
こんなシンプルすぎるタイトルの戦争映画。しかも4章からなり最初は「戦」(これがメインタイトルかと思ったが違った)で最後は「乱」とスクリーン一杯に大きくタイトルが(4回)出る。途中のふたつのうち、ひとつは「反」。もう一つは忘れたけど、そんな感じの一文字だった。きっと「争」ではないかなぁ。調べたらいいけど、まぁ瑣末なことだから調べない。監督はキム・サンマン。初めて見る。だが、今回注目すべき点は脚本にパク・チャヌク入っているということだろう。いかなる経緯からの参加なのか。どれくらいに彼が関与したのか、気になるところだ。
奴婢の身分にされた少年と彼を庇って友人となる領主の息子。ふたりの友情から始まって、成長したふたりを待ち受ける試練。倭寇来襲。(豊臣秀吉の軍)早々に逃げる国王。燃える宮殿。ここから本格的にお話が始まる。ラストまで小西行長らしき敵将との戦いが何度も描かれる。(日本語通訳が常に付いていて、戦っている横で喋る言葉を逐一通訳するのが笑える)カン・ドンウォンが主人公を演じる。
一見スケールの大きな戦争大作なのだが、なんだか気がつくと、ちまちました映画になっている。ラストを含め延々とタイマン勝負を見せるのが、しょぼい。確かに頑張って作った映画だろうとは思うけど、なんかいろんなところが中途半端。残念な作品だった。