9/22(火)
世界中で嫌われる、もしくは金のなる木としか思われない日本人。
だけど、トルコだけは別だ。
イスタンブールの絨毯屋以外なら、誰でも信用できるし、
日本人が好きで、そしてとことん親切にしてくれる。
バス乗り場でどのバスに乗ればいいのか?迷っていたら、
おじさんAが登場。「このバスに乗りなさい」と教えてくれた。
おじさんBが登場。「いや、こっちの方が便利だ」と言い出す。
周りのトルコ人も巻き込んで、ケンカみたいな騒動。
そのど真ん中で、困り果てた日本人・・・もちろんオレである。
首都アンカラまでバスでたどり着く。
しかし、空港行きのハヴァシュ(リムジンバス)乗り場がどこだかわからん。
普通の商店では言葉が通じないだろうと思って、小さな本屋に入る。
お店のおねえさんに、片言の英語でハヴァシュに乗りたいと告げる。
すると、英語で5分待ってくれ、と。
本屋の外で待っていると、お客さんを送り出しながら、店を閉める。
行きましょう、そう言って、てけてけ案内してくれた。
ここが韓国人墓地で・・・とか目につくものは片っ端から説明してくれる。
おまけにハヴァシュ乗り場で手続きすらしてくれる。
最後に、土産を買え、と言われるんじゃない?
と生まれつきの性悪説が鎌首を持ち上げるけれど、
Have a nice trip!と去って行った。
こんなに大切にされたことは土産物屋ぐらいでしかない。
また行きたいなあ、黒海沿岸とアナトリアは行っていないし、
イスタンブールだって、ほぼ見ていない。
かなり緩いイスラム教なので、ビールだってアホみたいに飲める。
行きてえなあ・・・。
風邪もけっこうよくなった。
咳はブロンでねじ伏せてあるし、鼻水もたいしたことはない。
木曜日にはハローワークにも行かなければ、だし、
金曜日は大塚会があるかもしれない。
社会復帰をかねて、自由が丘でもふらふら・・・と思ってたら、
嫁さんが高らかに宣言する。
「渋谷に行こう!なにわうまいもん市だあ」
本当の目的はHABAで化粧品を買うことだったりするけれど、
まあ、渋谷ぐらいなら問題ない。
東横線の改札を抜ければ東急東横店。
HABAで足止めを食らうけれど、11時半ぐらいには8階へ。
蓬莱の豚まんにはちょっと心を動かされたけれど、
2時間待ちって何だよ?
あとはどうでもいいか・・・で西館から南館へ。
そのままマークシティを抜けて、サイバーエージェントの裏手、
「はやし」というラーメン屋に向かう。
はやしに行った時、近くにトルコ料理屋があったから、そこに行ってみよう!と。
しかし、あれ?ここじゃないなあ、と風俗店の横を抜けたりして、
たどり着いたら、なんだよ、東急プラザの裏手すぐじゃねえか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/41/d2b69db34a0843e8e4841d4da406b351.jpg)
赤に白い三日月はまさにトルコ。
表にランチメニューが出ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/dd/672d78561f4e313de618f5490fae2698.jpg)
オレが食べたいのはキョフテ、そう決まっているけれど、
トルコ料理を食べたことのない嫁さんのアタマは???。
ケバブ?それとも煮込み料理?
まあ行ってみましょ。
エレベーターで3階に上がる。
迎えてくれるのは近代トルコ建国の祖ケマル・アタテュルクの写真。
愛されてますねえ、さすがです。
明らかにトルコ人のおじさん2人が「いらっしゃいませ~」。
日本語、かなり上手です。
いっそ「メルハバ!(Hello)」と応えようと思ったけれど、
それ以外に「テシュッキュレデリム(Thank you)」ぐらいしか覚えていない。
ややこしいことになるのもイヤなので、笑顔の日本人で通す。
キョフテと煮込み、そしてビールを頼む。
ビールはトルコでさんざん飲んだエフェス。
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缶でしか飲んだことがなかったので、瓶はちょっと感動的。
かなり懐かしい味を楽しむ間もなく、チョルバス(スープ)が登場。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/55/c3a7f7bf2262535c075cf9a9289e6730.jpg)
何だろね?このスープ。
キノコ類とピーマンはわかるけれど、ベースがわからん。
ヨーグルト感もないし・・・うまいけれど、ちょいとピリっと。
スープを食べてる途中で、嫁さんのサラダが来る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/a2/96c7afefb692c20ac4357eed9c472d0a.jpg)
レタスにトマト、キュウリにタマネギといたってフツー。
もうちょっとレモンが強いと、よりトルコな感じのような・・・。
サラダを観察してたら、パンが出てくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/20/c1fdb6ddfb49659d2cb07cafbe470ff2.jpg)
トルコのパンは基本的に粉だけで、塩などの味がない。
キョフテやケバブを挟んだり、ヨーグルトベースのメゼをつけたりするしねえ。
パンをひとかじりした所で、メインが登場。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/7f/f00ca1c5e7d6b68ad9f050d856f0016b.jpg)
キョフテである。
日本語訳すると、羊の肉団子。
このHILALという店のキョフテはかなり唐辛子が効いている。
それに、かなり火を通しているので、ちょっとパサついた感じ。
トルコ本国だともっと生っぽかったけど・・・
これじゃ、エジプトのコフタ(同じく肉団子)みたいな感じ。
嫌いじゃない、てか好きだけれど、トルコかあ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/e2/52c851521ad99cfa47f438126ffd05b4.jpg)
嫁さんが頼んだ煮込みはトマトソースでナスとキョフテを煮たもの。
コレがなかなかいい感じ。
ただ、嫁さん的には、これならオレでも作れそう、とパスして
キョフテに手を伸ばす。
どちらもパンにサラダと一緒に挟んで食べる。
ああ、うまい。
最後にチャイが出てくる。
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かなり砂糖が控えめで小さい角砂糖が1個だけ。
もっとどろどろに甘くしてこそチャイではないか?
2人で2,400円。けっして安くはない。
トルコだったら高級レストランでも1/4以下の値段で食べられる。
トルコと日本を比較するのはおかしいけど。
それとヨーグルト系のメゼ2品とかランチでも選べるようになればもっといい。
だって、ヨーグルトの語源はトルコ語のヨウルトだし。