昨日の夜はサッカーを見ないで、“突入せよ!「浅間山荘」事件”を見ていた。
コマーシャルの合間にサッカーを出して見たら、ちょうどそのとき日本が1点入れた。
私はもともと、世の中の人ほどサッカーには関心がないが、一応成り行きをしらないと世間の会話についていけないので、気にはしていた。オーストラリアはさほど強くないと聞いていたので、前半1点入れたら、後半もきっと大丈夫だろうと思った。しかし、浅間山荘が終わったあとサッカーを見ないでパソコンで遊んでいると、サッカーを見ていた娘が残念がる声が続けざまに聞こえ、負けたことを知らされた。
それでも、世の中の人のように残念で元気がなくなるなんてことはなく、私にとってはどうでもいい話である。
私の関心は「浅間山荘」のほうが強い。これは私が小学校の6年生のときのことだったと思うのだが、当時はいったい何が起こっているのかまるでわからなかった。悪い人間が数人山荘に立てこもり、そのまま何日も進展せず、ついに鉄の玉で建物を壊し、水を掛けたりして、機動隊が攻め寄せて、なんとか終結したということしかわからなかった。
その後、この映画が作られたころも、そんな美しくも楽しくもない映画には何の関心も持てなかったのだ。夫は映画が制作された当時(2002年頃)に見ていたようである。
昨日はテレビを見ている最中に予備校の勧誘電話などがかかってきて、中断させられたりしたため、集中してみることもできず、実は今でも、何だかよくわからない。
とにかく、立てこもっていた犯人たちは「赤軍派」というおそろしく凶暴な人間集団だったことはわかった。テロ集団ということだろう。
そして、そのような人間に対抗するすべを持たない日本の警察の情けない姿や内輪もめなどが、なんともやりきれないザマだったが、それでも何とか最終的には人質を救い、犯人を捕まえることができた。この事件で殉職してしまった人などもいて、こんな害虫のような人間のために尊い命があっけなく奪われてしまったことが残念だ。
それにしても、必死になって戦っているにも関わらず、この映画にはどこか冷めたようなおどけたような妙な視点を感じ、真剣なのか皮肉なのかよくわからない印象が残っている。
何年もたって客観的な視点からこの事件のあらましを見ると、そのような作品が作られるのであろうか。
最初から最後まで通してしっかり見ることができなかったから、自分がそのように感じたのかもしれないとも思う。
とにかく、過ぎ去った時代の事件であり、このようなことは今現在は起こりそうもないようにも感じるが、だからこそ、現在の危機管理は大丈夫なのか、いざ予期しない事件が起きた時に賢く俊敏に対処できるのか、昔以上に平和ボケになっていて、このような事件に対応しうる経験者などもいないのではないだろうかと思った。
この後の時代に起きたおそろしい事件といえば、オウム真理教のサリン事件であろう。
似たような狂気を感じる。集団の犯罪ほどおそろしいものはない。
コマーシャルの合間にサッカーを出して見たら、ちょうどそのとき日本が1点入れた。
私はもともと、世の中の人ほどサッカーには関心がないが、一応成り行きをしらないと世間の会話についていけないので、気にはしていた。オーストラリアはさほど強くないと聞いていたので、前半1点入れたら、後半もきっと大丈夫だろうと思った。しかし、浅間山荘が終わったあとサッカーを見ないでパソコンで遊んでいると、サッカーを見ていた娘が残念がる声が続けざまに聞こえ、負けたことを知らされた。
それでも、世の中の人のように残念で元気がなくなるなんてことはなく、私にとってはどうでもいい話である。
私の関心は「浅間山荘」のほうが強い。これは私が小学校の6年生のときのことだったと思うのだが、当時はいったい何が起こっているのかまるでわからなかった。悪い人間が数人山荘に立てこもり、そのまま何日も進展せず、ついに鉄の玉で建物を壊し、水を掛けたりして、機動隊が攻め寄せて、なんとか終結したということしかわからなかった。
その後、この映画が作られたころも、そんな美しくも楽しくもない映画には何の関心も持てなかったのだ。夫は映画が制作された当時(2002年頃)に見ていたようである。
昨日はテレビを見ている最中に予備校の勧誘電話などがかかってきて、中断させられたりしたため、集中してみることもできず、実は今でも、何だかよくわからない。
とにかく、立てこもっていた犯人たちは「赤軍派」というおそろしく凶暴な人間集団だったことはわかった。テロ集団ということだろう。
そして、そのような人間に対抗するすべを持たない日本の警察の情けない姿や内輪もめなどが、なんともやりきれないザマだったが、それでも何とか最終的には人質を救い、犯人を捕まえることができた。この事件で殉職してしまった人などもいて、こんな害虫のような人間のために尊い命があっけなく奪われてしまったことが残念だ。
それにしても、必死になって戦っているにも関わらず、この映画にはどこか冷めたようなおどけたような妙な視点を感じ、真剣なのか皮肉なのかよくわからない印象が残っている。
何年もたって客観的な視点からこの事件のあらましを見ると、そのような作品が作られるのであろうか。
最初から最後まで通してしっかり見ることができなかったから、自分がそのように感じたのかもしれないとも思う。
とにかく、過ぎ去った時代の事件であり、このようなことは今現在は起こりそうもないようにも感じるが、だからこそ、現在の危機管理は大丈夫なのか、いざ予期しない事件が起きた時に賢く俊敏に対処できるのか、昔以上に平和ボケになっていて、このような事件に対応しうる経験者などもいないのではないだろうかと思った。
この後の時代に起きたおそろしい事件といえば、オウム真理教のサリン事件であろう。
似たような狂気を感じる。集団の犯罪ほどおそろしいものはない。