本広克行監督最新作。なのに、なんと、驚きのつまらなさ。まるでヒットしていないのも当然の残念な出来。どうしてこんなことになってしまったのか。気になって仕方がない。前作『亜人』もあれだけの意気込みで挑戦したにもかかわらず、残念な映画になっていたが、今回はあの比ではない。
唖然として、たった94分の映画なのに、長い長い。苦行だった。これはいろんなところで、いろんなことがカラカラと空回り . . . 本文を読む
オリゴの短編集はとても面白い。長編では描けない不思議な世界を提示してくれるからだ。切れ味の鋭さが岩橋さんの持ち味で、それが遺憾なく発揮されると凄いものが見られるはず。と、今回も楽しみにして見に行く。
だが、期待は裏切られることになるから、面白い。なんと、これは「短編集」と銘打たれてあるにもかかわらず、長編スタイルの作品に仕上げてあるのだ。要するに短編連作ということ。3本の短編は独 . . . 本文を読む
昨年に続いて今年もだらく館がウイングにやってきた。昨年は見ることが出来なかったので、ラッキーだった。3本のプログラムは変わらないまま、というのもうれしい。出来ることなら3本とも見たかったのだが、2本しか見られなかったのは悔やまれる。1本が約1時間。その中でひとりの芸人の人生を描くひとり芝居。
『贋作・トニー谷』をまず見た。清田正浩が演じる。終戦時の天皇による玉音放 . . . 本文を読む