昨年劇場公開されていたアニメ映画。先行するTVアニメは見ていない。さらにはこれは劇場版映画の第二作であり、TVシリーズのシーズン2と3の間をつなぐ作品であるということを見た後で知る。映画を見ながらまるで設定や描かれる状況が把握出来なかったから終わってから簡単に調べてしまった。(劇場版第1作を見ていたことを思い出す。あれは本広克行監督が総監督をしていたから見たんだった!)
なるほど、とは理解。イチゲンさんには厳しい映画である。なんでこんなややこしい映画を作ったのか。マニアのためのサービス作品なのか。2時間、まどろっこしい展開にも困ってしまう。だからといってつまらないわけではない。緊張感のあるいい映画かもしれない。
日本から独立して国家を樹立しようとするピースメイカー(後から調べたらピースブレイカー)だった男と向き合い阻止する。シビュラシステムが支配する世界。法律はもう必要がないという。だけど果たしてそれでいいのか。人間はAIに管理されることを望むのか。
次々と描かれる事件と死、ラストまで一気に描かれる。だけど流れはなんだか弛緩している。ラストの対決もあれはないよ、と思う。無理があり過ぎ。