君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

自然農稲作教室2020年 みなさんの感想

2020年12月26日 | 自然農稲作教室2020年

自然農稲作教室 2020年

一年間、自然に沿って手作業で

お米づくりにとりくまれたみなさんの感想です。

2020.12.13

 

 

この一年で大きな心の変化があったと感じます。最初は自給自足に憧れて、今の社会が嫌で、私はこの自然農のスキルを身に着けてやるんだ‼と鼻息荒く意気込んでいました。でも私が想像したよりも、自然・土・風・水、この宇宙というのは大きくて、めぐっていて、色んなことを受容していると感じました。そのめぐりの中にそっと寄り添うのが自然農なのかもと思います。正解や間違いがあるのではなく、ただ田畑には理がどーんとあるんだ、そんな気がしています。来季も参加させてもらいますが、このいのちのめぐりに想いをはせて、感謝しながら、お米作りができればと思います。本当に豊かな一年でした。ありがとうございます。Mさん

 

 

◎稲刈りの日にみんなで協力して(手伝ってもらって)、稲刈ったり、束ねたり、稲木を立てたりする作業がとてもスムーズに魔法のように、流れるようでめちゃめちゃ楽しかったです。真由美さんの先導のもと、皆が楽しく共同作業できるというのを体験できて、とっても大切な思い出となりました。できたお米を食べた時に、田んぼで見た景色、カエルや虫たち、皆さんのことや、暑い日ざしのなかがんばったなぁ~とか、夫も送迎ありがとう、とか、いろんな情景や思いの豊さを感じられてとてもうれしかったし幸せだなと思いました。また食べるのが楽しみです。Nさん

 

 

◎自然農からたくさんのことを学ばせていただきました。自然界で私たちがどのように生きていけばよいのか?という問いの答えを知れた学び多き1年間になりました。真由美さんや一緒に学んだ仲間たちのおかげで楽しく喜びの多い時間を過ごすことができました。ありがとうございました。今後は学んだことをいかし、答えを生きていきたいと思います。Tさん

 

 

◎今期も自然農で学べたことを心から良かったと思います。昨年とはまた違う畝を経験する事で比較して多くを学ぶことが出来ました。環境が同じようでいて南側、北側では草や虫、稲の成長、またそれぞれの稲への向き合い方など様々な点で個性があります。それを見てどうなっていくかも、観察も、毎回すごく楽しみでした。何より、真由美さんと皆さんとできたことが一番の収穫です。新しい畑を開墾する体験もできました。いつか自分たちで田を持つことができたらという気持ちも強くなりました。「適期的確」という言葉や「自然に沿う」、それは毎日の暮らしにも言えることだなといつも思います。これからも自然な形で過ごすことを思い出して、またいつかやる日を楽しみにしようと思います。自然農に出会えたこと、仲間にとても感謝しています。本当にありがとうございます。Kさん

 

 

◎今年は自然農2年目で、1年目は夏場の草刈りがしんどくて腰が痛くなっていたのが、今年は大勢を変えることで身体に負担がかかりにくくなり去年より楽でした。除草剤をまけば雑草が枯れて手間がかからないと安易に考えてしまいがちですが、人間側が工夫することで農薬や肥料にも頼ることなく作物を育てられるとわかりました。良いことでも体に負担をかけすぎたり効率が悪すぎると続けていくのが困難なので、出来るだけ負担にならず楽しく作業をすることで、多くの人が自然農に取り組めると思います。Kさん

 

 

◎ 一年目には作業工程を追っていくのに精一杯でしんどかったけれど、今年は何のためにするのかが具体的にわかっていたので割と余裕をもってできました。また、外での実習が多く自然にふれあう機会がいっぱいなのも良かったです。夏の草刈りはしんどいですがその分学びも多く克服したいです。Nさん

 

 

◎自然農2年目、自分で種をまき、苗を育て、草を刈り、季節に任せ、稲の成長を観、稲を刈り、自然の力をかりて天日干し、脱穀、籾摺り、収穫をする。充実した一年だったと思うが、まだ目の前のことしかできていないので、3年目は心に余裕をもっていけたらと思う。Oさん

 

 

◎今年は三年目の稲作体験でした。少し慣れてきたせいかあっという間に過ぎ去った一年でした。雨が降らない過酷な環境下でも逞しく育つ稲たちに今回も感動させられました。気がつけば、月一度程度の稲作教室に来させてもらうことが私の生活の一部になっており、今後、米作りというものが生活の一部になればいいなと夢見ています。真由美さん、本当にありがとうございました。Yさん

 

 

◎稲作教室で3年間学んで、はじめのうちは「できていないこと」に目がいきがちだったけれど、だんだん自分でできないならば「周りの人にお願いする」とか「どうやったらできるかな?」「これはできなくてもよし!」など思えるようになりました。物事に対する見方も、自分のあり方が変化したなぁとしみじみ感じています。゛今に在る゛ということもだいぶできるようになり、自然とそういう状態であることも増えてきました。夏の暑い日の草刈りのこともすぐ忘れちゃうっていうのも「今」をちゃんと生きれているってことかな。! 全ては常に変化していて、私も変化することが好き!、自分だけずっと同じ場所や意識でいることは不自然だし、しんどい。‼ だって宇宙自然界は常に変化しているから。自然農の稲作って生き方そのものだなぁ、人生の学びがたくさんつまっているなぁと思います。自然農の稲作&仲間と出会えたことに感謝です。Sさん

 

 

◎稲作教室も4年目になりましたが、毎年違った喜びがあります。今年はコロナの影響で例年のようにみなさんと会話する機会が少なかったのですが、前回の脱穀・籾摺りの共同作業は本当に楽しくて幸せな時間でした。一年間の作業を振り返ると今年は見通しを持つことに加え余裕を感じながら取り組むことができ、年数を重ねるごとに成長しているのを実感できました。同じ作業なのに毎回新しい気づきがある自然農は一度はまるとやめられませんね。来年はどのような学びができるか今から楽しみです。一年間ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。Wさん

 

 

◎自然農と出会って7年目、あたり前のように季節が巡りあたり前のようにお米を手にできた喜びを味わうことができました。この節目はいつも感謝の気持ちがあふれます。コロナ禍にあって、日常がすごい勢いで変化していってもなお、変わらず受け入れてくれる大地。昨年、母が亡くなったことでより一層、受け入れる陰の力の尊さを実感しました。私自身の作業スタイルは反省=学びとして「依存」してしまったと感じる部分が大いにありました。大地は受けいれてくれるし自然はありのまま、だから「少し自分で考えること」に受け身でした。そこに気づけて良かったし学びでした。淡々と粛々とできたことは良かったことです。来年は残念ながら稲作とは離れてしまうけれど、この数年間の体に染み入った感覚、想いとともにいつかは・・と思います。ありがとうございました。Tさん

 

 

自然農稲作教室の

栽培方法の技術習得の根底にあるのは

朗らかな心で 大地に立ち

自然界生命界の自ずからの営みに

また、作物の性質に

沿い 応じ 従い 任せ

真にいのちを養うことのできる作物を

この身ひとつで育てる体験です。

それはいのちの世界を見つめ

今に在る体験でもあります。

 

 

時代が大きく変化している今

ほんとうの喜びに生きることができるよう

人類全体が真の幸せへと

大きく舵をきることができるよう

まず一人ひとりが 

素晴らしい宇宙生命界の

地球という美しい星に誕生した

我がいのちを全うするべく

目覚めた意識で

よろこびの人生を創造してゆけたらと

つよくつよく想い願っています。

 

八木真由美

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自然農稲作教室 稲刈り 脱穀 もみすり 麦まき

2020年12月22日 | 自然農稲作教室2020年

自然農稲作教室 稲刈り 麦の種降ろし 脱穀・籾摺り

晩秋、お米の収穫と麦の種降ろしをいたしました。

たのしい実習風景を写真でお届けいたします。

 

 

うららかな秋の光に美しい稲穂・・

一本植えした苗がしっかり分けつし、

健やかに育ちました。

(分けつ=茎をふやす)

 

稲刈りは、

ノコギリガマ一本あればOK。

刈り並べて、天日に干す作業です。

 


いのちいつくしみ 
光あふれる静寂へ

ゆたかなるとき 
今にかがやく

 


自然農は

自ずから然らしむる「いのちの世界」を

観つめ 感じ 自然の営みに

沿い 従い 応じ 任せる在り方を

基本にしています。

 

 

稲作教室のみなさんは

いつも素直に 謙虚に 自然界に立たれ

自然に沿う喜びとともに

恵みを手にされる方法技術を習得されています。

 

 

教室では、お一人0.4畝のスペースで

お米作りの実践をしていただいています。

(40㎡です)

 


田植えはゆったりと二日間かけて

稲刈りは、

刈って、束ねて、稲木を組んで、掛けてを

一日でいたします。



今年は夏の天候が厳しく

一か月以上、雨無しが続きました。

9月になりやっと雨の恵みをいただき

ほっといたしました。

その天候のせいか

収量は昨年より少なめでしたが

黄金色の稲穂の輝きにとともに

喜びの秋を迎えています。

 

また、周辺の慣行農法の田では

ウンカの被害も見られるようでしたが

自然農の稲に

ウンカの影響は全くありませんでした。

 

 

美しく束ねられた稲が並んでいます。

こうしている間も、天日に干しています。

 

 

稲木を組んで 干して 鳥よけヒモを張ると
稲刈り完了

 

さぁ、記念撮影です。

満面笑みの三人さん がんばりました。‼

小夜子さん 桃子さん 奈緒子さん

 

 

毎年、隣同士の畝の方で

稲木を組む共同作業をしていただきます。

 

岡竹さん 京子さん

自信作の天日干しになりましたね。

 

案山子と喜びを分かち合う

安井さん 加洲さん

美しい天日干しができました。

 

中川さん 渡邉さん

よい笑顔ですね。

一年間、楽しく真剣に実習されました。

 

 

ずっしりと稲の重みを感じますね。

いのちの世界の理にも関心の深いおふたりです。

哲雄さん 朋美さん

 

 

手作業での稲刈りは

身体も心も躍動する一日となりました。

 

共同作業のすばらしさも味わい

達成感いっぱいですね。

 

 

一枚の田で学びあうみなさんは

個々別々であり同時に一体

その境地で

存分に稲刈りを楽しまれたようですね。

 

 

後日 フォト 

秋空の下 光をうけて

風に吹かれ追熟する天日干しの稲です。

 

 

さて、稲刈りから一週間後の11/15

麦の種降ろしをいたしました。

 

 

黒大豆の足元に 

筋蒔き、ばら蒔きにて

小麦と大麦を蒔きました。

 

 

畑での麦栽培は初めての試みです。

まず種を降ろす部分の枯草をよけて

緑の冬草が生えていれば刈り

宿根草の根があれば除き

土を平らに鎮圧をします。

 

 

初めての試みですので

丁寧に種を降ろしていただきました。

 

 

隣の自然農田では天日干しのお米が

秋の日差しに輝いています。

 

 

こちらは私の畝の稲です。↑

稲刈り直前の晩生種の緑米やあけぼのです。

      ↓    ↑

 

子どもの頃から自然農に親しむ娘たちが ↓

ピクニック気分で稲刈りを手伝ってくれましたよ。

 

 

ふたりとも私のモンペをはいています。

 

 

みなさんの稲は約3週間ほど

天日に干しました。

 

 

そして、11月末 11/28  29は

自然農稲作教室の脱穀・籾摺りでした。

共同作業が楽しいこの実習は

2チームに分かれて行いました。

 

まずは、11/28  土曜日チームのみなさんです。

 

足踏み式の脱穀機で籾を外しています。

真剣ですね。‼

 

 

通しで籾を選別しています。 ↑

 

初めての自然農 

お米作り一年目の桃子さん 奈緒子さん

何もかも新鮮ですね。😊

↓     ↓

 

通しでざっと選別した籾を

唐箕にかけています。↓

 

 

光ふりそそぐなか

実習をされるみなさん

豊なよろこびの時ですね。

 

 

午後から

納屋の軒下でもみすりを始めた頃・・

空に虹がかかりました。

 

 

晩秋の空は雲の動きも早く

晴れ 曇り にわか小雨など

くるくる変化する空模様の一日

なんと虹の祝福が二度もありましたよ。

 

 

やっぱり田んぼで虹を見たい・・・・

ということで・・・・

しばし虹タイムです。

 

 

美しい自然界に抱かれて

美しい人たちのゆたかなひと時・・

そんなふうに私には映りました。

 

 

さぁ、二日目 11/29 

日曜日チームのみなさんの脱穀・籾摺りです。

今日もよいお天気でうれしいです。

 

 

晴れやかな気分満々で 実習が始まりました。

青い空に伸びやかな白い雲

みなさんを祝福しているように見えます。

 

 

唐箕で藁くずなどを飛ばしています。↑

右手と左手が別々のことをする唐箕がけ

好き~と言う人 苦手かも~と言う人

それぞれに、みなさん上手でした。

 

 

唐箕にかけたお米は米袋に入れて運びます。

 

 

チームワーク良く 作業が進みます。

 

 

稲束の渡し方も大切ですね。

脱穀にかけやすい向きで確実に手渡す・・など

相手の立場に立って工夫します。

 

 

脱穀機の踏み方も

強ければよいということではなく

機械と息をあわせて

そのリズムに沿って

軽やかにドラムを回して

稲穂の先が切れてしまわないように

籾だけがパラパラ外れると最高です。

 

 

脱穀機を踏んでいる人は

真剣に、集中され、運動量も多く

暑くなって上着を脱いでしまうほど・・・。

 

 

米袋に入れて運んだ籾を

納屋の軒下で籾摺り機にかけます。

玄米にする作業ですが

この作業も丁寧に、協力して行います。

 

 

摺りたての玄米です。

今年もありがたくうれしい収穫となりました。

 

 

稲刈り後に種を降ろした麦も

順調に育っています。

南部小麦

 

大麦のバイオレットです。

 

 

12/13   

一年の締めくくりの日には

実習田に籾殻と稲わらを還し

まだ畑に残していた黒大豆の収穫をいたしました。

一面藁がまかれた田んぼはとても美しく

すっかり冬支度ができました。

 

 

自ずから

いのち重ね めぐりゆく

豊かな自然界に生かされ生きる

その喜びを全身に感じながら

一年の終わりを迎えることができました。

 

ともに季節の風に吹かれながら

学び、語らい、実践の日々を

ご一緒してくださったみなさまに

心から感謝です。

 

八木真由美 2020.12.22

 

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黒大豆の枝豆 季節到来

2020年10月18日 | 自然農稲作教室2020年

自然農の畑で育っている黒大豆

10月半ば頃から枝豆の収穫時期になりました。

我が家では毎日のように採れたての「枝豆」をいただいています。

 

 

ぜひその美味しさを自然農稲作教室のみなさんにも・・、

と、今日は枝豆収穫の日になりました。

 

 

ぷっくりとよく膨らんだ実を収穫します。

 

 

畑でお湯を沸かしながら

枝豆を収穫して、採れたてを茹でていただく・・

という、最高に美味しいひと時を満喫のご夫婦も・・。

 

 

黒大豆は実も大きいですし

ほんのり甘みがあってとても美味しいのです。

 

 

おひとつどうぞ~。

いただきま~す。

 

 

来月は稲刈り、脱穀、もみすり、と

わくわくの実習が待っています。

地球の恵みに抱かれる秋ですね。

 

 

 

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自然農稲作教室 9月 10月 実習 

2020年10月08日 | 自然農稲作教室2020年

自然農稲作教室 9月 10月 

実習と田畑の様子をおとどけいたします。

 

 

9/6 稲の観察と畦草刈

大豆周囲の草刈りをいたしました。

風通しよく爽やかになりました。

 

 

稲作教室のみなさんは

今年「トヨサト」を栽培しています。

9月上旬は ちょうど稲(トヨサト)の開花交配の時期ですので

背丈も一番高くなっています。

 

 

耕さず18年目の自然農実習田では

無肥料でたくましく健康に稲が育っています。

虫たちが害虫にならないあり方も実践しています。

 

 

暑かった夏をこえて

爽やかな秋のおとずれとともに

空の美しさ 自然界の豊かさに

あらためて気づかされ

穏やかな光がこころにあふれてきます。

 

 

稲作教室のみなさんです。↑

(写真は全員ではありませんが)

熱心で朗らかで 

いつも楽しく学ばれ

実践されておられます。

 

 

今年から新たに自然農田の隣の畑で

大豆や麦を育てることになり

その畑の北面にフリースペースを作り始めています。

50㎡くらいでしょうか。

 

田植え以降もくつろげる場所として

作付けをしない平らな畝が一枚あると

いいな、との思いからですが・・

他にもいろいろと夢が広がる空間になりそうです。

こちらです。

主に休憩場所として使う予定です。↑

 

9/20 稲作教室のメンバー数人と

案山子を立てました。

今年もスズメよけのお仕事をしてくれています。

案山子もできるだけ自然に自然に

田畑によけいなものを

持ち込まないように心がけています。

稲穂も少しずつ色づき実りへと・・。

 

さて、ここからの写真は

9/28です。

 

 

紫色の穂をつけているのは ↑

私の畝の古代米の緑米です。

もち米です。

 

 

きよらな秋のひかりうけて

さやけき稲穂・・

 

 

静寂ひろがる宇宙の空間に

地球星 いろどり美しく

すみわたる風ふきて

虫の音ひびく

田畑に立ちて私のいのちも

しずかなよろこびに包まれます。

 

 

10/4 実習の日です。

 

 

今月もフリースペースづくりの続きです。

 

 

大豆や小豆を栽培している畑の溝を増やして、

その土を運んでいます。

 

 

スコップ クワ カマを使い

手作業で行います。

 

 

一つの目的にむかっての共同作業も楽しいです。

 

 

 

 

秋桜 ゆらゆら やさしい彩りですね。

田畑を美しく整えることは

ほんとうに楽しいですし喜びになります。

 

 

10/4には 溝の草刈りもいたしましたよ。↑

9月になり草の勢いが素晴らしかったので

一か月後の稲刈り時に取り組みやすいようにと

すべての溝の草刈りを行いました。

 

 

日に日に結実への営みの稲たち

じっくりと自然界の巡りとともに

完熟へむけて豊かに豊かに・・。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

秋 9月 10月

稲作教室の様子をご覧いただきまして

ありがとうございます。

 

八木真由美

 

 

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自然農 8月 お米 大豆 美しい緑の楽園

2020年08月23日 | 自然農稲作教室2020年

自然農 お米と大豆 8/23

最後の夏草刈りから二週間が経った自然農田です。

 

 

岡山南部では最高気温が37℃を記録する今年の夏

8月になって一度も雨がなく 

ひと時の夕立さえもなく今日まできています。

 

お米は出穂間近ですが

今年はどのような実りとなるのでしょうか。

畑の黒大豆は、薄紫の花をつけています。

 

 

それでは、自然農稲作教室 

8月9日の様子です。

四回目の夏草刈りのこの日は、気温も高く

じっとしていても汗が流れる暑さとなりました。

 

 

6月上旬の田植え以降

8月上旬までの約二か月間の草刈り実習は

稲の健やかな成長に欠かせない大切な作業です。

 

 

7/30の梅雨明け以来 

岡山南部は雨無しの日が続いており

溝にも水がなく 見た目には

畑のような田んぼになっていますが、

18年間不耕起の自然農田では

しっかりと根を張り巡らせ育っています。

 

 

もちろん、雨が降ってくれたらどんなにうれしいでしょう。

昨年は、8月にもほどよい雨がありましたので

稲の成長も素晴らしく実りも充実していました。

 

稲作教室では、暑いこの時期

早朝から作業される方もおられます。

 

 

何時に来られたのですか?

「今朝は4時頃に・・・」など聞きますと驚きますが、

早朝の自然農田は気持ちが良いのでしょうね。

さすがに4時は私も経験したことがないですよ。😊

 

 

この日の夏草刈りを終えると

稲刈りまでは田に入らず見守る時期になりますので

みなさん、それぞれに納得のいく作業をされました。

 

そして、田んぼの隣の畑では、

黒大豆が順調に育っています。

 

 

畑の北側 10m×4mのスペースに

休憩場所を作ろうと思っています。↓

 

 

今年の暑さは格別ですが、

それでも、お盆が近づくころになると

空を見上げればやさしい光にあふれ

秋のとびらが少しずつひらいているのを感じます。

 

 

みなさんの実習後の田の様子です。

8/9  夕暮れ

 

 

稲の声が聞こえるならば・・

一雨 二雨ほしいところですが

今年はどうやら日照り続きの夏のようです。

 

 

溝にも、もちろん畝にも水がのることなく

10日以上経過していますが

18年間の亡骸の層は保水力が良いので

持ちこたえています。

夜露で潤っているようにも感じられます。

 

 

 

 

そして数日経過した8/13

上流から水が用水に流れ込んできた日に

約一日、取水することにいたしました。

 

 

稲の喜びが伝わってきます。

 

 

たった一日ではありましたが

溝にも水が流れて

田んぼ全体がほっと一息・・です。

 

 

うれしくて周囲の畦から

たくさん写真を撮りました。😊

 

 

よい眺めです。

 

 

素晴らしく分けつしている株もありますね。

 

 

虫目線で稲の足元を見ました。

 

 

畑では

みなさんの大豆も 私の大豆も

元気に育っています。

 

 

小豆もまぁまぁ順調です。

 

 

田んぼ同様 これから時を重ね 

いのちの歴史を重ね

自ずからの生命活動盛んな自然界を舞台に

手作業ですばらしい畑をみんなで作ってゆけることを

ほんとうにうれしく思います。

 

 

これまでに

大豆をこんなにも「美しい」と眺めたことがあったでしょうか。

 

 

さえぎるもののない広々とした空の下

田畑に立つと 暑かった夏の実習も

いつのまにか遠くに・・・・。

秋は少しずつ近づいていますね。

 

 

自然農の田(18年目) 畑(1年目)にて

自然に沿って 手作業で

不耕起 無農薬 無肥料 

草草や虫たちとともにいのちの歴史を重ねながら

これからも、米 麦 大豆を育てる学びを続けてゆきたく思います。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

自然農教室 岡山 

近々来年の参加者募集を始めます。

こちらのブログより発信予定にしておりますので

どうぞよろしくお願いいたします。

八木真由美

 

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自然農稲作教室 6月~7月 田植え 畝の夏草刈り 畦の整え 大豆の種降ろし

2020年07月26日 | 自然農稲作教室2020年

自然農稲作教室 (岡山県倉敷市)

写真は7/17 稲作実習田です。

 

 

田植えから40日ほど経過した頃です。

条間に入り、一列おきの草刈りを二回終えています。

 

 

茎葉を増やし身体づくりの営みをしています。

 

 

今年も元気な稲の姿に心がはずみます。

葉先がツンツンと勢いがありますね。

 

 

 

それでは、6月の田植えから7月の夏草刈りまでの実習を

写真にてお届けいたします。

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

六月上旬  6/6.7 

二日間の田植えの様子です。

 

田んぼの一角に作った苗床で健康に育った苗を

一本ずつ田植えしてゆきます。

 

 

耕さない豊かな自然農田では 

虫や草草など多様な生き物たちとともに

お米はたくましく育ちます。 

 

私たちは、

余計なことをせず

必要に応じて手をかしてあげます。

 

自然に沿って お米のいのちに沿って

『沿い 応じ 従い 任せる』

そのようなあり方で、手作業で行います。

 

 

昨年自家採取した籾から苗を育て

土付きのまま苗箱に移し

一本ずつ植えてゆきます。

 

 

今年は、みなさんおおよそ

45×40の間隔で植えられました。

条間45㎝ 筋間40㎝です。

 

 

↑ 幼い苗が植わっているのが見えるでしょうか。? 

 

 

田植えヒモを張り

それを目安に植えています。

 

 

野菜の苗を移植するような

そのような感じで植えてゆきます。

 

 

作業の様子から

田んぼに水を張っていないのが

わかると思います。

 

 

自然農の水管理は、間断灌水が基本で、

田植え時は、畝の上には水をのせず

周囲の溝に水がある程度にしています。

この時期、周囲の慣行農法の田では

すっかり水を湛えた状態です。

 

 

一枚の田で一体の営みをするいのちたち

わたしたちもまたその仲間として

心静かに佇み 黙々と

喜びとともに 苗を植えてゆきます。

 

 

冬草たちが一生を全うして ↑

お米のいのちへと巡る初夏の様子です。

 

耕さない田では めぐるいのちたちが

時とともに豊かに重なり

ともに今を奏でています。

ふかふかで よい香りもいたします。

 

 

たくさんのいのちに生かされていることを

まるごと感じられる

草原のような 楽園のような

自然の姿にあふれた田畑では

 私たちも自然体でいられます。 

 

 

畦のヒメジョオン 花咲くままに・・。

 

 

こちらは私の苗床です。↑

トヨサト アケボノ 黒米 緑米の四種類を

今年も育てます。

 

稲作教室のみなさんの田植えから

二週間ほど後、6/21に植え終わりました。 ↓

 

手前の畝は ↓

稲作教室の方が6/15に植えられました。

 

 

そして、稲作教室のみなさんは

一回目の夏草刈りを6/21に行いました。

田植えから二週間後です。

 

 

この日の実習は

夏草刈り 大豆の種降ろし 畦の整えです。

条間に入り 一列おきの草刈りです。

 

 

心地のよい風吹く自然農田にて。

 

 

苗の成長が順調でうれしいです。↑

 

そして

冬に畝づくりをした自然農一年目の畑に

大豆の種を降ろしました。

(下の写真は種を降ろす前の畝です)。

 

 

大豆の種降ろしは、

ハトに気づかれないように

周囲の草を刈りすぎないようにしました。

 

 

毎日様子を見に行き、一週間ほど経ったころ

可愛い芽が出てきました。

さらに双葉から本葉へと育ち一安心です。

 

 

稲作教室のみなさんの種おろしから8日後

私も大豆を蒔きました。6/29

 

 

まずは種を降ろす畝の草刈りですが

草草の美しさに心が洗われ清められ

佇みながら緑の世界に魅せられる

ステキな朝を過ごしました。

 

夕暮れになってから、黒大豆を蒔きました。

近くの電線にハトが22羽、こちらを伺っていたので

豆の気配を悟られないように工夫をしました。

たぶん、気づかれていないはず。😊

 

この程度に草を刈りました。↓

広めの畝ですが中央に一条

種を降ろすことにしました。

 

 

7月です。

稲が伸びやかに扇形に分けつ(茎を増やす)しはじめ、

しだいに丸みを帯びてきているものもあります。

黒大豆も草の中で無事に育っています。

草刈り実習では刈りすぎないことも大切なので

今の状態を感じ、応じてゆきます。

 

 

7/5   二回目の草刈りです。

 

 

今回も一列おきに条間に入って行います。

 

 

苗の成長がうれしいです。

 

 

この時期は、

すっぽりと雨に包まれる毎日でしたが

この日は作業のしやすい曇り空で

畝の夏草刈りは順調に進みました。

 

 

 

お隣の田との境界の畦も

爽やかに草刈りをしていただきました。↓

 

 

畑の大豆も順調に育っています。

 

 

畑においては

梅雨の季節には排水を心がけています。

 大豆の写真は、7/24です。

 

 

虫に葉っぱを少々かじられながらも

元気に育っています。

 

 

上の写真は、

稲作教室の小夜子さんの大豆で

ほぼ虫に食べられていません。

きっと、草刈りの仕方が絶妙なのでしょうね。!

 

 

7/26   三回目の草刈りです。

 

 

稲の成長を感じながら

曇り空の下 条間に入り草刈りです。

 

長い梅雨は 

私たちの自然農田にとってはありがたいです。

 

 

 

こちらは、田んぼの隣の畑です。

ほぼ全面、大豆を栽培しています。

 

 

こちらも、爽やかに草刈りをいたしました。

 

 

田んぼと畑が隣同士はいいですね。

田畑あわせて一反ほどの広さですが

畑には、大豆、小豆、麦などの栽培を予定しています。

 

 

梅雨が明けるといよいよ本格的な夏ですね。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

次回は、

八月の様子をお届けしたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

自然農稲作教室 八木真由美 (岡山)

 

 

 

 

 

 

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自然農のお米づくり モミまき 苗床の手入れ 畔草刈り 2020 4月・5月

2020年05月20日 | 自然農稲作教室2020年

自然農のお米づくりをしています。(岡山)

 

5月上旬 苗床のモミが発芽いたしました。

その後も、元気に育っています。

写真は5/20の様子です。

 

 

それでは、自然農のお米づくり 

2020年 春の様子をお届けいたしますね。

 

四月下旬にモミまきをいたしました。

稲作教室のみなさんは、

今年、トヨサト(品種)を育てていただきます。

 

 

昨年収穫時に取り分けておいたものを

さらに水に浮かべて選別をして

実の充実したもの(水に沈んだもの)を

種籾にいたします。

 

三月に

苗床の準備をそれぞれにしていただき

藁を被せておいた場所にモミを蒔きます。

お一人、0.4畝分で

1m×0.8mの広さです。

 

 

藁を被せておいたのでしっとり

湿り気は良い感じですね。

新たに生えてきた草を除き

平らに整えます、

 

 

風通し、日当たりが良いように

周囲の草も適度に刈っておきましょう。

 

 

それでは、モミを量って蒔きましょう。!

計算では、0.8㎡に、36㏄ですが

例年、苗が余るので 今年は30㏄弱にします。

 

 

今回のモミまきはコロナ流行への配慮で

三日間に分けて少人数で行いました。

マスクをしていただき、例年より静かな春です。

みなさん、集中されているようにも見えます。

 

 

小さな苗床に 少しの種もみですが

この分量で良く育てば20㎏以上の玄米を

収穫することができます。

 

 

一粒一粒 素手で丁寧に種を降ろされています。

 

 

ばらまき派 並べる派 両方やってみる派

小さな実習用の苗床ですので

お好きな方法で行っていただいています。

籾の蒔き方の話です。😊

 

 

おおよそ4㎝間隔で籾を降ろします。

丈夫に育て、一本ずつ田植えをしてゆきます。

 

 

鶯の声がきこえています。

 

 

明るい光、風にそよぐ草草・・。

 

 

丁寧に根気よく作業をされていますね。

 

 

今年も、「並べる派」の渡邉さんの苗床です。

みなさんから、感嘆の声が・・・・。↓

 

 

夏草の種の混じっていない土を

籾の上にうすく覆土してゆきます。

 

 

通して均一に覆土しています。

 

 

そして、鎮圧します。

 

 

さらに、草を被せておきます。

 

 

毎年、毎年、

籾をスズメに食べられること甚だしくなり

昨年からネットを張ることにいたしました。

 

 

山から採ってきた竹で支柱をして

ネットを被せて太めの竹で周囲の押さえに。

 

 

籾まきが完了です。

 

みなさんの籾まきから10日後の5/5

私の畝の籾まきをいたしました。

 

 

 

黒米 あけぼの トヨサト 緑米

四種類を育てる予定です。

 

今年は子どもたちが

4㎝間隔で並べてくれました。

例年よりも間隔が疎の感じに仕上がり

発芽が楽しみです。

 

 

わたしは覆土する土を準備したり

草を集めたり・・、

的確な作業になるよう自然界の理を話したり。

 

 

覆土して鎮圧完了。↑

今年はスギナを被せてみました。↓

 

 

草が足りない場合は

稲わらを刻んで被せます。

 

 

そして、5月半ばになりました。

 

 

雀除けのネットをはずすと

元気な苗が勢ぞろいです。

 

 

籾まきから三週間目・・・

この時点で夏草が生えていれば除いてあげます。

 


田んぼの一画に作る苗床では

基本的に水やりなしで元気に育ちます。

 

 

オケラやモグラも侵入しておらず

よい感じですね。

 

 

この時期、苗床の手入と畔草刈り

そして、苗床じまい用の土の確保をしました。

(浅くなった溝の土を苗床近くに集めておきました)

 

 

周囲の畔をみなさんに手刈りしていただき

とっても爽やかになりました。

 

 

下の写真は今年新たに畝立てをした畑です。↓

草も順調に育ち いのちを巡らせ

時を重ねて 日々豊かになっています。

こちらは、豆の栽培からスタートする予定です。

 

 

おまけの写真は大麦です。↓

 

 

お米の苗が育つかたわらで

色づき実る美しい麦

収穫も間近になりました。

・・・・・・・・・・・・・

自然農稲作教室 

八木真由美

(岡山)

 

 

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自然農稲作 春の季 苗床づくり 春のくさ草

2020年04月04日 | 自然農稲作教室2020年


いのちがしずかにめざめ
 こころはずむ春 

 自然農の田も緑におおわれ
お米の種おろしも近づいてきました。

 


畔にはカラスノエンドウが
くるんと可愛いツルをのばして
紫の花を咲かせています。


ナズナも春風にそよいでいます。

 

先月の自然農稲作教室では

田の一角に苗床を準備していただきました。

 

 

苗床にふさわしい場所を決めて
ささっと草刈りをします。

寸法を測り 
周囲にカマで切れ込みをいれて
表土をはがします。

 

 

表土はクワで剥がしてゆきますが
耕さず18年目の畝は
豊かな亡骸の層が重なり
その部分がクルクルと手で
巻き取るようにはがせます。

 


夏草、冬草、虫たちの亡骸、
稲わらなどが重なった層は
とても豊かです。

剥がした表土は
田植え時に
元の場所に還します。

 


そして、宿根草の根を取り除き
表土を平らに整えておきます。

 

 

出来上がりました。↓

 

 

私たちの自然農実習田における
苗床づくりのまとめ


夏草の種が落ちていてる表土を削り
籾を降ろす部分の夏の宿根草の根を取り除き
表面を平らにし
オケラが対策にしっかりと鎮圧をして
藁をかぶせています。

周囲にはモグラ除けの溝を掘っています。

 


実習田には点々と小さな苗床がつくられ
モミまきの日を待っています。

 

今年、
実習田の冬草ナンバーワンは
こちらです。
八重葎(ヤエムグラ)というそうです。

 


昨年はカラスノエンドウでしたが、

変化がみられます。

冬草は田植え前には一生を全うして
種を落として枯れてゆきますが
お米づくりにかかせない草たちです。

↑ こちらは、私の畝の麦たちです。

蒔き時が11月末になり
生育がゆっくりです。

二月頃から条間に入って
草刈りを少ししました。

田植えまでに収穫できるよう
育ってほしいです。💕

 

かわいいオオイヌノフグリ
畔にも畝にも、
青い花びらが光っています。4/4

 

 

 

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自然農稲作教室 新たな畝づくり&竹取実習 二月

2020年02月28日 | 自然農稲作教室2020年

自然農稲作教室 二月実習

雨天のため延ばしていた実習を

先日の連休に二日間にわけていたしました。

 

まずは、新しい田んぼの畝づくりです。

 

スコップとクワで溝を掘り

畝に土を盛り上げて

150㎝幅の畝を作ります。

まずは一本目です。

 

 

そして、二本目。↑

一本目には草をかぶせています。↓

 

 

均等な高さに作りたいので

土の量を適切に溝から上げてゆきます。

 

 

今回の実習はご都合のつく方のみ

七人の方々と行いました。

おおよそ三時間ほどで三本の畝が完成です。

 

 

自然農一年目の新しい畑です。

「枝豆でいただく大豆を栽培してみたい」との声もあり

麦まきまでの期間の作付けの一つになりそうです。

 

さて、同じメンバーで翌日午前中

竹取実習をすることになりました。

9:00集合で竹林へ。

 

 

朝の清々しい氣とともに

喜びが自然にわいてくるのを感じます。

さぁ、稲木に使う竹を選びましょう。

 

 

高く高く伸びた竹を切り

必要な寸法にカットしてゆきます。

 

 

稲木の足にするものは190㎝にカットしました。

 

 

自然のなかに身を置くと

新鮮な気持ちがあふれてきます。

 

 

共同作業をとおして

山仕事の楽しさを少し味わえたでしょうか。

 

 

細いものは野菜の支柱にぴったり。

枝を払っているところです。↓

 

 

畑で使う支柱を自然のもので作れたら素敵ですね。

 

竹を切り落として残った端などを

花筒や竹踏みにと大切に想う心もすてきです。

 

 

稲をかける太めの長い竹を四本

足に組むものを16本ばかり

みんなで納屋まで歩いて持ち帰りました。

 

 

朝の竹林はほんとうに気持ちが良かったです。

空気も最高に美味しくいのちがよみがえるようでした。

 

竹林は我が家から近くですし

毎年、二月新月の日の恒例にしてもいいですね。

 

ああ~、気持ちよかったです。

清らかなエネルギーを、竹さんありがとう。!

 

 

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自然農稲作教室 言葉を通しての学び 二月

2020年02月18日 | 自然農稲作教室2020年

自然農稲作教室 二月

あいにくの雨降りで実習はお休みしまして

傘をさして田畑の見学をいたしました。

 

二月の実習田は

冬草や昨年ふりまいた稲わらの様子などから

時がめぐり、春が近づいていることを感じました。

 

耕さず18年目をむかえるふかふかの田んぼでは

寒い冬にも 静かないのちの営みを感じます。

お米づくりの準備も 

自然界が自ずから行ってくれていますね。

 

 

少々の雨なんか平気!

実習がしたいです、と元気なみなさんですが

二月の雨の日ですから、風邪をひいてもいけません。

 

今月は山に竹取り & 

畝づくりの続きをする予定でしたので

次回三月の苗床づくりまでに

お天気のよい日を選んで

実習日を作ることにいたしましょう。

 

 

ずいぶん冬草の緑が目立ってきた実習田

 

 

私の畝では麦がゆっくりと育っています。↓

 

 

こちらは畝づくりの途中です。

畑にする予定です。↓

 

 

お米 麦 豆を一反の田畑で(隣同士)

育てることができたらいいなと考えてます。

 

田畑の見学のあとは、お部屋にて

種子のこと いのちのこと」について

感じたことなどを話し合いました。

問題を生きるのではなく、答えを生きることですね。

 

 

さらに自然界生命界の営みに沿った生き方について

みなさんと想いを巡らせてみました。

 

冬は「蓄える」季節ですので

夏のように「発散する」過ごし方は

心身を損ねますよ・・という話の流れから

みなさんに冬の過ごし方や楽しみについて

シェアしていただきました。

 

こたつでまったり

鍋に熱燗

暖かなココアに読書

カニを食べる

味噌づくり

お餅を焼いて醤油味でいただく

山に登り朝日をあびる

お布団のぬくもり

冬の西日のぬくもりに癒される

シンプルで美味しいおやつ作り

などなど💕いいですね。

 

わたしはヒンメリづくり

ダーニングなどの手仕事を楽しむ冬です。

汗ばむほどの農作業はしないように心がけ

身体を動かすのは拭き掃除などの家事で行い

コタちゃん(猫)をお膝に抱っこして

読書やイメージ瞑想をしたり

ゆったり過ごしています。

 

それからみなさんと

「宇宙」からはじまる連想ゲームもしましたよ。♫

ぐるりと一周まわって「情熱」で終わりました。

 

生じ滅しする現象界に生きる私たち人の概念では

とらえ難い絶対的な宇宙

対の絶えた世界である宇宙の大元 

大いなる存在のお話は

自然農に出会われた方々に

ぜひともお伝えできたらと思う

最もたることです。

 

絶対界に立って生きることで

適期的確に喜びとともに

作物を栽培することができると思うからです。

それには相対を超えた境地の体得が必要になりますね。

わたしも目指すところです。

 

そして三月 四月実習の

具体的な学び(予習)もいたしました。

苗床づくり モミまきについてです。

苗床の面積やモミの量なども計算いたしました。

1畝の作付けに対して、籾が1/2合

みなさんは0.4畝の作付けですので、

苗床は、1m×0.8m

種籾は、36㏄ほどです。

 

自然農はいのちの無駄をせず

よくよく見つめれば

人の労働力の無駄もしていません。

地球規模で考えても最高に効率の良い在り方だと

私は思っています。

 

今月は各自の畝も決めていただき(一人0.4畝)

苗床をつくるに相応しい場所も考えることができました。

いよいよ三月からそれぞれの畝で実習が始まります。

わくわく心が弾みますね。

 

ところで、余談ですが

おやつに「なかしましほさんのレシピ」で

バナナとクルミのマフィンをみなさんといただきました。

 

 

すぐに「なかしましほさんのレシピいいよね~」の声が

3~4人の女性から聞こえてきました。

みなさんよくご存知でうれしくなりました。

しほさんのシンプルなヴィーガンおやつ、人気ですね。

 

今月は実習はありませんでしたが

言葉を通しての学びでは

みなさんのお話も聞かせていただき

実に楽しい時間となりました。

ありがとうございました。

 

八木真由美

 

 

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自然農のお米づくり 2020年の稲作教室が始まりました。

2020年01月20日 | 自然農稲作教室2020年

2020年自然農稲作教室

第一回目は1/19(日)でした。

穏やかな天候に恵まれ

畝づくりの作業をいたしました。

 

 

今年からご参加の方々には

実習田をご案内して

耕さず 自然に沿ったお米づくり18年目の

ふかふかとした畝を感じていただきました。 

 

 

冬の草が元気に顔を出していますね。

 

昨年末にふりまいておいた藁をそっとよけると

耕さない田んぼに見られる亡骸の層があらわれます。

亡骸の層は、過去の豊かな営み、

そのいのちの歴史が重なったものです。

それらも実際に手にとってご覧いただきました。

 

 

お米を栽培している実習田の東隣に

休耕田があります。

  

 

こちらはご近所の方の田んぼで、

栽培をやめられて久しく

草刈りが大変なので使ってもらえないだろうか

と打診されていました。

 

耕さず、

草を生えるに任せて三年が経過した田で

自然農実習田のすぐ隣でもあり

「新たな田んぼの畝づくりを経験してみたい」

と言う声も聞いていましたので

今年から取り組ませていただくことにしました。

 

 

持ち主の方が、昨年、草を刈っておられたので

田んぼ全体の姿が一目でわかり

すぐに畝づくりの作業に取り掛かることができます。

 

まずは、ロープを周囲に張り

スコップ幅で溝を掘り、

畔の幅を広げる作業をいたしました。

 

溝を作るのが目的ですが、

同時に畔をしっかりとしたものにしました。

 

東と北は慣行農法の田んぼでもあり

できるだけ自然農田との境界は

しっかりとした畔にしておきたいと思います。

 

 

溝は深すぎず 浅すぎず・・・。

大切な水路となりますし、

畝の通気をよくするためのものでもあります。

 

 

畝づくりは、冬に行うのが理想的です。

 

草の勢いも静かな時期ですし

春から始まるお米づくりにむけて

冬は、

田んぼを整える準備期間でもあります。

 

 

 

スコップで堀り 

溝の底をさらったり整えるにはクワで・・。

 

 

周囲の溝堀が終わると 

中央に一本幅広の溝を作りました。

スコップ二幅分の広さです。

掘った土は 畝にばらまいて砕いておきます。

 

 

刈られた草は 均等に畝に戻す予定ですが

もう少し作業が続くので

次回までこのままにしておくことにいたします。

 

 

北面の畔幅が広がり 

溝も美しく仕上がっています。 

 

こちらは東の畔です。↓

直線で30mくらいでしょうか。

 

 

実習が終わり

南東から眺めてみました。

 

 

こちらは西の稲作実習田との境界の畔です。

夏になったら大豆の種を降ろす場所です。

 

 

次回二月には、さらに南北に四本の溝を作り

細長い六つの畝にする予定です。

 

 

お米を栽培する場合は

やや幅広ですが、このままでOKですね。

麦や野菜を育てる場合には溝を増やして 

もう少し高畝にして排水をはかります。

 

 

今、イメージしているのは畑にして

麦栽培を中心に取り組んでみようかと

思っています。

 

八木真由美

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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