缶詰だけど、それが何か?

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DoaU185日目_Part2_カツオのたたきサラダ

2009-09-01 22:57:31 | レシピ
F=ma

力とは質量と加速度によって決まる。
高校の物理で最初に習った公式がコレだった。

デフォルトでおもしろい顔の嫁さんが髪を切ってきた。
前髪を切りすぎて、おもしろさが加速度的に急上昇。
つまり、おもしろ力も2次曲線を描く訳である。

5秒ちゃんと見て!

それは無茶です。
肉塊をぶら下げて喰いつかないハイエナなどいるものか。
てか、キミがそもそも笑ってるじゃん。

愉快な顔をふりまきながら自由が丘を放浪したらしい。
ご迷惑をおかけしました、地域住民の方々・・・いや、観光客か?

その挙げ句に
カツオを釣ってきたぞぉ!

捌かれて、さらに炙られたカツオが泳いでいたらしい、キミサワで。
98円@100gという破壊的な値段だったので、思わず釣った、と。

加工日は今日、賞味期限も今日。なのに198gもある。
漬込んで焼いておけば明日でも大丈夫なんじゃね?そう言ってみる。
嫁さんは首を振る。今日はカツオ三昧だ!

水菜を処理する。
日曜日に冷し中華を作った時の処理方法とまったく同じ。
ザルとトングを使う訳で、それを見た嫁さんが驚く。
そんな方法があったんだ!
君は何年、主婦をしてた?

レタス3枚を水に放ち、喰いやすい大きさにちぎる。

度胸を決めて、カツオのたたきをそぎ切りにする。

冷やしておいた器にレタスを引く。
カツオをのせて、おろしショウガをのせる。
最後に水菜を漬け汁ごとぶっかければ完成。



ちょっとぬめっとした食感は確かにうまい。
クセも苦みもないから、けっこうな勢いで食べすすむ。

しかし、だ。
無理です、動物性たんぱく質の198gは。
これ以外、何かを食べようという気すら起きない。

たぶん半量の約100g、つまり0.1kgを食べた。
重力加速度は9.8m/ss。
つまり、オレの胃には0.98kgm/ssの力がかかっている訳で・・・。

DoaU185日目_Part1_トマトの冷製パスタ

2009-09-01 17:15:32 | レシピ
9/1(火)

髪というものは垢と同じで生きていない。
まあ髪が生きていたら、エラいことになる。
床屋や美容院では阿鼻叫喚の地獄絵図が常に繰り広げられる訳だし、
ドライヤーで乾かそうとすれば火傷は必至、絶叫屋敷になる。

ただ、基本は垢なのだ。
神経が通ってないから、痛みがない、だから絶叫しないで済む。
しかし、この垢を人間は後生大事にする。
毎日、シャンプーしコンディショナーやらトリートメントする。
頭部の保護という目的があるけれど、その目的以上に大切にする。
なぜか?
当たり前だ、カッコ悪いからだ、禿は。
好き好んで禿になるヤツなんていない。
坊さんだって、剃髪してるのは修行僧ぐらいだ。

イタリア語で髪はcapelli。
で、髪のように細いパスタはカペッリーニ。
言いづらいからか、日本ではカッペリーニと言われるこのパスタ、
冷製にしたり、ばきばき折ってスープに入れる、などが用途。

しかし、この暑い中、スープを食べたいと思う訳がなく、冷製パスタにする。

豚もも肉に大量に塩をふり、さらに白ワインをふって冷蔵庫で寝かせる。
塩で脱水したら、水から茹でて、完全に火が通ったら水気を切って冷蔵庫へ。

タマネギ1/2個をみじん切りにして水にさらす。
でかいボウルにオリーブオイル大さじ5を入れ、おろしニンニク、
白ワインビネガー大さじ2、コンソメ小さじ2を加えて撹拌する。
トマト1個もみじん切りにして、ボウルに放り込み、混ぜ合わせる。
タマネギも水気を切って入れる。



豚もも肉を細切りにして、ボウルに入れ、撹拌する。
豚から塩が出るので、塩は豚が馴染んでから調整する。



オリーブ3個を細切りにして、ボウルに加え、
オレガノとバジルを大量にふり入れる。黒コショウも適宜。

ゆで卵を固ゆでにして、冷蔵庫で冷やす。

カッペリーニは2分ちょいで茹で上がるので、冷水でしっかりしめ、
ボウルへ入れてよく混ぜる。



カッペリーニを家で使うのは初めてだけれど、
歯ごたえはなかなかいい感じ。4~5本いっぺんに喰える。

ただ思いのほか、豚から塩分が出なかった。
黒コショウと塩をちょいと足せばいいだけ。
引き算はできないからねえ、料理は。