缶詰だけど、それが何か?

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DoaU206日目_Part3_キリン ホップの真実

2009-09-22 22:14:36 | 食べ物
去年の今ぐらい、発泡酒の新しいモノが発売された。
で、新しいモノ好きとしては、飲んでみようと思った。
近所のスーパーに向かいながら、発泡酒を買う、そう言った。
嫁さんが核兵器並みの言動を投下した。

発泡酒?そんなのわざわざ買わずにドンペリ飲めばいいじゃん

リーマンショック直後、日本もかなりの不景気に陥っていた。
そんな中で「ドンペリ飲めばいいじゃん」である。
パンがなければ菓子(ブリオッシュ)を食え、とほざいたとされる
マリー・アントワネットだって、そんなことは言わねえよ。
そもそもドン・ペリニヨンは果実酒であって、発泡酒ではない。

キミ、殺されるよ、そう言って、嫁さんの口を塞いだ。

最近、発泡酒で新発売はまずない。
かつて第3のビールと言われた、リキュール(発泡性)は新発売が続く。
そして買ってしまったのだ。



キリンのホップの真実

ホップが2倍らしいけれど、何を基準に2倍?それはわからん。

しかし、ホップの苦みというか、ホップらしさは感じる。
てか、コレ、昔のラガーみたいな感じ。
今のキリンラガーよりも、よっぽどビールっぽい。
少なくとも、モルツよりはウマいんじゃね?

進化が続くこのジャンル、
利きビールやったら絶対に間違える、その自信だけはある。

DoaU206日目_Part2_ドミニク・サブロン(パン/渋谷)

2009-09-22 21:45:08 | 食べ物
映画監督で誰が好きか?
そう聞かれたら、たぶんメル・ブルックスと答える。
「ヤング・フランケンシュタイン」を初めて見たのは大学生のとき。
日本公開から10年弱ぐらい経過していたけれど、
それまでの笑いを根底からひっくり返すぐらいの衝撃。
執拗なまでのドタバタの繰り返し、死ぬかと思うぐらい映画館で笑った。

フランケンシュタイン教授、ジーン・ワイルダーは
「アイム・フロンコンスティン」と繰り返したけれど、
そのフロンコンスティン教授は、優秀な脳を盗み出そうとし
(結果はアホな脳を盗んでしまうけれど)、
屈強な体つきの死体(凶悪犯の死体)を墓から掘り返し、
そしてついには祖父・フランケンシュタイン博士と同じく、死者を蘇らせてしまう。
そのモンスター役を演じたのがピーター・ボイル。

そして今日、このピーター・ボイルにそっくりな人物を見つけた。

ドミニク・サブロン

パリの高級パン屋のオーナーなんだけれど、どう見てもモンスター。
マキシム・ド・パリ(ソニーの方)とのコラボで
昨年、赤坂サカスにオープンし、今年8月末に東急フードショーにもオープン。
ヒラルの帰りに、東急フードショー店に寄ってみた。

バゲットを買ってみる?とか、嫁さんと話したけれど、
オレが死体になっている間に、嫁さんはパン焼きマシーンと化した。
家中パンだらけ。
バゲットを買うと、一生パンを食いつづけるはめに陥る。
すんなり諦めて、クロワッサンだけ買って帰る。



見た目はきれいに層ができていて、なかなかうまそうである。
表面もパリッとした感じがする。

しかし、だ。
コレ、クロワッサンか?

クロワッサンと言えど、フランス産小麦なので、もっちりとした食感にはならない。
外はパリっと、中はさくっとした食感が命。
だから、手でちぎろうとすると、そのまま崩れてしまうし、
言ってみれば、柔らかいパイ状のハズだ。
そして、大量に使うバターの風味も欠かせない。

しかし、このクロワッサンは違う。
歯を押し返してくるのだ、生地が。

発酵バターの風味を活かすために、とか御託がある。
たしかにバターの香りは活きているけれど、肝心の食感が最悪だ。
ソニーというか、マキシム・ド・パリ側に
日本ではもっちりとした食感がウケる、とか吹き込まれたのか?

これがパリで人気だったら、フランスなんて行く必要はほぼない。
ヤマザキのクロワッサンで十分だ。

DoaU206日目_Part1_トルコレストラン ヒラル

2009-09-22 17:30:57 | 食べ歩き
9/22(火)

世界中で嫌われる、もしくは金のなる木としか思われない日本人。
だけど、トルコだけは別だ。
イスタンブールの絨毯屋以外なら、誰でも信用できるし、
日本人が好きで、そしてとことん親切にしてくれる。

バス乗り場でどのバスに乗ればいいのか?迷っていたら、
おじさんAが登場。「このバスに乗りなさい」と教えてくれた。
おじさんBが登場。「いや、こっちの方が便利だ」と言い出す。
周りのトルコ人も巻き込んで、ケンカみたいな騒動。
そのど真ん中で、困り果てた日本人・・・もちろんオレである。

首都アンカラまでバスでたどり着く。
しかし、空港行きのハヴァシュ(リムジンバス)乗り場がどこだかわからん。
普通の商店では言葉が通じないだろうと思って、小さな本屋に入る。
お店のおねえさんに、片言の英語でハヴァシュに乗りたいと告げる。
すると、英語で5分待ってくれ、と。
本屋の外で待っていると、お客さんを送り出しながら、店を閉める。
行きましょう、そう言って、てけてけ案内してくれた。
ここが韓国人墓地で・・・とか目につくものは片っ端から説明してくれる。
おまけにハヴァシュ乗り場で手続きすらしてくれる。
最後に、土産を買え、と言われるんじゃない?
と生まれつきの性悪説が鎌首を持ち上げるけれど、
Have a nice trip!と去って行った。

こんなに大切にされたことは土産物屋ぐらいでしかない。
また行きたいなあ、黒海沿岸とアナトリアは行っていないし、
イスタンブールだって、ほぼ見ていない。
かなり緩いイスラム教なので、ビールだってアホみたいに飲める。
行きてえなあ・・・。

風邪もけっこうよくなった。
咳はブロンでねじ伏せてあるし、鼻水もたいしたことはない。
木曜日にはハローワークにも行かなければ、だし、
金曜日は大塚会があるかもしれない。

社会復帰をかねて、自由が丘でもふらふら・・・と思ってたら、
嫁さんが高らかに宣言する。
「渋谷に行こう!なにわうまいもん市だあ」

本当の目的はHABAで化粧品を買うことだったりするけれど、
まあ、渋谷ぐらいなら問題ない。

東横線の改札を抜ければ東急東横店。
HABAで足止めを食らうけれど、11時半ぐらいには8階へ。
蓬莱の豚まんにはちょっと心を動かされたけれど、
2時間待ちって何だよ?
あとはどうでもいいか・・・で西館から南館へ。
そのままマークシティを抜けて、サイバーエージェントの裏手、
「はやし」というラーメン屋に向かう。
はやしに行った時、近くにトルコ料理屋があったから、そこに行ってみよう!と。
しかし、あれ?ここじゃないなあ、と風俗店の横を抜けたりして、
たどり着いたら、なんだよ、東急プラザの裏手すぐじゃねえか。



赤に白い三日月はまさにトルコ。
表にランチメニューが出ている。



オレが食べたいのはキョフテ、そう決まっているけれど、
トルコ料理を食べたことのない嫁さんのアタマは???。
ケバブ?それとも煮込み料理?
まあ行ってみましょ。

エレベーターで3階に上がる。
迎えてくれるのは近代トルコ建国の祖ケマル・アタテュルクの写真。
愛されてますねえ、さすがです。

明らかにトルコ人のおじさん2人が「いらっしゃいませ~」。
日本語、かなり上手です。
いっそ「メルハバ!(Hello)」と応えようと思ったけれど、
それ以外に「テシュッキュレデリム(Thank you)」ぐらいしか覚えていない。
ややこしいことになるのもイヤなので、笑顔の日本人で通す。

キョフテと煮込み、そしてビールを頼む。
ビールはトルコでさんざん飲んだエフェス。



缶でしか飲んだことがなかったので、瓶はちょっと感動的。
かなり懐かしい味を楽しむ間もなく、チョルバス(スープ)が登場。



何だろね?このスープ。
キノコ類とピーマンはわかるけれど、ベースがわからん。
ヨーグルト感もないし・・・うまいけれど、ちょいとピリっと。

スープを食べてる途中で、嫁さんのサラダが来る。



レタスにトマト、キュウリにタマネギといたってフツー。
もうちょっとレモンが強いと、よりトルコな感じのような・・・。

サラダを観察してたら、パンが出てくる。



トルコのパンは基本的に粉だけで、塩などの味がない。
キョフテやケバブを挟んだり、ヨーグルトベースのメゼをつけたりするしねえ。

パンをひとかじりした所で、メインが登場。



キョフテである。
日本語訳すると、羊の肉団子。
このHILALという店のキョフテはかなり唐辛子が効いている。
それに、かなり火を通しているので、ちょっとパサついた感じ。
トルコ本国だともっと生っぽかったけど・・・
これじゃ、エジプトのコフタ(同じく肉団子)みたいな感じ。
嫌いじゃない、てか好きだけれど、トルコかあ?



嫁さんが頼んだ煮込みはトマトソースでナスとキョフテを煮たもの。
コレがなかなかいい感じ。
ただ、嫁さん的には、これならオレでも作れそう、とパスして
キョフテに手を伸ばす。

どちらもパンにサラダと一緒に挟んで食べる。
ああ、うまい。

最後にチャイが出てくる。



かなり砂糖が控えめで小さい角砂糖が1個だけ。
もっとどろどろに甘くしてこそチャイではないか?

2人で2,400円。けっして安くはない。
トルコだったら高級レストランでも1/4以下の値段で食べられる。
トルコと日本を比較するのはおかしいけど。

それとヨーグルト系のメゼ2品とかランチでも選べるようになればもっといい。
だって、ヨーグルトの語源はトルコ語のヨウルトだし。