資格について(教職課程など)
放送大学では教職課程はとれない。日本語学校では特に教職課程履修の必要はない。しかし、教育心理学など知っていれば役にたつだろう思うことはよくある。だから、教職資格とは関係なしに、教育に関する科目、たとえば「国際化と教育」などを履修した。
ところで、教職の資格が関係してくるということがある。学校教育の中で日本語を教える場合だ。外国語を第一言語とし日本語ができない児童に対して、取り出し教育や入り込み教育がされているが、現在のところ私が住む地域では、その人材は教員の中から選ぶというやり方がされている。それで、日本語教育については素人であるひとたちが、試行錯誤をしているということが言えるようだ。まずは教員であることが優先されるわけだから、日本語教師の入り込む余地がない。
国際化が進み、日本語教育の必要な児童が増えるにつれて、それに携わる人材が多く必要になってくる。そこで、教員以外の人材が採用される傾向も各地で増えてきたが、これがボランティアとしてでしか活躍できないという現状である。
いくら日本語教育の専門知識を持っている人材がいても、その人たちはボランティアでは生きていけない。ボランティアではなく、仕事としての活躍の場が必要である。
そうなると、教職課程を履修した日本語教師であれば、教員に近いものが期待できるはずであるから、仕事としての採用の可能性が今後増えてきそうである。
ところで、もうひとつ学校のなかで、検討されているのが「図書館司書」である。小中学校の各図書館内に司書を置くのが望ましいという方向に進んでいる。図書館司書の資格を持っている人材も実は多い。文学系の大学や短大ではけっこう履修している。
ところが、学校内の図書館で働くためには「学校図書館司書」という資格が必要である。これは、教員の資格がなければとれない。司書と教職の両方を持っている人は少ない。
学生時代に図書館司書の資格をとり、図書館で働きたいと思っても、図書館に就職できる人は少なく、多くの人はただ資格を持っているだけである。また、一般の図書館では、資格は関係なく役所の公務員が人事異動で回っていくということも多いから、司書の資格を持った人がなかなか活用される機会がない。
小中学校の図書館に司書が配置されるようになれば、司書資格を持った人の雇用状況が拡大される。しかし、やはり「学校図書館司書」という資格が根本的に必要であり、単なる図書館司書であるならば、これも図書整理やラベル付けなどのボランティア的な仕事におわることになる。
もし、教職課程を取っていたなら、職業の選択肢が広がっていたかもしれないと思う。児童館や社会教育センターなど、非常勤であっても採用の機会が広がる。
私は、田舎に母が一人暮らしをしているために、いずれは田舎に帰らなければいけないと思っている。私の故郷は辺鄙な観光地であり、就労先は主にサービス業となる。だが、旅館の仲居や接客販売などは私には向かない。そのような地域で私が活躍できそうな分野は、役所や教育関係しかない。
今までしてきたことといえば、やはり日本語教育である。最近政府はフィリピンの人を介護士にするという国際協力を始めた。それで、興業ビザで来て日本人と結婚したフィリピン女性などが、夜の仕事をやめて介護士になろうと努力したりしているようだ。
フィリピン人介護士について
関連記事
地方の観光地には、留学生や就学生はいないものの、そういう人はいくらかいそうである。そして、日本語教育は遅れている。その人たちやその子供たちに日本語を教える機会があるかもしれない。
たとえば、公民館で日本語教室を開きたいと市役所に話しを持っていく場合、私が何者であるかということが相手に理解されなければならない。
そんなときに、やはり学歴や資格というものが少なからず影響するのではないかと思う。
放送大学では教職課程はとれない。日本語学校では特に教職課程履修の必要はない。しかし、教育心理学など知っていれば役にたつだろう思うことはよくある。だから、教職資格とは関係なしに、教育に関する科目、たとえば「国際化と教育」などを履修した。
ところで、教職の資格が関係してくるということがある。学校教育の中で日本語を教える場合だ。外国語を第一言語とし日本語ができない児童に対して、取り出し教育や入り込み教育がされているが、現在のところ私が住む地域では、その人材は教員の中から選ぶというやり方がされている。それで、日本語教育については素人であるひとたちが、試行錯誤をしているということが言えるようだ。まずは教員であることが優先されるわけだから、日本語教師の入り込む余地がない。
国際化が進み、日本語教育の必要な児童が増えるにつれて、それに携わる人材が多く必要になってくる。そこで、教員以外の人材が採用される傾向も各地で増えてきたが、これがボランティアとしてでしか活躍できないという現状である。
いくら日本語教育の専門知識を持っている人材がいても、その人たちはボランティアでは生きていけない。ボランティアではなく、仕事としての活躍の場が必要である。
そうなると、教職課程を履修した日本語教師であれば、教員に近いものが期待できるはずであるから、仕事としての採用の可能性が今後増えてきそうである。
ところで、もうひとつ学校のなかで、検討されているのが「図書館司書」である。小中学校の各図書館内に司書を置くのが望ましいという方向に進んでいる。図書館司書の資格を持っている人材も実は多い。文学系の大学や短大ではけっこう履修している。
ところが、学校内の図書館で働くためには「学校図書館司書」という資格が必要である。これは、教員の資格がなければとれない。司書と教職の両方を持っている人は少ない。
学生時代に図書館司書の資格をとり、図書館で働きたいと思っても、図書館に就職できる人は少なく、多くの人はただ資格を持っているだけである。また、一般の図書館では、資格は関係なく役所の公務員が人事異動で回っていくということも多いから、司書の資格を持った人がなかなか活用される機会がない。
小中学校の図書館に司書が配置されるようになれば、司書資格を持った人の雇用状況が拡大される。しかし、やはり「学校図書館司書」という資格が根本的に必要であり、単なる図書館司書であるならば、これも図書整理やラベル付けなどのボランティア的な仕事におわることになる。
もし、教職課程を取っていたなら、職業の選択肢が広がっていたかもしれないと思う。児童館や社会教育センターなど、非常勤であっても採用の機会が広がる。
私は、田舎に母が一人暮らしをしているために、いずれは田舎に帰らなければいけないと思っている。私の故郷は辺鄙な観光地であり、就労先は主にサービス業となる。だが、旅館の仲居や接客販売などは私には向かない。そのような地域で私が活躍できそうな分野は、役所や教育関係しかない。
今までしてきたことといえば、やはり日本語教育である。最近政府はフィリピンの人を介護士にするという国際協力を始めた。それで、興業ビザで来て日本人と結婚したフィリピン女性などが、夜の仕事をやめて介護士になろうと努力したりしているようだ。
フィリピン人介護士について
関連記事
地方の観光地には、留学生や就学生はいないものの、そういう人はいくらかいそうである。そして、日本語教育は遅れている。その人たちやその子供たちに日本語を教える機会があるかもしれない。
たとえば、公民館で日本語教室を開きたいと市役所に話しを持っていく場合、私が何者であるかということが相手に理解されなければならない。
そんなときに、やはり学歴や資格というものが少なからず影響するのではないかと思う。