今まで避けてきたわけではない。でも、なんか本屋大賞を取っちゃったから、今頃読むのが、気恥ずかしい。しかも、それってなんだか時流に迎合しているみたいだし。だいたい百田尚樹自体、食わず嫌いで読んでなかったからよけいだ。毎回作品によってタッチを変えるカメレオン作家なんていう噂にもひるんだし。
僕は不器用だから、何をしてもいつも同じだ。僕が好きになる作家もいつも同じ作品ばかり書くし。そんなこんなで、先日初めてこの人の小説を読んだ。(『夢を売る男』)これがなかなかで、実に面白かった。読みやすい中間小説なのだが。そこで、解禁にした。(まぁ、そんなの、自分の問題なのですが)実は今、ようやく上巻を読み終えたところ。とっても、面白いから、ここまで2日で読んでしまったけど。この先が気になる。
まず、この主人公の武骨さにひかれた。こんなのあり得ない。実話が、ベースらしいけど、信じられない。(出光を作った男の話らしい。まるで知らなかった。)昔、日本に、こんな男がいて、こんなふうに社員から慕われ、これだけのことをして、それでも、まだこんなことや、あんなことがあって。
ここではまだ詳しくは書かない。というか、これだけのベストセラーなのだから、みんな知っているのだろう。知らないのは僕くらいではないか。読むまでこれは『パイレーツ・オブ・カリビアン』みたいな話か、と思っていたし。次から次へと、とんでもないことが彼の身に降りかかる。ピンチの連続という意味では確かにパイレーツみたいな小説だと言える。
1章は、戦後からスタートして、焼跡からの再建。でも、やることなすことうまくいかない。艱難辛苦が描かれる数年間の話。後半の2章は、「青春」というタイトル。主人公が生まれた時から戦争が終わるまでの60年を、順を追って描く。ここでも、苦難の連続だ。これって本気か、と言いたくなることが連発。事実は小説より奇なり、というが、この事実を書いた小説は、どこまで彼を苦しめたなら気が済むのか、と言いたくなるほど。
後半戦。これからどうなるのか、本格化する彼の戦後の戦いがここに始まる。
僕は不器用だから、何をしてもいつも同じだ。僕が好きになる作家もいつも同じ作品ばかり書くし。そんなこんなで、先日初めてこの人の小説を読んだ。(『夢を売る男』)これがなかなかで、実に面白かった。読みやすい中間小説なのだが。そこで、解禁にした。(まぁ、そんなの、自分の問題なのですが)実は今、ようやく上巻を読み終えたところ。とっても、面白いから、ここまで2日で読んでしまったけど。この先が気になる。
まず、この主人公の武骨さにひかれた。こんなのあり得ない。実話が、ベースらしいけど、信じられない。(出光を作った男の話らしい。まるで知らなかった。)昔、日本に、こんな男がいて、こんなふうに社員から慕われ、これだけのことをして、それでも、まだこんなことや、あんなことがあって。
ここではまだ詳しくは書かない。というか、これだけのベストセラーなのだから、みんな知っているのだろう。知らないのは僕くらいではないか。読むまでこれは『パイレーツ・オブ・カリビアン』みたいな話か、と思っていたし。次から次へと、とんでもないことが彼の身に降りかかる。ピンチの連続という意味では確かにパイレーツみたいな小説だと言える。
1章は、戦後からスタートして、焼跡からの再建。でも、やることなすことうまくいかない。艱難辛苦が描かれる数年間の話。後半の2章は、「青春」というタイトル。主人公が生まれた時から戦争が終わるまでの60年を、順を追って描く。ここでも、苦難の連続だ。これって本気か、と言いたくなることが連発。事実は小説より奇なり、というが、この事実を書いた小説は、どこまで彼を苦しめたなら気が済むのか、と言いたくなるほど。
後半戦。これからどうなるのか、本格化する彼の戦後の戦いがここに始まる。