
角川文庫から刊行されているシリーズである。薄い文庫だ。100ページ程度の長さで660円、といささかお高い価格設定。ラインナップを見ると古典から新作まで幅広い選書がなされている。
今回、重松清の短編集『みぞれ』からのセレクト。3篇を1冊にした。通勤電車の往復、50分ほどで読み終えた。相変わらず上手い。オリジナルの文庫は全11作。そこから3篇を選んだ。しみじみとした短編が並ぶ。ただ、これで1冊というのはさすがに物足りない。
価格もせめて500円にしてワンコインに出来なかったのか。こんな薄っぺらい本に700円は高い。(税込726円)