4月から7月にかけてプラネット・ホールを中心に、今年も大阪春の演劇まつりが開催された。大阪府の青少年育成事業打ち切りのあおりを受けて閉館を余儀なくされた森之宮青少年会館、プラネットステーションを拠点に33年間も続いたこの催しも来年以降かなり厳しい状況となる。今年は、例年なら少なくとも20団体は参加していたのに、参加劇団は11団体しかなかった。「参加しなかった」ではなく、「できなかった」というのが現状だろう。
拠点を失い、財政の援助もなく、どんなかたちで来年以降開催されるか、まだ目途は立たない。だが、主催者側はあきらめない。今までずっと続いてきて、いくつもの成果を残してきたこのイベントの火を消すわけには行かない。大阪の演劇事情はますます厳しくなるばかりだ。そんな中で、ベテランと若手が一緒になって企画、運営するこの演劇祭の火を消すわけにはいかない。
さて、今年も無事すべての作品が上演を終え、最後の授賞式がたくさんの参加者のもとで行われた。受賞作品は以下のとおりである。
作品賞 りゃんめんにゅうろん『カラベラの踊る日に』
演出賞 飯尾智津子 (『カラベラの踊る日に』)
脚本賞 松本高誌 (『カラベラの踊る日に』)
音響賞 アラン・ヌーヴォー (『カラベラの踊る日に』)
舞台美術賞 馬場富子、みらい舞台美術塾(劇団未来『ラ・ブルー・スイエル』)
主演男優賞 南出謙吾 (『カラベラの踊る日に』)
主演女優賞 若木志帆 (劇団往来『母 おふくろ』)
新人男優賞 甲斐天平 (劇団息吹『天満のとらやん』)
黒崎達也 (劇団解放区『モノクロームの国のアリス』)
新人女優賞 もりのくるみ(劇団大阪『親の顔が見たい』)
宮田泰羽 (『カラベラの踊る日に』)
新人トリオ賞 D3『さくらぼし』の宇宙人3人組
企画奨励賞 劇団きづがわ(『炎の街から』)
構成演出賞 劇団往来 (『母 おふくろ』)
拠点を失い、財政の援助もなく、どんなかたちで来年以降開催されるか、まだ目途は立たない。だが、主催者側はあきらめない。今までずっと続いてきて、いくつもの成果を残してきたこのイベントの火を消すわけには行かない。大阪の演劇事情はますます厳しくなるばかりだ。そんな中で、ベテランと若手が一緒になって企画、運営するこの演劇祭の火を消すわけにはいかない。
さて、今年も無事すべての作品が上演を終え、最後の授賞式がたくさんの参加者のもとで行われた。受賞作品は以下のとおりである。
作品賞 りゃんめんにゅうろん『カラベラの踊る日に』
演出賞 飯尾智津子 (『カラベラの踊る日に』)
脚本賞 松本高誌 (『カラベラの踊る日に』)
音響賞 アラン・ヌーヴォー (『カラベラの踊る日に』)
舞台美術賞 馬場富子、みらい舞台美術塾(劇団未来『ラ・ブルー・スイエル』)
主演男優賞 南出謙吾 (『カラベラの踊る日に』)
主演女優賞 若木志帆 (劇団往来『母 おふくろ』)
新人男優賞 甲斐天平 (劇団息吹『天満のとらやん』)
黒崎達也 (劇団解放区『モノクロームの国のアリス』)
新人女優賞 もりのくるみ(劇団大阪『親の顔が見たい』)
宮田泰羽 (『カラベラの踊る日に』)
新人トリオ賞 D3『さくらぼし』の宇宙人3人組
企画奨励賞 劇団きづがわ(『炎の街から』)
構成演出賞 劇団往来 (『母 おふくろ』)