女性が出産と育児を通して男性並みに働くということは、私はかなり負担が重いと思っています。
そして、家庭が働く者だけになった場合、どれだけ精神的うるおいがなくなるかも想像できます。
心にゆとりがないのです。
子供が病気になってもゆっくり休ませることはなく、一日も早く回復してくれと祈るようになります。
例えば、夕方仕事から帰ってきて、子供がケガなどしていることに気づいて、多少痛がっていても、もう夜で病院はやっていませんから、よほどのことがなければそのままに様子を見ます。
もし、専業主婦であれば翌朝でも病院に連れて行くでしょうが、母親が働いている場合、急に仕事は休めませんから、重症でないと見るとそのまま子供を学校に行かせます。
私も実際にそんなことがありました。
子供がつき指をして、毎日わたしが仕事から帰ると指が痛いなどと言っていたのですが、そのうち直るだろうなどと様子を見るうちに、なかなか痛みも腫れもひかず、何日かしてやっと病院に連れて行くと、骨にひびが入っているとのことで、指を板で固定して包帯でぐるぐる巻きにされました。
そのころは、日本語教師をしていたのですが、突然休むと言うことはできません。代わりに誰が授業をするかということになります。普通、授業をするには、前の日に何がしかのまとまった時間をかけた準備をしなければ、まともな授業はできません。
突然当日に休むなどということは、他の先生にも学生にもすごい迷惑をかけることになります。
母親が仕事を休めないということをわかっている子供は、ケガや痛みを自分で我慢して、親に負担をかけないように気を配ります。大丈夫だという子供の言葉を聞くと、ああそうか、よかった、明日仕事を休まなくても大丈夫だと親は胸をなでおろすのが事実です。
うちの子供は、二度つき指をしたのですが、2度目は病院に行かなくていいと言い張りました。治療法はわかっているから行く必要がないというのがその子の考えでした。
一回目に病院で処置してもらったときの板と包帯を自分で保存してあったため、それを使って、自分の指を固定していました。そうしておけば痛くないとのことでした。
そうしたら、ちょっと指が曲がったままで、治ってしまいました。
男親がいてもやはり急に仕事を休むことはできません。今の会社の社員を見ていても、締め切りに追われてぎりぎりのところで仕事をこなしているし、出張や来客が決まっているときに急に予定を変更することなどは不可能なのです。
私は、子供をもつ女性は責任のあるきびしい仕事は難しいと思っています。
母親でなければ、元気な祖母か、お手伝いさんか、とにかく家庭で子供を守ることのできる存在が必要です。少なくとも子供が自分の判断で病院に行くようになれるくらいの年齢のなるまでは、誰か大人が家にいるべきだと思います。
仕事で苦労をしてへとへとになったりいらいらしている両親のもとで、子供がどうやって安らぎを得られるでしょうか。母親が遅くまで働いていて、どうやって心をこめた料理などができるでしょうか?中には何でもこなしてしまう人もいますが、そんな人はめずらしいです。
一家には人を優しく包むことのできる人が必要であり、それは当人が重過ぎる負担を背負っていないことが必要だと思うのです。
いったい、世の中にその人にしかできない専門職をもって、辞めたらもったいなくてしょうがないなどという女性が何割いると思いますか?
そんな人はごく一部です。多くの女性が働いているのは、お金が必要だからです。
子育ての期間くらい家庭に入ってじっくり子供の世話をするのがいいと思います。
夫の収入が充分なら、小さい子供をほったらかしにして働いきたい人なんか多くはないと思います。
そして、家庭が働く者だけになった場合、どれだけ精神的うるおいがなくなるかも想像できます。
心にゆとりがないのです。
子供が病気になってもゆっくり休ませることはなく、一日も早く回復してくれと祈るようになります。
例えば、夕方仕事から帰ってきて、子供がケガなどしていることに気づいて、多少痛がっていても、もう夜で病院はやっていませんから、よほどのことがなければそのままに様子を見ます。
もし、専業主婦であれば翌朝でも病院に連れて行くでしょうが、母親が働いている場合、急に仕事は休めませんから、重症でないと見るとそのまま子供を学校に行かせます。
私も実際にそんなことがありました。
子供がつき指をして、毎日わたしが仕事から帰ると指が痛いなどと言っていたのですが、そのうち直るだろうなどと様子を見るうちに、なかなか痛みも腫れもひかず、何日かしてやっと病院に連れて行くと、骨にひびが入っているとのことで、指を板で固定して包帯でぐるぐる巻きにされました。
そのころは、日本語教師をしていたのですが、突然休むと言うことはできません。代わりに誰が授業をするかということになります。普通、授業をするには、前の日に何がしかのまとまった時間をかけた準備をしなければ、まともな授業はできません。
突然当日に休むなどということは、他の先生にも学生にもすごい迷惑をかけることになります。
母親が仕事を休めないということをわかっている子供は、ケガや痛みを自分で我慢して、親に負担をかけないように気を配ります。大丈夫だという子供の言葉を聞くと、ああそうか、よかった、明日仕事を休まなくても大丈夫だと親は胸をなでおろすのが事実です。
うちの子供は、二度つき指をしたのですが、2度目は病院に行かなくていいと言い張りました。治療法はわかっているから行く必要がないというのがその子の考えでした。
一回目に病院で処置してもらったときの板と包帯を自分で保存してあったため、それを使って、自分の指を固定していました。そうしておけば痛くないとのことでした。
そうしたら、ちょっと指が曲がったままで、治ってしまいました。
男親がいてもやはり急に仕事を休むことはできません。今の会社の社員を見ていても、締め切りに追われてぎりぎりのところで仕事をこなしているし、出張や来客が決まっているときに急に予定を変更することなどは不可能なのです。
私は、子供をもつ女性は責任のあるきびしい仕事は難しいと思っています。
母親でなければ、元気な祖母か、お手伝いさんか、とにかく家庭で子供を守ることのできる存在が必要です。少なくとも子供が自分の判断で病院に行くようになれるくらいの年齢のなるまでは、誰か大人が家にいるべきだと思います。
仕事で苦労をしてへとへとになったりいらいらしている両親のもとで、子供がどうやって安らぎを得られるでしょうか。母親が遅くまで働いていて、どうやって心をこめた料理などができるでしょうか?中には何でもこなしてしまう人もいますが、そんな人はめずらしいです。
一家には人を優しく包むことのできる人が必要であり、それは当人が重過ぎる負担を背負っていないことが必要だと思うのです。
いったい、世の中にその人にしかできない専門職をもって、辞めたらもったいなくてしょうがないなどという女性が何割いると思いますか?
そんな人はごく一部です。多くの女性が働いているのは、お金が必要だからです。
子育ての期間くらい家庭に入ってじっくり子供の世話をするのがいいと思います。
夫の収入が充分なら、小さい子供をほったらかしにして働いきたい人なんか多くはないと思います。