「パン屋を探しているんだけど、238番」
おばさんが考えているので、書き写した紙を見るとそれを覗きこむようにおばさんは、
「ああ、それは23Bよ」
「ええ、ああーそうかBか」。
なんて事はない。坂の登りながら少し気になった建物だったのだ。新しく出来た三件ほどのショッピングモールであった。急いで店に侵入して、
「まあ、兎に角、色々のものを試すわ」と、
店の奥を覗きこむように注文すると、流石にこの客は訳ありと思ったのか、親切にニコニコと対応してくれた。
さて、先ず第一評価は、ブロッツェンはサクサクとして塩気もかすかにあって美味いのだが、あくる日に残した分は少々硬さが気に食わなかった。
百姓パンは、なかなか目の詰まりも湿り気も適当でなかなか良かった。もう少し風味が強ければ良かったのだが。
ラウゲンブッレッツェルは、サクサクポキポキしていてそれまで買っていた店よりも本格的であった。
現時点では、84点から89点という感じである。暫らく試してみたい。
トリュフ入りのレヴァーパステータをたっぷり塗るが、もし95点以上のパンが毎日入るならば、年間一千五百万円の賞与などは要らない。生活環境が満たさなければ、そんなもの何の役にも立たない。
参照:
マイスターのための葬送行進曲 [ 音 ] / 2005-04-15
本当に一番大切なもの? [ 文学・思想 ] / 2006-02-04
引っ越す前はそこに通いました。点数にするなら88点(8bでなく)現在地で一番マシな店はギリギリ80点に届くかという程度なのが残念です。
一軒、単価がたぶん他より倍以上高いパン屋があってそこは確かに美味いのです。ただし、年間1千五百万円の賞与がないと買わないのでは?という値段ですが(笑)
ドイツの場合価格が決まっているので、幾ら手作りしても高く売れないのが店仕舞いの理由ですが、勿論価格が高くなれば毎日の事ですから売れなくなり日常の業務は不可能となります。
人気の店の売れ筋は奇天烈な調理パンや所謂デニッシュです。まともなパンを好む客はやっぱり少数のようです。
発酵食品は作り手で本当に差が出ますね。ワインと一緒で。
最近の小麦の値上がりで経営環境が悪化しているのは確かで、美味しいイースト菓子を出すような良心的なベーカリーが潰れやしないか、とても気を揉んでいるんです。
実は私も本来は米派もしくはヌードル派でして、所謂パン食というのは今でも朝食主体なのですが、1986年に95点に近いブロッツェンに出あってから愛好家になっております。
現在のドイツの家庭が普段食する程度は平均80点ほどで、旅籠やホテルで出るものが80点後半平均でしょうか。
フランスパンでも同じですが、北海道はいざ知らず、どうしても気候との関係があるので表面をサクサクさせて尚且つ中を適当な生地にするのは難しそうです。
しかし、日本のパン文化の歴史はこれまた何処かで日本化しているので、例えばサンドウィッチパンも独特です。海外に居住する日本人が選ぶ、日本人のために焼く、日本人の食する食パンが場所によっては存在するようです。
その特徴は米のようにもちゃもちゃとさせるのですが、今もし私がそれを食べると上顎にくっ付いてまるでこんにゃくゼリーのように喉を詰まらしてしまうでしょう。
一千五百万円の賞与というだけで、
くらくらする私は、、、、。
この話には加われないようです。
(ーー;)