映画としてのバランスを著しく欠いている。これは大失敗作だと思う。しかし、作り手はそんなこと承知の上でやっているようにも見える。ならば、どうしてそんなことをするのか。わからない。何か深い意図があったのだろうかと勘ぐりたくなる。僕が理解していないだけではないか、と不安になるくらいだ。
大竹しのぶのスーパー母ちゃんの話なのだが、彼女とその息子(石田卓也)が主人公である。(『東京タワー ボクとオカンと、時々、オトン』とは絶対比較検討しません。そうすることにまるで意味がないから。優劣なんてつけるのは映画には必要ない。)
映画の中盤からは息子が母から離れ、東京に行きホストとして生活していく姿が綴られる。ここでの描写がまるでリアリティーがない。さらには、母親が彼に会うために東京に出てきて店で彼女のオンステージが始まる、というあまりな展開に唖然とさせられる。それっておかしいやろ、いくらなんでも。やっぱりこれはふざけているのではないか、と思った。
単純に、元気で型破りな母と普通の息子の話として見たらいいのだろうが、あまりに単純で無邪気すぎて、付いて行けない。
ラストの穏やかなエピーログを見ながら、すべてが悪夢だったのか、と思ったりもしたが。
大竹しのぶのスーパー母ちゃんの話なのだが、彼女とその息子(石田卓也)が主人公である。(『東京タワー ボクとオカンと、時々、オトン』とは絶対比較検討しません。そうすることにまるで意味がないから。優劣なんてつけるのは映画には必要ない。)
映画の中盤からは息子が母から離れ、東京に行きホストとして生活していく姿が綴られる。ここでの描写がまるでリアリティーがない。さらには、母親が彼に会うために東京に出てきて店で彼女のオンステージが始まる、というあまりな展開に唖然とさせられる。それっておかしいやろ、いくらなんでも。やっぱりこれはふざけているのではないか、と思った。
単純に、元気で型破りな母と普通の息子の話として見たらいいのだろうが、あまりに単純で無邪気すぎて、付いて行けない。
ラストの穏やかなエピーログを見ながら、すべてが悪夢だったのか、と思ったりもしたが。