山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

従えない性格

2005-10-05 23:48:39 | 未分類過去
つい最近、ある道徳推進運動のようなことをしている団体の人たちが数人、秋の大会に来ませんかと私を誘いに来た。
この人たちはいい人たちで、その中にはそのこととは関係のないことで知り合った知人もいるために親しくしているが、私はその会の活動に参加する気はないので、いつも断っている。

実は、何年か前、その大会というのには参加したことがある。正直言えば、そのときをきっかけにして、もう2度と行きたくないとおもってしまった。

普通、講演などを聞きに行くときは、私はその時刻に間に合うように勝手に行きたいのであるが、行くと返事をしたら、その団体で決められたすごい早い時間にその団体の決めた場所に集合して、その団体のみんなと一緒に行くことになった。

その日、10月なのに真夏のように暑かったため、私は半そでのスーツを着て集合場所に行った。すると、10月に半そでは非常識で目立ってしまうから、まだ時間もあるし長袖に着替えてきなさいと言われた。
それで、もう行くのをやめようかと思ったが、そこでへそを曲げるのも他の人がいやな思いをすると思ったので、家に帰って長袖に着替えてきた。
しかし、あとになると、どうして半そでではいけないのか、ずっと納得がいかなかった。
そのとき、半そででいけないという理由は、どんなに暑くても秋だからだということだった。そして、その会の会長などを含む講演者が壇上から客席を見たときに、統一感があったほうが気持ちがいいからだということであった。
そもそも何日も前から、黒・紺・グレーなどの暗い色の服は舞台から客席を見たときに暗いから、避けて明るい色を着るようにと言われていた。私は長袖のものは皆地味な色しかなかったので、その日暑くて幸いと思い、明るい色のスーツを着ていったのだった。
私は仕事に行くときなども、いつも比較的きちんとしたスーツを着ていくことが多い。どこに行っても恥ずかしい格好であるとは思っていないのに、それが半そでであるというだけでだめと言われたのは、全く心外だった。

遠くまで行くのと、あまりにも早く集合する取り決めだったために、その日は早朝から家を出なければならなかった。私は絶対に眠くなると思ったので、講演が始まる直前にカフェインドリンクを飲んで目を覚ましておいた。
ところが、講演も半ばをすぎたころ周りを見渡すと、8割くらいの人間は眠りこけていた。
貴重なお話が聞けるということで、気合を入れて誠意を尽くして早々と会場にもつかなければいけないと言い、率先していたそのような人たちが皆寝ているのだから、おかしな話しだ。
なんだか馬鹿らしくて、もう2度と行く気はない。
会員はその会の幹部や講演者をまるで神様のようにあげ奉っているが、講演の内容はそれほど貴重なものだとも思えなかった。

私は人に強制されるのは嫌いだし、みんなから偉いと言われている人のために尽くすのも好きではない。
その不従順で謙虚さが足りないところがいけないらしいが、この性格はどうにもならない。
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