日本のバブル時代ではなくて、自分自身においてのバブリーな時代が過去にありまして。。。
確かに、今ではとてもそんな高価なお買い物なんて〜って言うような
そんな”ブランド品”を、私もいつも買って。。。いえ買ってもらっていた頃がなつかしい。
30代に入った頃、私のお気に入りは何と言っても ”サルバトーレ フェラガモ”
スタイリッシュで大人っぽくて、イタリアンモダンなこのブランドの大ファンでした。
たまの休日には、真っ白なスポーツカーをビバリーヒルズの店の前に停め
馴染みの店員さんが、あれこれと並べてくれたりするのを楽しみながら
バッグやサンダル 。。。と、赤いあのショッピングバッグを抱えてウキウキ帰ったものです。
今でも、たまにはお出かけの時用に使うものもありますが(全て今は倉庫です。)
テキサスに引っ越してきてからというもの、悲しいことに私は全くもって変わってしまいました!
まず髪は、湿気が多い夏、一年を通して強い風の日も多くなせいで”まとめ髪”
とても以前のようなストレートなボブは難しく(毎日時間をかけていました。)
かと言って、ただ結ぶだけのポニーテールじゃ若い子みたいで恥ずかしいし(無理です。。)
バッグも冬以外はほとんど”かごバッグ”(もしくは布バッグ)
アスファルトを歩くより、砂利や土の上を歩くことが多かったせいで(雨も多いし)
いつの間にか、私の普段履きはあれほど毛嫌いしていた”スニーカー”か長靴(レインシューズですが)
となると、普段着もどうしてもそれらに合うコットン系のカジュアルに。。。
ほんと、歳を重ねたらもっときちんとお洒落して素敵なマダムになりたかったのに〜!!
何だかこれはもう叶わない夢になってしまっているようですね。
と。こ。ろ。が。!!!ところがですよ!
先日、主人の一年に一度の眼の検診について行ったときの出来事なのですが
新しくメガネを作り直す主人のフレームがをどれがいいかねぇ〜なんて
クリニックと同じフロアにある眼鏡屋さんで(アメリカはこういう作りが多いです。)
主人のためにと探しているうち、気がつけばあまりにも素敵なサングラスに目が行った私
この際ブランドもどうでもいいし、自分は買わないんだから。。。と見ていると
店員さんがかけてみていいですよと、そう言ってくれたので(それじゃちょっとだけ。。)
うわぁ〜、かけ心地も最高だし鏡を覗くと”エッ、何処のマダムですか?”って
かけたとたんに、ものすごく気にいってしまった私(それから店内ずっとかけっぱなし〜)
買ってほしいなんてわけでもなく、もちろんそんなつもりもなかったのですが
お値段聞くと200ドル近い(田舎暮らしなんで、今の私にはそんな高級メガネとんでもない)
そんな私を察してか、主人が”気に入ってるんでしょ、買っていきなさい”と言ってくれましたが
今日は私のを探しに来たんじゃないしぃなんて遠慮がちに。。。(でもこれはもう手放せないかも!!)
はい、結果ついにこのままこれをショーケースに戻していくわけにはいかなくなりました。
これがそのサングラスです。 Carolina Herreraというヴェネズエラ人のデザイナーで
歴代大統領夫人のお洋服を手がけるような人だそうです。
ジャクリン オナシス、ローラ ブッシュ、今のファーストレディ メラニア トランプETC
錚々たる方たちのデザイナーってことすらあまり良く知らなかったのですが
サングラスだけでも、とってもいい気分にさせてもらえて(庶民の私がですよ!)
鏡を見つめては思わずニンマリとする自分を見て(結構いい感じ〜なんて!)
とにかくやっぱりいいですね、素敵なデザイナーがデザインした"モノ"っていうのは
いつものお買い物も、お散歩もこれをかけているだけで気分がぜんぜん違うんですもん。
久しぶりにしてしまった"衝動買い"(とは、ちょっと違うかな。。)ですが
有名ブランドだからと選んだのではない買い物の仕方が(たまたまそうだっただけで)
若かった頃のブランド主義的でなくて、いい買い物が出来たという満足感。。かな
もちろん肝心の主人のメガネも、気に入ったフレームを選びオーダーすることが出来ましたよ。