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複数の通行帯がある道路を走っていて、
一つ右の車線に移りたいときは、
その車線を通行している車を妨害しないようにしてください。
そのため、右の安全確認には特に注意を払う必要があることは
言うまでもないでしょう。
安全確認は、
所内教習でイヤと言うほど練習した(はずの)、
「ルームミラー」→「サイドミラー」→「ミラーの死角」
の3点確認です。
ところで、「追い越し」の場合に、
「追い越した相手がルームミラーに移ったら元の車線に戻る」
というのを練習(もしくは勉強)していると思います。
それは、
ルームミラーに映っている車は、
ある程度の距離が離れていることを意味します。
(ただし、その車が自車と同じ速度で走っている場合に限ります)
これと同じ理屈で、車線変更に際しても、
右隣の車がルームミラーに映っているなら、
通常は、自車が車線変更してもその車を妨害しません。
もし右隣の車が、ルームミラーに映らずサイドミラーにだけ映っていたら、
彼我の距離と速度により、また、相手ドライバーとの“駆け引き”も使いながら、
自分が行くか、相手に譲るかを判断してください。
そして、右隣の車が
ルームミラーにもサイドミラーにも映っていなかったら(ミラーの死角にいたなら)
自車のすぐ近く(あるいは本当に真横)にいるわけですから、
その場合は、車線変更を中止しなければなりません。
合図を消して、アクセルを少し緩めてください。
(言うのはたやすいですが、これが結構難しいのですよね)
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