また、成人式でバカなことをする若者のニュースで持ちきりになっている。
盛岡市では覆面をした議員が若者を止めようとしてさらに大騒ぎになったようで、逆効果ではなかろうかと思う。プロレスをするわけでもないのにどうしていつも覆面をしているのか納得できない。バカ者たちがかえって面白がってしまったのではないだろうか。
娘の区ではそのようなバカ者はいなかったようで、まともな成人式が行なわれたようでよかった。
高校の同級生で同じ区内の人というのはそうたくさんいるわけではなく、中学や小学校、さらには幼稚園のときの同級生に会ったりして、楽しかったようである。
幼児の頃、娘と一緒にプールに通っていた男の子がいる。児童館も一緒だったからお母さんとも親しい。その子は中学が一緒で、その後うちの子より偏差値の高い高校に行ったのだが、希望の大学に受からず浪人し、次の年も親は受かった大学でいいと思ったのに本人がどうしてももう一年かけて希望の大学をめざしたい言って2浪を決めた。浪人にはお金がかかることがわかっているので、本人自らバイトをしながら受験勉強をしているそうである。そしていよいよまた試験の季節がやってきた。これからちょうど試験を控えて大変な時であろうが、その子もネクタイにスーツ姿で友達と楽しそうにしている姿を見かけた。友達にも浪人生が多いと聞いているのでその仲間かもしれない。
その子とうちの子は、中学のときは同じくらいの成績だったようだ。
うちの子は迷った末にひとつランクの低い高校に行ったのだが、そこでは得意でもなかった数学なども楽に5が取れた。教科書自体が違うようだし、先生も難しい問題を試験に出さないのである。それで、どの学科も4以上の成績だったから指定校推薦でそれほど悪くない大学に入ることができた。
ところが、その子は高校では数学が非常に難しくて、ついていくのがやっとだったそうだ。他の生徒ができるので、成績も芳しくなく、思うような大学の推薦は無理だったそうである。
大学進学というのは決して純粋な学力が反映していないように思う。
うまくやるが勝ちみたいなところがある。大学に入ったら中学の時の同級生で3ランクくらい上の高校に行った子と同じクラスになったり、うちの子よりずっと偏差値の高い高校に行った子がそれほどでもない大学に進学したことを聞いたりして、申し訳ないようである。
うちの子の大学の場合、一般受験の偏差値を見るとそれほど低くはないのだが、一般受験で入った人数自体が非常に少ない。多くは付属から上がってきた内部生であり、その外にはうちの子のような指定校推薦の学生が多い。だから、受験雑誌に載っている偏差値と実際の学生全体の偏差値とは大きな開きがあると言える。
うちの子は自分のことを裏口入学みたいなもんだと言っている。2学期に高校から推薦する生徒として選ばれるまでは、一般受験を前提に必死の勉強をしていたが、その後は普通の受験生に比べたら勉強量は比べ物にならないほど少ないから、学力は足りないはずである。
そして、もともと自分があまりアタマがいいわけではないこともよくわかっていて、その分を補うために大学には真面目に通っているが、それでも授業で理解できないことがあるそうだ。しかし、一般入試で入ってきた人などは、ほとんど授業に出席しないまま良い成績をとったりしているらしく、もともとのアタマが違うのだろうとよく言っている。
人生、逆転はいくらでもある。高校や大学の一回の入試で将来が決まってしまうわけではないだろう。
現役で入るか浪人するか、長い目でみると2年なんか大した時間ではないが、2年間大学生活をすごし、今や後半に差し掛かろうという現役入学生にとっては、受験はすごい過去のことのように思える。この2年間、大学生活を楽しみながらそれなりの専門的な勉強をしてきたので、その間をすべて受験勉強に費やしていた同級生の生活など信じられないという。そして、大学3年になったら、もう就職準備のことなど考えているから、関心事もかなり違っているようである。
2年浪人してでも一流大学に入るほうが将来のためになるのかもしれないし、あるいはそうではないかもしれない。
娘の同級生には医学部を目指して2年浪人している人もいる。長い努力が実ることを祈りたい。
話が受験のことにそれてしまった。
今年、成人を迎えた人として上戸彩が振袖姿でテレビに出ていた。
彼女はちょっと前、金八先生で性同一性障害の生徒役を演じていたが、今や女優としての地位を固め、コマーシャルなどでも活躍している。大人になったなあと思う。
上戸彩は今年成人式を迎えると言うことで、ある会社の振袖カタログのモデルになっていて、一昨年あたりからそのダイレクトメールがうちにも送られてきたので、彼女がいろいろな振袖を着た写真を見ている。だから、今さら振袖を着たところで本人には大した感動はないだろうとも思った。また、どの写真もきれいで似合っていたが、本当に自分の着物を選ぶときにはどんなものを選んだのかなと興味がわいた。
そうしたら、お母さんがデザインしたものだそうで、やはり選り取りみどりの売り物の中から選ぶのではなく、特別な意味のあるものを独自に作ったのだった。
思ったより大人っぽい雰囲気の着物だったが、やはりきわだって豪華できれいなものだった。
そういえば、成人式にバカなことをする成人は、だいたい袴を着た男のように思うのだが、成人式でバカなことをする女のニュースは見たことがない。
男って言うのは愚かな習性なんだろうか。
盛岡市では覆面をした議員が若者を止めようとしてさらに大騒ぎになったようで、逆効果ではなかろうかと思う。プロレスをするわけでもないのにどうしていつも覆面をしているのか納得できない。バカ者たちがかえって面白がってしまったのではないだろうか。
娘の区ではそのようなバカ者はいなかったようで、まともな成人式が行なわれたようでよかった。
高校の同級生で同じ区内の人というのはそうたくさんいるわけではなく、中学や小学校、さらには幼稚園のときの同級生に会ったりして、楽しかったようである。
幼児の頃、娘と一緒にプールに通っていた男の子がいる。児童館も一緒だったからお母さんとも親しい。その子は中学が一緒で、その後うちの子より偏差値の高い高校に行ったのだが、希望の大学に受からず浪人し、次の年も親は受かった大学でいいと思ったのに本人がどうしてももう一年かけて希望の大学をめざしたい言って2浪を決めた。浪人にはお金がかかることがわかっているので、本人自らバイトをしながら受験勉強をしているそうである。そしていよいよまた試験の季節がやってきた。これからちょうど試験を控えて大変な時であろうが、その子もネクタイにスーツ姿で友達と楽しそうにしている姿を見かけた。友達にも浪人生が多いと聞いているのでその仲間かもしれない。
その子とうちの子は、中学のときは同じくらいの成績だったようだ。
うちの子は迷った末にひとつランクの低い高校に行ったのだが、そこでは得意でもなかった数学なども楽に5が取れた。教科書自体が違うようだし、先生も難しい問題を試験に出さないのである。それで、どの学科も4以上の成績だったから指定校推薦でそれほど悪くない大学に入ることができた。
ところが、その子は高校では数学が非常に難しくて、ついていくのがやっとだったそうだ。他の生徒ができるので、成績も芳しくなく、思うような大学の推薦は無理だったそうである。
大学進学というのは決して純粋な学力が反映していないように思う。
うまくやるが勝ちみたいなところがある。大学に入ったら中学の時の同級生で3ランクくらい上の高校に行った子と同じクラスになったり、うちの子よりずっと偏差値の高い高校に行った子がそれほどでもない大学に進学したことを聞いたりして、申し訳ないようである。
うちの子の大学の場合、一般受験の偏差値を見るとそれほど低くはないのだが、一般受験で入った人数自体が非常に少ない。多くは付属から上がってきた内部生であり、その外にはうちの子のような指定校推薦の学生が多い。だから、受験雑誌に載っている偏差値と実際の学生全体の偏差値とは大きな開きがあると言える。
うちの子は自分のことを裏口入学みたいなもんだと言っている。2学期に高校から推薦する生徒として選ばれるまでは、一般受験を前提に必死の勉強をしていたが、その後は普通の受験生に比べたら勉強量は比べ物にならないほど少ないから、学力は足りないはずである。
そして、もともと自分があまりアタマがいいわけではないこともよくわかっていて、その分を補うために大学には真面目に通っているが、それでも授業で理解できないことがあるそうだ。しかし、一般入試で入ってきた人などは、ほとんど授業に出席しないまま良い成績をとったりしているらしく、もともとのアタマが違うのだろうとよく言っている。
人生、逆転はいくらでもある。高校や大学の一回の入試で将来が決まってしまうわけではないだろう。
現役で入るか浪人するか、長い目でみると2年なんか大した時間ではないが、2年間大学生活をすごし、今や後半に差し掛かろうという現役入学生にとっては、受験はすごい過去のことのように思える。この2年間、大学生活を楽しみながらそれなりの専門的な勉強をしてきたので、その間をすべて受験勉強に費やしていた同級生の生活など信じられないという。そして、大学3年になったら、もう就職準備のことなど考えているから、関心事もかなり違っているようである。
2年浪人してでも一流大学に入るほうが将来のためになるのかもしれないし、あるいはそうではないかもしれない。
娘の同級生には医学部を目指して2年浪人している人もいる。長い努力が実ることを祈りたい。
話が受験のことにそれてしまった。
今年、成人を迎えた人として上戸彩が振袖姿でテレビに出ていた。
彼女はちょっと前、金八先生で性同一性障害の生徒役を演じていたが、今や女優としての地位を固め、コマーシャルなどでも活躍している。大人になったなあと思う。
上戸彩は今年成人式を迎えると言うことで、ある会社の振袖カタログのモデルになっていて、一昨年あたりからそのダイレクトメールがうちにも送られてきたので、彼女がいろいろな振袖を着た写真を見ている。だから、今さら振袖を着たところで本人には大した感動はないだろうとも思った。また、どの写真もきれいで似合っていたが、本当に自分の着物を選ぶときにはどんなものを選んだのかなと興味がわいた。
そうしたら、お母さんがデザインしたものだそうで、やはり選り取りみどりの売り物の中から選ぶのではなく、特別な意味のあるものを独自に作ったのだった。
思ったより大人っぽい雰囲気の着物だったが、やはりきわだって豪華できれいなものだった。
そういえば、成人式にバカなことをする成人は、だいたい袴を着た男のように思うのだが、成人式でバカなことをする女のニュースは見たことがない。
男って言うのは愚かな習性なんだろうか。